次世代交通となり得るか? 大量旅客輸送インフラとしてのドローン

うーん。正直微妙だなと思ったんですが、ジャイアントドローンというコンセプトは新しくはあるので一応ご紹介。

 

ジャイアントドローン 次世代交通システムと名付けられたこの動画、その名の通り超巨大ドローンが人を運ぶことのできる交通システムの提案です。

 

ちょっと見た目は宇宙船チックですね。

 

ただしドローンって書いてあるのに空を飛ぶ訳ではないんです。

地上に建設されたモノレールのようなレールの上をドローンから伸びたパイプが伝わってレールの上をドローンが走行するというイメージ。

わざわざパイプをレールに走らせているのは飛行の安定化を狙ったものなのか、制御を容易にするためなのか目的はよくわかりません。。

超巨大ドローンの機体の中は広々としていて飛行機や電車よりも格段に快適そう。
でもこのアイデアちょっともったいないというか、空を飛べるという利点がドローンにはあるのにわざわざこういうレールを敷いてしかもそのレールとドローンが太いワイヤーで繋がれてるのつくりますかね?

 

動画のコメントにもありますが、今ハイパーループという超高速旅客運送システム構想もアメリカではあり、2018年には実際の旅客輸送も計画されています。
どうせドローンを使って作るなら大量に人や貨物を輸送できるだけの機体をつくって飛行機よりもより気軽に飛びたてる仕組みの方がいいかなと。

 

ハイパーループについては下記の動画がオススメです。(英語動画)

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DJIの新ドローンWind1は雨風の中でも飛行可能に!

2016年8月21日、DJIは新しいドローンWInd1を発表しました。

 

Phantom4の発売からわずか4ヶ月後の出来事。

ついにPhantomシリーズとInspire 1の消費者向けドローンに新しいラインナップが追加される。

ぼくがこのニュースを海外のサイトで初めて目にしたときには、今度はいったいどんな新しいユーザ体験を与えてくれるものだろうか期待に胸が膨らみました。

そして記事を読み進めていくうちにこの新しいドローンは今までとは違った価値をぼくたちの社会に与えてくれるだろうということに気がついたのです。

 

一番のセールスポイントは?

Wind1が今までどのメーカーから販売されているドローンとも決定的に異なる点、それは雨風などの悪天候の中でも飛行ができるという点です。

そして海外のニュース記事によると、そもそもこのWInd1は、PhantomやInspire1がプロ/アマチュア問わず空撮や映画撮影用途向けの製品であるのに対して、産業利用やセキュリティ目的をターゲットとして開発されたドローンとのこと。

なるほど。確かにこうした目的のためにドローンを欲しているユーザにしてみれば、天候条件問わずに飛ばすことのできるドローンは待望の製品であったと言えるでしょう。

なぜならば、産業利用での場合、天候が悪いためにドローンを利用できないということは、機会損失や業務不履行に直結してしまうからです。

セキュリティ目的での利用を例に挙げると、本来は天候の良し悪しに関係なく監視という業務を遂行しなければならないにもかかわらず、雨のために本来想定していたドローンでの監視ができないということであれば、その監視業務自体がストップしてしまうことを意味します。

また、この悪天候下での飛行という利点は大雨や洪水時の被害状況を確認するときにも十分なアドバンテージとなるでしょう。

今まではヘリコプターを飛ばして被害地の状況を確認しなければいけなかったような状況でも、より小回りの利くドローン一つで確認可能になります。

もちろん、ここに挙げた産業用とでの利用のみならず、この悪天候下での耐用性というのは先に述べた空撮や映画撮影にも十分な威力を発揮することは間違いありません。

雨や風の下で撮影された空撮映像はまた違った視点を与えてくれるはずです。

 

ベースはDJI Matrice

Wind1のベースとなっているのは同じDJI社の製品であるプロフェッショナル向けドローンMatrice。

ゼロベースで開発されたまったく新しいドローンというよりかは、Matriceを雨風の悪天候の中でも飛行可能なようにモディファイしたドローンという方が正しいでしょう。

以下がWind1の上からの写真です。確かにMatrice100に少し外観が似ていますね。機体が白く塗装されているのでInspire1を想起させるデザインでもあります。アームはInspire1にも使用されているカーボン性です。

DJI-Wind-1-696x578 2.jpg

 

そして肝心の風速に対する飛行性能ですが、最大Force6(秒速にして10.8–13.8 m/s、時速換算で約38–49 km/hなので少しゆっくり走っている車と同じくらいです)の下での飛行が可能とありますので、かなり強い風の下でも飛ぶことができるということがわかります。(ちなみにPhantomシリーズは風速6m/s以下での飛行が推奨されています。)

機体重量は4040gから4225gと少し重めな機体でありながら、2つのバッテリーを搭載可能なことにより、最長飛行時間は31分と一般的な消費者向けドローンよりかは長く飛行が可能となっています。

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スペックの詳細

 

搭載カメラ

そして搭載されるカメラは同じく先日発表されたばかりのズームが可能なドローン用カメラZenmuse Z3とのこと。

産業利用が主なターゲットということであればこの点は納得です。もちろんカメラは取り外しが可能なので、用途に応じて赤外線カメラを搭載することも可能となっています。

※Zenmuse Z3に関しては過去記事”DJI社のドローンでズームが可能に! DJI Zenmuse Z3をリリース“を参照ください。

紹介動画

残念ながらこの記事を執筆している時点でDJI公式の製品紹介動画はまだ発表されていないようです。

実際に悪天候の下で飛行しているシーンを確かめたかったのですが、現在のところ一部のファンによって作られた動画がYoutubeにアップされているに過ぎません。下記に一例を掲載しています。

 

気になる価格ですが、9,950ユーロ(日本円にして120万円以上)と産業利用をターゲットにしているだけあってかなり高額。

主な顧客は企業等の法人やプロフェッショナルとなることでしょう。

 

発売日や販売対象の国、地域については言及されていない他、Wind1自体がDJIの公式Websiteにも掲載されていないため、詳細情報は徐々に明らかになってくると思われます。

 

<Source>
http://www.dronewatch.nl/2016/08/20/nieuwe-wind-1-drone-van-dji-kan-overweg-met-harde-wind-en-regen/

DJI Wind 1

スペイン警察 ドローンでビーチを警備

警察、ドローンと聞くとドローンの取り締まりを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

ところがスペインの場合、警察がビーチでの警備目的でドローンを使用し始めています。

スペインの地中海に面したリゾート都市であるベニドルムでは、海で溺れかかっている人や故障などのトラブルにあっている船を検知する目的で2016年7月よりカメラを搭載したドローンを使用し始めています。

 

spain police drone 2.jpg
写真は下記Sourceからの転載

 

地元の警察によると、ドローンを使用する目的は主に二つ。

一つにはトラブルを未然に防ぐための監視として一日4回の飛行、そしてもう一つは実際に問題とおぼしき事象が発見された場合の確認手段としてドローンを飛行しています。

ベニドルム市ではドローン訓練を受けた4人の警察官がドローンを使用したパトロールに携わっているとのこと。

2016年の上半期スペインを訪れる観光客の数は、中東やトルコといった他の地中海沿いの観光地がテロの標的となる懸念を反映して前年同期比で12%も増加。

スペインの他都市でもドローンを安全確保の目的で使用し始めているとのこと。

 

ベニドルム市では実際に海に浮かぶライフジャケットを発見した際に、すぐにドローンによる偵察を開始。結果は付近の入り江で泳いでいる観光客のものが流れて来ただけで事故ではなかったものの、こうした偵察にドローンは有効であるとコメントしています。

 

 

リゾート地を始めとして、海では事故や事件が発生するのは事実。未然に防ぐためにもドローンの活用はどんどん進んでいくのかもしれません。

 

<Source>
http://www.voanews.com/a/spanish-police-try-out-drones-to-patrol-beaches/3472615.html

画像

時代の先端を行くファッション業界にもドローンが進出! ロンドンのメンズファッションデザイナーCraig Green氏の2016秋冬コレクションは全編ドローン撮影

まずは下の写真をご覧ください。

drone fashion1.png

drone fashion2.png

何やらアーティスティックで未来的な服装に身を包んだ男女が、まるで宇宙船から不時着したかのように寄り添って横たわっています。

そして写真の視点は真上から。

そう。この写真もドローンで撮影されたものなのです。

 

実はこれらの写真はロンドンをベースに活動するメンズファッションデザイナーのCraig Green氏の2016年秋冬コレクションのもの。

全編ドローンで撮影されたというこの試みはファッション業界初の試み。

Craig氏によると、「既存の物事に対する新しい表現方法を考えていたときにドローンで撮影することを思いついた」とのこと。

Drone fashion3.png

空撮のみならず農業における農薬の散布、建設業界における工事進捗の確認、インフラ点検と多くの産業、業種で利用され始めているドローン。

このブログでもドローンとアートの融合など様々なドローンの活用事例を紹介していますが、ファッション業界にもドローンが活用されることでこのような新しい表現方法が今後ますます開拓されることが期待できますね。

 

Craig Green氏のInstagramはこちら⬇
https://www.instagram.com/craig_green_uk/?hl=en

以下のような数々の美しいファッションの写真が投稿されています。

craig green.jpg

 

<注>本記事内の写真はすべてCraig Green氏のInstagramからの転載

DJI Phantom カリブレーション(Calibration)するタイミングのおさらい

ドローンを飛ばす前に必要となるカリブレーション。

DJI Phantomシリーズであれば機体を手に持ってグルリと1回転。そんでもって今度は機体を90度傾けてもう一度グルリと1回転。

というように俗に言うPhantomダンスが必要になるわけです。

これ結構人が見る前でやるのは意外と恥ずかしかったりします。あと目も回りますしね。

 

さて今回はこのカリブレーション、いったいいつ行うべきなのか、その原則を共有したいと思います。

1. はじめて飛ばす場所かどうか

最初の判断基準となるのはみなさんが今ドローンを飛ばそうとしている場所がはじめて飛ばす場所であるかどうかです。

Yesであればカリブレーションは必要です。

Noである場合は次の判断基準に従います。

 

2. 前回飛ばしたときから別の場所で飛行を行っているかどうか

もしみなさんがドローンを飛ばそうとしている場所が以前にも飛ばしたことのある場所である場合、前回の飛行時から別の場所での飛行を行っているかどうかが判断基準となります。

Yes、つまりその間別の場所で飛ばしたということであれば、再度カリブレーションが必要です。これはドローンに記憶されたGPSに基づく位置情報が別の場所を飛行したことによって変更されているためです。

そのため、以前にも飛ばした場所であっても再度カリブレーションを行う必要があります。

 

同じ場所で飛ばしていてバッテリーを交換するだけであれば再度のカリブレーションは不要

上記の原則に従うと、同じ場所でドローンを飛ばしていて途中でバッテリーを交換するだけであれば、バッテリー交換後のカリブレーションは不要ということがお分かりいただけると思います。
ドローンはすでにGPSにより今どこにいるかを知っているからです。

 

 

注:この記事の中の”場所”という言葉は同じ”離陸地点”を指します。広いエリアという意味での場所ではないのでご注意ください。
同じエリア内で連続して飛行を行う場合、離陸地点が直近の離陸地点と離れている場合は、たとえバッテリー交換しただけであってもカリブレーションすることが望ましいです。

 

同じことを語っている人が下にもいるので是非ご覧ください。この人の動画はコミカルで面白いですよ。

Phantom3への異常な愛情 または私は如何にしてPhantom4を購入するのをやめてPhantom3を愛するようになったか

ぼくが最初のドローンであるDJI Phantom3を買ったのは2015年の8月。それ以来ずっとこのドローンを使い続けています。

途中Phantom4がリリースされ、若干心が揺れ動いたものの今の時点でPhantom4は自分には不要と結論づけて、以来3一筋です。

 

なぜか?

今日はPhantom3からPhantom4になって変わった新しい機能にフォーカスしながらなぜぼくがPhantom3を使い続けるのかを論じてみたいと思います。

 

 

伸びた飛行時間はバッテリーの買い替えを考えると大した魅力ではない

Phantom4の飛行時間は3から3分伸びて25分から28分になりました。

これを初めて聞いたときは良いじゃん!と思ったものですが、その喜びは束の間でした。

何せ、バッテリーのサイズが3とは異なるというのです。つまり買い替え必要です。

1個15000円近くするバッテリーをせっかくPhantom3用に買いそろえたのに、またPhantom4用に買う必要あるんですか??

Phantom4のこの事実を知ったときはちょっとプリンターとインクジェットのビジネスモデルを想像しました。

 

28分飛べるとはいってもMaxこの時間飛べるわけではないですからね。当然バッテリー残量が少なくなって来た時点で危険回避のため着陸させるのはドローンパイロットであれば当然知っていることでしょう。

さて3分という時間。空撮という観点から何ができるかと考えると、1ショット撮影するにギリギリの時間です。

ここでぼくが言う1ショットというのはある地点から撮影地点までドローンを移動させ、狙った映像を撮影して、戻るという作業を意味します。もちろんこの3分の間にどこに移動させようかなど考えている時間はないので、あらかじめ撮影するポイント、ルートが頭にすべて入っていることが前提です。

この3分伸びた飛行時間のために、機体を買い替えてバッテリーも揃え直してという価値があるか?

自分の答えはNoでした。

 

伸びた飛行距離。でもそんなに長距離飛ばすことは滅多にない

そうそう。飛行距離も伸びたみたいですね。DJIの公式サイトによると5Kmのレンジまではコントロール可能とあります。

でも5Kmも離れたところから空撮するとか、そもそもそこまで遠くまで飛ばすことって滅多にないですよね。

これも自分には必須ではないです。2-3Kmあれば十分です。

 

衝突回避機能は腕のあるパイロットには不要

ぼくが自分のことを腕のあるパイロットだといっているのではありません。ただ常にそうありたいと思っているに過ぎません。。

ただこれ本当のことだと思うんです。

熟練したパイロットであればそもそも衝突のリスクをできるだけ避けるためのコース取りをまずじっくりと考えますし、仮に障害物が近くにあったとしてもそれを回避できるだけの操縦技術がなければ腕のいいパイロットとはいえません。

衝突回避機能はPhantom4の目玉中の目玉機能ですが、衝突回避機能って最後の手段的な色合いが強いと思うんですよね。いわゆるセーフティネット。

衝突しないように注意して操縦していたんだけどちょっとミスって障害物に接近しすぎたとか。

そんなときに発動してくれて衝突を避けてくれる機能。

あって困る機能ではありませんが、これが付くことで値段が上がるのであれば無いモデルで十分というのがぼくの考え。

 

衝突回避は初めてドローンを購入する人のハートをぐっとわしづかみにするのは間違いありません。

だれしも衝突・墜落を恐れるものですから。ましてやはじめてドローンを飛ばすとなればなおさらです。Phantom4がこれだけ売れて、それによってドローンが一般社会に浸透し始めたのもこの衝突回避機能による部分が大きいということも感じています。

 

以上、大きく3つの理由を取り上げてみましたが、うーん・・・

結局Phantom3が出来すぎたモデルということですね。

 

ぼくとPhantom3の付き合いは今後も長く続きそうです。

 

動画

アメリカFAA(連邦航空局)の作成したドローンのガイダンスビデオがコミカルで秀逸なので紹介

今回は海外の動画のご紹介です。

アメリカ連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)が作成したドローンの使用についてのガイダンス動画がコミカルで面白かったので共有したいと思います。

作成は2014年年末。クリスマスシーズンということもあり、ドローンをクリスマスプレゼントとして受け取った人も多かったのではと推測。

この時期はまだ米国内にも今のようなドローンの法整備がそこまで進んでいなかった時代。

ドローンの裾野が広がるにつれこうした啓蒙活動も重要だと認識させられる作品でした。

 

動画

スキーレース中にドローンが落下!!??

イタリアで行われていたアルペンスキーの競技会で競技を空撮していたテレビ局のドローンが滑降中の選手のすぐそばに墜落するという事件が発生しました。

YoutubeにそのときのTV中継がアップされていたので紹介します。

動画再生してすぐ10秒目くらいのところ、激しいワインディングをすり抜けるスキーヤーのわずか数10センチくらい離れたところに巨大ドローンが墜落します。

寒冷地のためにバッテリーが不調になったのでしょうか。。いずれにしても恐ろしい事件です。

大惨事にならなくて本当に良かったですね。

 

こんなときは飛行を控えよう。風速計がなくてもドローンを飛ばすのをやめるべき風の強さを計るたった2つの目安

現在市販されているDJIのPhantomや3DR Soloなどの高性能ドローンにはGPSが搭載されており、これにより多少の風が吹いていても安定した飛行を実現することができます。

しかしながらいくらGPSがあるからといってどんな強風の中でも安定して飛べるというものではありません。

風速計を持っている人であれば飛行前に計測することができますが、そうでない場合はどうやって飛ばしても大丈夫な風の強さを知ることができるのか。

今日はドローンを飛ばすのを控えるべき風の強さを計る方法を紹介したいと思います。

1. 旗が横にはためくような風

まずは離陸前の簡易チェック方法です。

近くに旗がある場合、横に音をバタバタさせながらはためいている場合は飛ばすのは控えた方がよいです。仮に離陸したとしても2に記載するようにドローンが空中でその位置に留まろうとしてプロペラのある機体上部が傾いた状態にな可能性が高いです。(詳細は2を参照のこと) 風速5-6m/s近くは出ていると思います。ちなみにDJI Phantom2時代に推奨されていたのが風速6m/sでした。

さて、実際に旗が近くにあればよいですがそう毎回都合がいいとも限りません。そんなときはハンカチのような布を手に持って旗の代わりにすることができます。

旗と同じ要領でハンカチを人差し指と親指でつまみ、横にパタパタとはためくようであれば飛行は控えたほうが良いでしょう。

2. ドローンが横に傾いている

次に離陸した後の確認方法です。

離陸したらまずはゆっくりとその場で上昇させましょう。その時ドローンを前後左右に動かしてはいけません。

あくまで離陸した位置を保ったままゆっくりと上昇させるのです。

その時にドローンの機体を観察してください。横に傾いているようであれば要注意です。そうちょうどこんな感じで。

なぜか。

これはドローンが風の力に抵抗してGPSで特定した位置を保とうとして機体を傾けているのです。ドローンを前後左右に動かすとき機体が傾きますよね。あの動きと同じです。つまり機体を傾けて動かなければならないほど風の力が強いということなのです。

この状態でドローンをまっすぐ前進させようとしても機体は傾いたままになり、まっすぐ前進しているつもりでも、少しずつ機体が流されます。舵をとられるのも感じるでしょう。

マニュアルモードに切り替えようものならドローンは一気に風に流されるでしょう。飛行の難易度はグンと増します。

ということで機体が斜めに傾いているのを観察した日は飛行を控えるのがよいでしょう。

繰り返しますがカメラが傾いているかどうかを見るのではありません。機体が傾いていないかどうかをみるのです。カメラはジンバルのおかげで多少の風の中では傾きません。機体の傾きはモニターばかり見ていても何もわかりません。
いかがでしたでしょうか。

1のハンカチ法はお手軽にできるので飛行前の確認としておすすめです。ハンカチであれば場所を取りませんし、ドローンを持ち運ぶバックパックの中に忍ばせておくのが良いでしょう。

ぜひお試しください。
ここまで読んでくれた方のためにおまけとして動画を紹介します。

強い風の中でDJI Phantom2がどれくらい飛べるかどうかを実験した男の動画です。

以下の関連記事も合わせて参照ください。

 

<関連記事>
ドローンは風洞実験でどこまで耐えられるか?Phantom4の風耐性を見よ!

【海外ドローン規制】大国ロシア

アジアユーラシア大陸の広大な領土を有する大国ロシア。

ビザの制限や自由旅行の制限から日本人観光客にはそれほど馴染みがない国ですが、今回はロシアのドローン法規制事情を紹介します。

 

規制の概要

2015年12月に承認された改正航空法によりドローンをはじめとするUAVも規制の対象となり2016年3月から施行されます。

それでは以下詳細を見ていきましょう。

 

・すべての250gを越えるドローンを所有する者は所有する機体をFederal Air Transport Agencyに登録する義務がある。

->登録料は5$ほどです。なお登録に際しては機体が製造された国、メーカー、機体のモデル、シリアルナンバー、モーターの出力といった細かい要件まで必要になります。

また250gというこの対象にはラジコン飛行機や子供のおもちゃも含まれるというから驚きです。

ロシア航空当局の理由としてはたとえ小さい機体であってもテロ行為に使用される危険性を孕んでおり、その観点からすべての機体情報が登録されるべきであるとしています。このあたりは軍事的な理由やテロ行為に対するセンシティビティの高さが伺えます。

・ドローンを飛行する場合はパイロットの他に専任の飛行監督者(飛行中のドローンの動きを監視するサポートスタッフ)を付帯する必要がある。

->つまり最低2人揃ってはじめて飛行ができるということですね。このあたりはかなり厳しい条件と言えるでしょう。


・飛行前には事前にフライトプランを対象地域の空域を管轄する当局に提出し承認を得る必要がある。ドローン操縦者ならびに飛行サポートスタッフはそのプランに準じて飛行する必要がある。

->事前に計画を提出しその計画通りにしか飛ばせないというのが何だかロシア国内旅行と似ていますね。

・すべてのドローン操縦士はリモート操縦のライセンスを有する必要がある。

 

さて、今回は他の国の規制紹介と異なり飛行高度や飛行禁止区域、視界内での飛行に関する英語の情報が見つかりませんでした。そのため今のところは上記のみの紹介となっていますが、他国同様にこうした内容の規制もすでに施行されている可能性がありますので、他国の規制に沿って飛行を行うことが望ましいと言えるでしょう。

アップデートが入り次第、この記事を更新するなどしてブログで紹介していきますので、ロシアの規制事情に興味のある方は、ブックマークやお気に入り登録をよろしくお願いします。

ブログの更新は下記の通りFEEDYでも確認いただけます。

ブログの更新をFEEDYで確認できます

 

<Source>
https://uavsystemsinternational.com/drone-laws-by-country/russia-drone-laws/

https://www.rt.com/politics/327536-russian-introduces-obligatory-registration-of/

http://www.popsci.com/russias-new-drone-rules-look-lot-like-americas

http://www.uasvision.com/2016/03/31/russia-introduces-new-rules-of-drone-registration/

【海外ドローン規制】情熱の国スペイン

天才建築家アントニオガウディによるサグラダファミリア教会、パエリアやタパスといった数々の美食文化、そして官能的で躍動感溢れるフラメンコ。様々な文化に代表される情熱の国スペイン。

ヨーロッパの中でも有数の観光立国でもあります。

今回は前回のイタリアに続いてラテン国家、情熱の国スペインのドローン法規制について紹介します。

 

スペインのドローン法規制

最初にスペイン特有の法規制について言及する必要があります。スペイン国内のドローンはThe Real Federación Aeronautica de España(通称RFAE)によって規制されています。これはスペインではUAV/ドローンが”model aircrafts”に分類されているためです。(日本語だとラジコンが適切な訳になるのでしょうか。)

ですがこれに加えて各自治州によって別途規制が設けられている場合があります。そしてそれらは場合によっては現地語つまりスペイン語を始めとする各州の言語で記述されており、英語での情報がないケースが存在するということです。

このことからスペイン国内でドローンを飛行させる場合は国内共通のルールに加えて各自治州の規制も確認が必要です。これは実際に現地の専門業者等を使うか、事前に大使館に問い合わせるなどして調べるのが最も効率が良いと思われます。

今回はスペイン国内共通の規制についてまとめています。ただし、それでもスペインのドローン規制は(英語で得られる)情報が少ないため、下記は色々なソースを元にまとめたものです。

それでは具体的な内容を見ていきましょう。

 

・25Kg以上150Kg以下のドローンの飛行には資格/ライセンスを有している必要がある。
->この資格はスペイン国内で取得したものでなければならないのか、もしくは他国で取得したライセンスでもよいのかは現在のところ情報が見つかっていません。各国異なるドローン法規制を行っている事情とスペインのドローン規制の厳しさを鑑みるに、スペイン国内で取得したライセンスのみ認められるという可能性が高いとぼくは考えています。

・地上からの高度120メートル以内で飛行すること

・視界範囲内かつ最大で操縦者から100メートル以内で飛行すること

・建物の付近、都市部上空での飛行は禁止

・人の多く訪れるビーチ
->一般的な観光地のビーチは禁止と考えてよいでしょう。

・コンサート会場、公園、道路上空、スポーツ競技場などの施設は飛行禁止

・空港から半径15Km以内は飛行禁止。準じて空中で他の飛行物と接触の可能性のあるエリアでの飛行も禁止(例えばヘリポート、パラグライダー、パラシュートが行われているエリアでは飛行禁止)

・日中のみ飛行可能(強風などの悪天候化では飛行禁止)

 

特筆すべきはペナルティ金額の異常な高さ

上記規制に加えて特筆すべきは違反時のペナルティです。

下記ソース”http://www.euroweeklynews.com/”によると、仮に違反が見つかった場合、違反した場所にもよるものの、300ユーロから最大225,000ユーロ(!!)もの罰金が課されるとのことです。(日本円で最大約2500万円!)

加えてドローンはほとんどの場合警察に没収されてしまうという厳しさ。

同じeuroweeklynewsによると2016年1月の時点で、罰金を伴う24の違反事例が報告されているとのこと。

上記の規制とペナルティを考えると、スペイン国内はほぼドローン飛行を禁止していると言っても過言ではないほどの厳しさです。

郊外の十分に広い敷地や大自然の中であれば問題ないとは思われますが十分すぎるほどの注意が必要でしょう。(ちなみに国立公園内の飛行に言及している情報は見つかっていませんが何らかの規制が敷かれている可能性が非常に高いと思われます。)

 

いかがでしたでしょうか。

海外に行くとなると旅行気分も手伝ってドローンを飛ばしてみたいと思うものの、こと今回のスペインに関してはだいぶ厳しい状況であることがお分かりいただけたかと思います。

もしスペインでドローンを飛ばしたいという方は、事前の情報収集と現地での最終確認をくれぐれも怠らないようにしたいものですね。

 

<Source>

http://aeromodelismo.rfae.es/(スペイン語のみ)
http://www.euroweeklynews.com/3.0.15/news/on-euro-weekly-news/spain-news-in-english/136466-flying-of-drones-could-be-fined-in-urban-areas-of-spain

How to Legally Fly Your Drone in Gran Canaria and Prevent Losing a Fortune

http://www.theregister.co.uk/2014/05/07/spain_drones/
http://www.twobirds.com/en/news/articles/2014/spain/spain-temporary-regulations-on-commercial-use-of-drones-approved

仮装ドローンコンテスト

はたから見たら何を?と思われることを真剣に考えて実行する人がいるから世界は面白くなる。

ということで今回は世界各地で行われたドローンの仮装ををご紹介。

一般的には見慣れない姿のドローンをお楽しみください。

 

1. フライングツールボックス(44秒目あたり)

2. 七面鳥ドローン

3. ネコドローン

4. ネズミドローン

5. ダチョウドローン

 

 

危機一髪!! ドローンが海に墜落する直前でダイビングキャッチ!!

またまたYoutubeに面白いドローン動画が投稿されていました。

この男性、海岸でドローンを飛ばしていたのはいいものの、途中でバッテリーがほとんどないことに気がつきます。

時はすでに遅し。バッテリー残量がクリティカルレベルに達したドローンはフェイルセーフを発動しそのまま目下の海を目指してゆっくりと自動着陸を始めます。

 

これに気づいた男性。

ドローンを何とか救おうと猛ダッシュを始めます。

距離にして500メートル以上はあるでしょうか。

ドローンの着陸地点目指してとにかく一目散にビーチを駆け抜けます。

はたしてドローんを救うことはできたのでしょうか?

ローマの歴史的建造物コロッセオでドローン空撮をしていたフランス人観光客逮捕。罰金はなんと1700万円!?

イタリアはローマにあるコロッセオと言えばイタリアを代表するといっても過言ではないほど有名な歴史的建造物。世界中から観光客が集まる観光名所でもあります。

 

そんなコロッセオをドローンで空撮していたフランス人観光客が現地の法規制に違反したとしてイタリア警察当局に逮捕されるという事件が発生しました。

イタリアでは大勢の人が集まる場所(当然コロッセオなどの観光名所も含む)では事前の許可なしにドローンを飛ばすことは禁じられています。

今回、このフランス人観光客が違反したのはこの人混み上空での飛行に加え、あまりにも高い高度で飛行した点、遠くまで飛ばしすぎた点が追求されています。

イタリアがドローン規制で厳しいのは前回の記事“【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア”でもご紹介した通りですが、驚くべきはその罰金の金額。

何と現地の法令によると最大170,000米ドル(日本円にしておよそ1,700万円!)にも上る可能性があるというのです。

あくまで法が定める範囲内での最大の金額ですので当然ながら事情聴取の内容や細かな違反内容が判明によって金額は変動するのでしょうが、それにしてもこの最大金額は恐ろしいほど高額な金額です。

加えてこの観光客のドローンは現地警察によって逮捕された直後に没収されてしまったとのことですから代償はかなり大きいものです。

 

イタリアの航空安全当局 ENAC(Italian Civil Aviation Authority)のスポークスマンによると、観光客がドローン飛行で逮捕されることは珍しくないとのこと。

海外でのドローン飛行にはくれぐれも注意する必要があるという一つの教訓とも言えるかもしれません。

 

<Source>
http://www.news.com.au/travel/travel-updates/tourist-faces-fine-of-up-to-170000-for-flying-camera-drone-over-colosseum/news-story/0230b05ae9c878fb82fe5f7dce816169

Man Arrested for Flying Drone Over Colosseum, Could Face $100K+ Fine

【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア

水の都ヴェネチア、芸術の都フィレンツェ、ローマのコロッセオなど世界遺産を始め数多くの観光名所を有する美しき国イタリア。

世界遺産の登録数では世界一を誇る観光大国でもあります。

これだけ魅力が詰まった国ですから海外旅行の際にドローンを持っていって飛ばしてみたい!と思われる方も多いでしょう。

今日はそんなイタリアのドローン法規制についてご紹介します。

陽気なイタリア人のイメージとは裏腹にドローンに関してはかなり厳しいようです。

 

イタリアのUAV/ドローン法規制

イタリアでは2013年にUAV(無人航空機)に関わる初の規制が施行されて以降、都度改訂が行われています。当然ドローンの飛行もこの中に含まれます。

それでは以下実際の規制の詳細を見ていきましょう。

 

・すべてのUAV/ドローン操縦者はUAV操縦のための資格を有する必要がある
->注意しないといけないのは、この資格はイタリアの航空管轄当局であるENACの認可したトレーニングセンターで発行されたものである必要があるということです。

・地上から150メートルを越えての飛行は禁止

・水平方向に500メートルを越えての飛行は禁止

->原則目視範囲内での飛行が認められています。他の国と異なるのは、目視範囲内を具体的な数値で示しているところです。そしてこの距離を越える飛行に関しては、万が一の衝突に備えるための手順とシステムが必要とされ、かつそれらとともにENACからの事前許可取得が必要です。

・人混み上空、集会上空、鉄道/高速道路上空、国立公園、都市部、インフラ施設、工場は飛行禁止
->ほとんどの観光地は人混み上空と見なされる可能性が高いため実質的には飛行不可能と言えるでしょう。

・ドローンとのコンタクトを失った場合は直ちに飛行を禁止させること。

・空港から半径5km以内は飛行禁止

・飛行は日中に限り可能

・機体総重量は25kg以下に限る。25kgを越える場合は別途ENACからの許可ならびにUAV/ドローンの機体登録が義務付けられる。

・ドローンに危険物質を搭載しての飛行は禁止

・人や建物から50m離れた状態で飛行すること

・ドローンの飛行に適用可能保険に加入していること
いかがでしたでしょうか。

特に資格を有している必要がある点(イタリア国内で取得する必要あり)と保険に加入していないといけない点は一般外国人が越えるにはハードルの高い条件と言えます。現状日本国内で提供されているドローン保険は日本国内でのみ適用対象となるためです。

保険は現地イタリアで加入する必要がありますが、果たして旅行者に適した短期プランがあるかどうかは不明です。個人的にあまり期待はできません。

 

イタリアはぼくが個人的に最も好きな国の一つであり、いつかドローンを飛ばしてみたいと常日頃思っている国の一つでもあります。

ですが上記の規制を見る限り、現状は旅行者としてドローンを飛ばすのは現実的ではなさそうです。

 

今後の動向に注目していきたいものです。

 

<Source>
ENAC(Italian Civil Aviation Authorization) Regulations

http://www.enac.gov.it/Servizio/Info_in_English/Courtesy_translations/info-1220929004.html