全世界のドローンファンが待ちに待ったであろうDJI Mavic.
2016年9月27日、DJIの新製品発表イベントにてついにその姿を現しました!
1週間前にローンチされたGoProのKarmaと同様にその発表はLive StreamにてDJI公式サイトやYoutubeのDJI公式チャンネルにて行われ、ぼくもリアルタイムで見ていました。
Karmaのときと違った点はただ一つ。
それは、ライブの途中ですでに「これは買いだ!!」と直感的に感じた点です。
正直Karmaのときもいいな、欲しいな、買っちゃおうかなとは思いましたよ。
でもその比ではないくらい、強烈に購入欲を刺激されたのがMavicだったのです。
Karmaが100点満点中80点くらいだとしたら、Mavicはその倍の160点。
で、いったい何がそんなに良いと感じたのかを少し整理してみたところたった2つの点に集約されることがわかりましたので、今日はそれをシェアしたいと思います。
ちなみにMavicとKarmaを比較してどちらがどう優れている的な比較は当ブログでは行いません。そのあたりは他のメディアにお任せするとして、ここではぼくがどうしてMavicを絶対に買いだ!と思うのかをLive Streamをダイジェストで振り返りながら徹底的に主観的に論じてみたいと思います。
それではいってみましょう!
圧倒的小ささ
ドローンを飛ばすのは一言でいうと、ただひたすら楽しい、エキサイティングということに尽きます。
ですが、ぼくが持っているDJIのPhantomというドローン、唯一欠点があるとすればそのサイズ。
何せ持ち運ぶときには専用のバックパックに入れて担ぐ必要があるのです。これ、普段街中を移動する分には個人的には前々問題ないです。空撮の機材なんだからな、くらいの気持ちで持ち運んでいます。
ですが、このサイズが欠点として浮き出るタイミングがあります。それが旅行時です。
ぼくは旅をするときにも荷物は極力少なくして旅をしたい派です。実際に荷物は一般の旅人と比べてかなり少ない方だと自負しています。それであっても2、3日の小旅行から1週間を超える中・長期の旅行までかならず一つは荷物を持つことになります。
たいていはバックパックですが、そこに加えてドローン用のバックパックを持つ必要があるのです。
これは大きな違いになります。何せ後ろに通常のバックパックを背負い、今度は前にドローン用のバックパックを背負う必要があるのです。ドローンはそこそこボリュームがありますから、前に背負うことで機動力は圧倒的に落ちます。
そこに来て、DJI Mavic.
圧倒的な小ささです。下のツイートの埋め込み動画を再生してみてください。
ホントに片手にすっぽりとはまるサイズなんです。
GoPro Karmaの発表のとき、CEOのNick Woodmanは両手でバッグからkarmaを取り出しましたが、DJIのプレゼンを担当したMichael Perryはジーンズの後ろから片手で軽々とMavicを取り出しました。

この両社のプレゼンの違いも見るものに圧倒的な大きさの差を印象づけたと思います。
ぼくも最初見たとき、「こんな小さいの?」と思いました。Karmaも小さいとはいえ、取り出したときにはアームが広がった状態で登場しましたからね。Mavicほど小ささをアピールすることはできませんでした。ここはDJIのプレゼン力ともいえるでしょう。(比較しないと言いながら少しだけ比較してしまいました。)
下がKarma発表時の写真。
しゃがんでいることと、アームが開いていること、両手で持っていることから機体の小ささが目立ちません。
本題に戻ると、この小ささ、上で言及したPhantomのポータビリティ性の課題をとことん解消してくれるのです。
だってこんなに小さいバッグに入ってしまうのですから。
この女性が持っているバッグ。普通にそこらに買い物いくときのバッグですよ! まさかその中にドローンが入っているなんて誰も思いません。
そして極めつけがこれ。
ドローンを持ち運ぶときには必ずバッテリーも持ち運ぶ必要がありますが、今回Mavic専用に作られたバッグの中にはMavic本体の他にバッテリー4本とコントローラーまで入ってしまうとのこと!!
実際の様子をご覧ください。
バッグの大きさもKarmaとは桁違いに小さいですね(また比較)。
とにかく、このサイズのおかげで文字通りどこにいくにもドローンを持っていくことが容易になるんです。
登山だろうが、ハイキングだろうが、ビーチだろうが、ちょっとボートを借りてアイランドホッピングなんて時でもこのショルダーバッグサイズのかばんにドローンを詰め込んでいざ出陣と出かけることができるのです。(ぼくは裸のまま腰からぶらさげようかなと考えているところです。)
これはドローンパイロットの機動力を一気に向上させる強力な武器です。
どこにだって気軽にドローンを持っていけるようになるわけですから。
圧倒的気軽さ・手軽さ
さて、2つめの理由です。
すでにDJIのドローンを持っている、飛ばしたことのある方ならばわかるでしょう。
ドローンを飛ばすまでには意外と手間がかかるということを。
ちょっとイメージしてみましょう。あなたがドローンを持ってどこかに出かけるとします。そしてある地点でドローンを飛ばすのに良さそうな場所を見つけました。
あなたが取る行動は、
・ドローンがはいったかばんを(多くの場合は)背中からよっこいしょと降ろす
・ドローンを取り出し、プロペラを取り付ける。
・リモートコントローラーにスマホを取り付ける。
・バッテリーを差し込む
・ドローンとリモコンの電源をON
・モニターを確認
・ドローンのカリブレーションを行う
・テイクオフ!!
と、ざっとこんな感じです。
普通にやってると5分はあっという間に過ぎます。ハイ。
そうこうしているうちに周りに人が集まってくるということもしばしば。
「あいつ何やってんだ??」的な視線を浴びることも珍しくありません。
話しかけられた時には、応答もしないといけないので気が散ることもままあります。
何が言いたいかというと、飛ばすことが気軽ではないんです。
そこそこ大きいものをよっこらせと持ち出し、プロペラやらバッテリーやらを準備して、ようやくテイクオフ。
と思ったらあっという間に20分の飛行時間終了。(あぁ、何て短い夢の空中散歩・・・)
そこに来て今回のDJI Mavic.
小型サイズでショルダーバッグに収納可能な点はすでに述べた通り。加えてプロペラは装着したまま収納可能なので、鞄から取り出したらアームを引っ張りだして地面に置くだけ。バッテリーは装着したまま鞄にいれとけばよいでしょう。
電源ONしたらすぐにテイクオフ。
おそらくテイクオフするまでに1分かからないと思いますよ、これ。
ちなみにコントローラーなしに、スマホだけで操縦することもお手軽さをアップする上では欠かせないポイントです。
一旦ロケハンのつもりで周辺を観察したいからそんなに距離を飛ばさない。仲間とセルフィーを撮るだけであれば、リモコン要らないでしょう。
ばっちり空撮するときだけリモコン取り付けて操作すればよいのです。
そうそう、1点マイナスな点を挙げるとすると、カリブレーションはいまだに必要みたいです。
これ何とかなんないんですかね? ドローンの次なる改善点を挙げるとするとぼくは間違いなくこのカリブレーション(全自動化できないの?)を挙げます。
Casey Neistatもそのレビューの中でカリブレーションの必要性について嘆いています。(7:33あたりを参照)
ここまで見て来た2点に加え、4Kカメラ標準搭載です。
ぼくは4Kはそこまでこだわりありませんが、せっかく搭載してくれているのです。その恩恵にあやかろうではありませんか。
これからの時代のドローン。
キーワードは小ささと気軽さ/手軽さです。
ぼくは買います、Mavic。
コメントを残す