今回はアメリカのドローンに関するネタを紹介します。
ドローンは最近になって急激に一般社会へ浸透するようになりましたが、同時に事故や事件が増えつつあるのも事実。
そんなアクシデントがいつどこで起きたのかがわかるドローンアクシデントマップがアメリカ国内用にインターネット上で公開されています。
以下の写真がそのwebsiteのスクリーンショットです。
どういうサイトなの?
アメリカ国内で発生したUAV(Unmanned Aerial Vehicle)のアクシデントが一覧表示され、かつどこで発生したかが地図上でわかるようになっています。
一覧表示の情報は、アクシデントの発生日、操縦者(!!)、UAVのタイプ(ホビー用ドローンだけでなく軍事用のドローンも対象です。)、詳細が表示され、それぞれでソートもできるようになっています。
実際に見てみると、2013年あたりから一般消費者用のドローンの墜落が急激に増加しているのがわかります。2013年といえばDJI Phantom(Phantom1)が市場に出た年です。
1も2もそこそこの数の墜落や事故を起こしている様子が見て取れます。
(また軍事用ドローンも意外と墜落してるんだなぁというのは新しい事実でした。)
そしてドローンを一般社会に悪い意味で広めることにもなってしまった、あのホワイトハウスへの墜落もしっかり記録されています。(上の添付写真がまさにそれ。)
対象地域は?
対象地域はアメリカ国内のみで発生したドローンのアクシデントが対象です。
当然言語も英語のみ。ただ地図でビジュアル的に表示するサイトなので、英語であっても十分楽しめるサイトです。
こういう情報ってどういう地域でどういう種類の事件・事故が起きたのかを統計的に分析して、改善策を検討するのにすごい役立つと思うんですよね。
重要施設の比較的近辺で事故が発生したことがあれば、周辺での飛行を禁じるように規制を敷いたり、現状の規制を強める(警備増強など)といったことにもつなげられそうです。
データベース化して、かつそれをこのマップのように可視化することでみんながアクセスできる共有財産にもなるところも素晴らしいですね。
事故のデータであるだけにドローン保険などの周辺ビジネスにも活用できそうな気がします。
日本もドローンの事故が増えて来ていますから、こういった取り組みは今後出てくるかもしれませんね。
URLは下記に貼付けてありますので興味がある方はぜひのぞいてみてください。
<Source>
http://rochester.nydatabases.com/map/domestic-drone-accidents
コメントを残す