アジアユーラシア大陸の広大な領土を有する大国ロシア。
ビザの制限や自由旅行の制限から日本人観光客にはそれほど馴染みがない国ですが、今回はロシアのドローン法規制事情を紹介します。
規制の概要
2015年12月に承認された改正航空法によりドローンをはじめとするUAVも規制の対象となり2016年3月から施行されます。
それでは以下詳細を見ていきましょう。
・すべての250gを越えるドローンを所有する者は所有する機体をFederal Air Transport Agencyに登録する義務がある。
->登録料は5$ほどです。なお登録に際しては機体が製造された国、メーカー、機体のモデル、シリアルナンバー、モーターの出力といった細かい要件まで必要になります。
また250gというこの対象にはラジコン飛行機や子供のおもちゃも含まれるというから驚きです。
ロシア航空当局の理由としてはたとえ小さい機体であってもテロ行為に使用される危険性を孕んでおり、その観点からすべての機体情報が登録されるべきであるとしています。このあたりは軍事的な理由やテロ行為に対するセンシティビティの高さが伺えます。
・ドローンを飛行する場合はパイロットの他に専任の飛行監督者(飛行中のドローンの動きを監視するサポートスタッフ)を付帯する必要がある。
->つまり最低2人揃ってはじめて飛行ができるということですね。このあたりはかなり厳しい条件と言えるでしょう。
・飛行前には事前にフライトプランを対象地域の空域を管轄する当局に提出し承認を得る必要がある。ドローン操縦者ならびに飛行サポートスタッフはそのプランに準じて飛行する必要がある。
->事前に計画を提出しその計画通りにしか飛ばせないというのが何だかロシア国内旅行と似ていますね。
・すべてのドローン操縦士はリモート操縦のライセンスを有する必要がある。
さて、今回は他の国の規制紹介と異なり飛行高度や飛行禁止区域、視界内での飛行に関する英語の情報が見つかりませんでした。そのため今のところは上記のみの紹介となっていますが、他国同様にこうした内容の規制もすでに施行されている可能性がありますので、他国の規制に沿って飛行を行うことが望ましいと言えるでしょう。
アップデートが入り次第、この記事を更新するなどしてブログで紹介していきますので、ロシアの規制事情に興味のある方は、ブックマークやお気に入り登録をよろしくお願いします。
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<Source>
https://www.rt.com/politics/327536-russian-introduces-obligatory-registration-of/
http://www.popsci.com/russias-new-drone-rules-look-lot-like-americas
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