いや、もうこれは本当にですね、何と表現してよいかわからないくらいショックでした。
ということで、今日は自分のドローン歴史の中でも最も暗い思い出について記しておきたいと思います。
2015年もあと少しという12月のある日、いつものように空撮のために自宅からバスに乗って隣の町までやってきました。運賃はたったの8バーツ(約30円)。激安ですね。それはさておき、その町は中心に川が流れており、その川沿いにあるスペースで飛行をしていました。
多少曇っており、風も普段に比べて少しばかり強めという天候状態。飛行中、何度かドローンがホバリング中に風に流されるということはありましたが、1時間ほどで撮影は無事に終了。そろそろ帰ろうと思い、自分の向こう正面200メートルくらいにあるドローンを帰還させるときにそれは起こりました。
ドローンが自分に近づいてきたところで、自分の方を向くようにターンさせました。なぜこの操作をしたのか正直自分でもよく覚えていないのです。ただバッテリーは残量がわずかになっており、警告のシグナルが出ているときでもありました。そしてターンをさせたその直後、付近にあった石柱に乾いた音を立てて衝突。カシャッというプロペラが石に当たる音がした直後、ドローンは真っ逆さまに地面に落下。ガシャという鈍い音がしました。
慌てて近づくとそこには見るも無惨なドローンの姿が。頭の中は真っ白でした。購入してわずか4ヶ月。15万円もした相棒が地面に横になって倒れていました。ドローンに駆け寄り真っ先にカメラをチェックしました。どうやらレンズは割れていないようです。カメラに傷もついていません。恐らくドローンの足が衝撃の衝突から守ってくれたのでしょう。しかし、胴体から伸びる4本のシャフトのうち1本はプロペラの下あたりでひしゃげてしまっていました。プロペラを取り外そうとしても胴体につっかかってしまい、取り外せない始末。どうしようと近くのベンチに座ったままうなだれていました。その他には目立った傷はないものの、こんな姿になってしまってはもう飛行もできない。また新品を買い直しかと途方にくれていました。
曲がってしまったシャフトからなんとかプロペラをはずそうと試みるものの、プロペラの脱着部分も少し歪んでしまっているせいか、どんなに力を入れても取り外しできません。どうしようと何度も頭の中でつぶやきながらただ時間だけが過ぎていきます。はぁ。。。とため息ばかりが出てきます。とりあえず家に帰ろう。傷ついたドローンをバックパックにしまいその場を後にしました。
後編に続きます。
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