バンコクの中心部に位置する1985年開業の老舗ショッピングモール:MBKセンター。
家電製品や服、携帯電話やカメラなどのデジタル製品を扱う大型ショッピングモールには、平日休日を問わず多くの観光客が訪れる。
偽モノ商品も多く並べられているのに加え、いろいろな国からの観光客でごった返すその様子から東南アジアのカオス感を感じることのできるスポットでもある。
先日別の用事でここを訪れる機会があったのだが、そのとき目にした光景に驚愕した。
フロアの4F、携帯電話販売店が多く軒を並べるこのフロアの一角に大量のドローンが販売されているのだ。
しかもそれらのドローンはDJIや3DR, Parrotといった有名どころ、メジャーなドローンではない。
下の写真を見てほしい。
見たこともないようなドローンたちが所狭しと並べられているではないか!
多くのドローンは全体的にプラスチッキーで安っぽいのは否めないが、価格を見て納得した。
どのドローンも3,000-5,000THB(日本円にして約10,000-15,000円)で販売されている。
DJIを始めとする有名なコンシューマー向けドローンの多くが日本円で10万円以上するのは当たり前である事実を考えると、この価格は破格である。
そしてほとんどは中国製。(といってもDJIも中国製ですが。)
小型のものから、DJIのPhantomシリーズと同じサイズのドローンまで、大きさも形も多種多様なドローンが並べられている。
その光景を見て、ぼくのこころは踊った。
子供の頃おもちゃ売り場で感じたあのワクワク感、ときめき感だ。
時間を忘れて次から次へと目に映る新鮮なドローンを手にとって眺めた。
店員と話した。
デモ飛行を見せてもらった。
そうこうしているうちにあっという間に1時間が経ってしまった。
そして気づけば新しいドローンを買っていたのだった。
断言しよう。バンコクのMBKセンターはドローニストにとっての宝庫だ。