世界各地で開催されているラリーの世界選手権であるWRC(World Rally Championship)。2016年5月にポルトガルで開催されたイベントの様子が、公式映像パートナーをつとめるDJIから公開されています。
曲がりくねった舗装されていない山道をものすごい砂をまき散らしながらドリフト走行で駆け抜ける参加車を、ときには上空から、時にはわずか数メートルしか離れていないと思われる場所からDJIのドローンが至近空撮。
ドリフトで巻き上げられた粉塵がドローンのカメラを包み込んでしまう場面も。
こうした映像を撮るために従来であればクレーンを予め設置して、そこを通過した瞬間を撮影したり、空からヘリコプターで撮影することしかできなかったでしょう。ですがクレーンの設置には場所と人と費用がかかる上に、カメラの機動力、移動範囲では可動範囲に限界があります。またヘリコプターともなれば莫大な費用がかかる上に、ドローンのように被写体に接近することもできません。
ですがドローンであれば、次にレース車両が通り過ぎる位置まで移動したり、車そのものを追いかけて撮影することも可能です。ヘリコプターと違って被写体に接近して撮影することも可能です。
しかもそれがわずか数十万という機体コストで実現できてしまう。
空撮にかかるコストは圧倒的に下がり、一方でより迫力、機動力のある映像を撮ることができるようになった。
ドローンの裾野が広がるにつれ、これからも様々な領域で新しい視点を届けてくれることでしょう。
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