ドローン先進国として知られるポーランド。世界でも最も早く法的にドローンの使用に規制をかけた国の一つである。
2016年5月までに、およそ2,500のUAV(Unmanned Aerial Vehicle)操縦者の資格がCAA(Civil Aviation Authority)により発行されている。
またおよそ30のトレーニング施設がCAAにより認可されている。
今回はポーランドのドローン規制・法律を以下にまとめる。ソースは主にCivil Aviation Authority(CAA)より。
飛行禁止ゾーン
・空港周辺
まず飛行禁止ゾーンだが、他の国と同様に空港周辺でのドローン飛行は禁じられている。具体的には空港から半径20Km以内のドローン飛行は禁じられている。
以下Source記事からの引用
Poland’s regulations forbid flying drones within a 20-kilometer radius from airports, but drones have been spotted on some previous occasions near Chopin airport.
・飛行は飛行禁止区域外でのみ可能
飛行禁止区域には、空港(民間、軍事ともに)ならびに特定指定地域(制限区域、危険区域、禁止区域)が含まれる。政府や軍事施設、大使館等がここに含まれると思われる。
飛行時ルール
・広い場所で視界の範囲内で飛行すること
・空港周辺での飛行は禁止(上記記載の通り)
・人ごみ上空での飛行は禁止
・市街地、または建物の上空は飛行禁止
・道路の上空は飛行禁止
・ポーランド航空法ではドローン含む他の物体から航空機に対してレーザー光線や光を照射することは航空安全上の理由から禁止されている。そのためこれに該当するような行為は違法と見なされるだろう。
・離陸時の機体の重量が25kg未満であること
資格/証明/書類の必要性
・趣味・スポーツ以外の目的での飛行に際しては、操縦者資格または安全に飛行できることを証明できる書類(航空医学の資格や飛行に際しての保険)が必要。
・商用目的での写真、動画の撮影に際してはCAA発行の許可証が必要。許可証発行には理論および実学の試験をパスする必要がある。
・首都ワルシャワの中心部での飛行に際しては、Government Protection Bureau(BOR)の承諾が必要。詳細情報はBORのwebsiteにて提供されている。
ペナルティ
上記のルールに違反した場合のペナルティとして、
・罰金(金額不明)
・自由の制限(何らかの政治的、経済的制限が課せられるものと思われる)
・5年以下の懲役
といった点が挙げられている。
以上はぼくが調べた範囲内の情報を記載したものです。その他の法律・規制についてもわかり次第この記事を更新していきます。
尚、各国の法律・規制は随時更新されていくので、実際に当該国でドローンを飛ばす際は各自にて現地の最新情報を取得していただくようお願いします。
<Source>
http://www.ulc.gov.pl/en/270-english/current-information/3806-safe-sky-regulations-on-flying-drones-in-poland
http://cebudailynews.inquirer.net/95604/drones-disrupt-operations-at-dubai-warsaw-airports
http://www.ulc.gov.pl/en/247-aktualnosci/3968-safety-use-of-drones-in-the-civil-airspace
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