警察、ドローンと聞くとドローンの取り締まりを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
ところがスペインの場合、警察がビーチでの警備目的でドローンを使用し始めています。
スペインの地中海に面したリゾート都市であるベニドルムでは、海で溺れかかっている人や故障などのトラブルにあっている船を検知する目的で2016年7月よりカメラを搭載したドローンを使用し始めています。

地元の警察によると、ドローンを使用する目的は主に二つ。
一つにはトラブルを未然に防ぐための監視として一日4回の飛行、そしてもう一つは実際に問題とおぼしき事象が発見された場合の確認手段としてドローンを飛行しています。
ベニドルム市ではドローン訓練を受けた4人の警察官がドローンを使用したパトロールに携わっているとのこと。
2016年の上半期スペインを訪れる観光客の数は、中東やトルコといった他の地中海沿いの観光地がテロの標的となる懸念を反映して前年同期比で12%も増加。
スペインの他都市でもドローンを安全確保の目的で使用し始めているとのこと。
ベニドルム市では実際に海に浮かぶライフジャケットを発見した際に、すぐにドローンによる偵察を開始。結果は付近の入り江で泳いでいる観光客のものが流れて来ただけで事故ではなかったものの、こうした偵察にドローンは有効であるとコメントしています。
リゾート地を始めとして、海では事故や事件が発生するのは事実。未然に防ぐためにもドローンの活用はどんどん進んでいくのかもしれません。
<Source>
http://www.voanews.com/a/spanish-police-try-out-drones-to-patrol-beaches/3472615.html
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