ぼくが最初のドローンであるDJI Phantom3を買ったのは2015年の8月。それ以来ずっとこのドローンを使い続けています。
途中Phantom4がリリースされ、若干心が揺れ動いたものの今の時点でPhantom4は自分には不要と結論づけて、以来3一筋です。
なぜか?
今日はPhantom3からPhantom4になって変わった新しい機能にフォーカスしながらなぜぼくがPhantom3を使い続けるのかを論じてみたいと思います。
伸びた飛行時間はバッテリーの買い替えを考えると大した魅力ではない
Phantom4の飛行時間は3から3分伸びて25分から28分になりました。
これを初めて聞いたときは良いじゃん!と思ったものですが、その喜びは束の間でした。
何せ、バッテリーのサイズが3とは異なるというのです。つまり買い替え必要です。
1個15000円近くするバッテリーをせっかくPhantom3用に買いそろえたのに、またPhantom4用に買う必要あるんですか??
Phantom4のこの事実を知ったときはちょっとプリンターとインクジェットのビジネスモデルを想像しました。
28分飛べるとはいってもMaxこの時間飛べるわけではないですからね。当然バッテリー残量が少なくなって来た時点で危険回避のため着陸させるのはドローンパイロットであれば当然知っていることでしょう。
さて3分という時間。空撮という観点から何ができるかと考えると、1ショット撮影するにギリギリの時間です。
ここでぼくが言う1ショットというのはある地点から撮影地点までドローンを移動させ、狙った映像を撮影して、戻るという作業を意味します。もちろんこの3分の間にどこに移動させようかなど考えている時間はないので、あらかじめ撮影するポイント、ルートが頭にすべて入っていることが前提です。
この3分伸びた飛行時間のために、機体を買い替えてバッテリーも揃え直してという価値があるか?
自分の答えはNoでした。
伸びた飛行距離。でもそんなに長距離飛ばすことは滅多にない
そうそう。飛行距離も伸びたみたいですね。DJIの公式サイトによると5Kmのレンジまではコントロール可能とあります。
でも5Kmも離れたところから空撮するとか、そもそもそこまで遠くまで飛ばすことって滅多にないですよね。
これも自分には必須ではないです。2-3Kmあれば十分です。
衝突回避機能は腕のあるパイロットには不要
ぼくが自分のことを腕のあるパイロットだといっているのではありません。ただ常にそうありたいと思っているに過ぎません。。
ただこれ本当のことだと思うんです。
熟練したパイロットであればそもそも衝突のリスクをできるだけ避けるためのコース取りをまずじっくりと考えますし、仮に障害物が近くにあったとしてもそれを回避できるだけの操縦技術がなければ腕のいいパイロットとはいえません。
衝突回避機能はPhantom4の目玉中の目玉機能ですが、衝突回避機能って最後の手段的な色合いが強いと思うんですよね。いわゆるセーフティネット。
衝突しないように注意して操縦していたんだけどちょっとミスって障害物に接近しすぎたとか。
そんなときに発動してくれて衝突を避けてくれる機能。
あって困る機能ではありませんが、これが付くことで値段が上がるのであれば無いモデルで十分というのがぼくの考え。
衝突回避は初めてドローンを購入する人のハートをぐっとわしづかみにするのは間違いありません。
だれしも衝突・墜落を恐れるものですから。ましてやはじめてドローンを飛ばすとなればなおさらです。Phantom4がこれだけ売れて、それによってドローンが一般社会に浸透し始めたのもこの衝突回避機能による部分が大きいということも感じています。
以上、大きく3つの理由を取り上げてみましたが、うーん・・・
結局Phantom3が出来すぎたモデルということですね。
ぼくとPhantom3の付き合いは今後も長く続きそうです。
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