イタリアはローマにあるコロッセオと言えばイタリアを代表するといっても過言ではないほど有名な歴史的建造物。世界中から観光客が集まる観光名所でもあります。
そんなコロッセオをドローンで空撮していたフランス人観光客が現地の法規制に違反したとしてイタリア警察当局に逮捕されるという事件が発生しました。
イタリアでは大勢の人が集まる場所(当然コロッセオなどの観光名所も含む)では事前の許可なしにドローンを飛ばすことは禁じられています。
今回、このフランス人観光客が違反したのはこの人混み上空での飛行に加え、あまりにも高い高度で飛行した点、遠くまで飛ばしすぎた点が追求されています。
イタリアがドローン規制で厳しいのは前回の記事“【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア”でもご紹介した通りですが、驚くべきはその罰金の金額。
何と現地の法令によると最大170,000米ドル(日本円にしておよそ1,700万円!)にも上る可能性があるというのです。
あくまで法が定める範囲内での最大の金額ですので当然ながら事情聴取の内容や細かな違反内容が判明によって金額は変動するのでしょうが、それにしてもこの最大金額は恐ろしいほど高額な金額です。
加えてこの観光客のドローンは現地警察によって逮捕された直後に没収されてしまったとのことですから代償はかなり大きいものです。
イタリアの航空安全当局 ENAC(Italian Civil Aviation Authority)のスポークスマンによると、観光客がドローン飛行で逮捕されることは珍しくないとのこと。
海外でのドローン飛行にはくれぐれも注意する必要があるという一つの教訓とも言えるかもしれません。
Man Arrested for Flying Drone Over Colosseum, Could Face $100K+ Fine
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