今週はインドに来ています。
デリーの空港から目的地まで何もないだだっ広い土地を高速道路で1時間半。
遠くに見える田んぼをただ何となく眺めていてふと頭をよぎった。
「ドローンを”かかし”として使えないか?」
日本の産業用ドローンは以前から農薬散布用として使われてきたりと、農業への応用が考えられてきた。農薬によって害虫被害を防ぐことはもちろん可能だろうが、それでもカラスやその他害獣からの被害は発生する。
そこでドローンの活躍である。イメージとしては、
-田畑の隅に待機用の小屋を用意する
-あらかじめ保護対象となる田畑の場所、面積、ドローンの飛行ルートといった情報をドローンの制御プログラムに設定しておく
-ドローンのセンサーが鳥やキツネなどの動物の動きを感知し自動発進。監視対象エリアを自動飛行する
-ドローンに取り付けられた小型スピーカーからカラスの鳴き声、害獣の嫌がる周波数の音を発しながら飛行して害獣を追っ払う
-センサーから鳥動物類の動きが消えたら、自動で元の待機場所へ戻る。
かかしのように一カ所にじっと留まって害獣が勝手に去っていくのではなく、獲物の動きを自ら察知して能動的に対象物を追い払う。どちらが効果が高いかは一目瞭然だろう。
思いついたアイデアをありのままに書いているだけだが、上記のほとんどがすでに消費者向けドローンでも記載されている機能だけで実現できてしまう。
飛行位置の事前登録。飛行ルートの設定。Home Pointへの自動帰還。
難しいのはセンサーによる自動発進。ただこれも既に他の分野で開発済みの機能との組み合わせだけで実現可能だ。そう遠くない将来、”Kakashi”という名の専用ドローンが誕生するかもしれない。
農業分野における一つのドローン活用のアイデアとして検討すべきだろう。
いろいろと情報を探っていたところBird-X ProHawk UAVという製品を発見。音波を利用して鳥を追い払う機能を装備している。Predator Droneと名付けられているので、まさに本記事のような害獣からの保護に応用可能なドローンであろう。
<Bird-XのURLは以下>
https://www.bird-x.com/prohawk-uav-products-103.php?page_id=64
<Youtubeでの紹介>
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