一言書いておこうと思い筆を取りました。
DJI Mavicは女性ウケするか?
その小ささ、手軽さから個人的に大絶賛しているDJI Mavic.
どれだけ小さくて持ち運びに便利かは前回したためた記事””を参照いただくとして、これだけ小型になって手軽になったドローンだから女性にも流行るだろうか?と少し思いを巡らせたのも束の間、すぐに「そうでもないな」と思うことになりました。
その理由は単純にして明快。
未だに機械臭プンプンなガジェット枠を飛び越えれていないからです。
一般的に”機械”的なものに興味を抱くのは女性よりも男性が圧倒的に多いこの世の中。
ドローンは機械的なものの王道の一つ。
こんなに簡単に持ち運べて、簡単に飛ばせる上に今までにないアングルからの写真・動画まで撮れる、と機能的には魅力満載ですが、いかんせん”機械”の枠を飛び越えていません。
“かわいさ”までは行かなくとも、今存在する機械臭を消し去り、ある程度の”お洒落感”が備わらない限り女性には受けないでしょう。
カメラ市場を例にとってみれば一目瞭然です。
少し前に一世を風靡したミラーレス一眼。
巷に男性のみならず首や肩からミラーレス一眼をぶら下げた女性の姿が溢れ返っていた光景を覚えている方も少なくないはず。
ちなみにいまバンコクでもこのミラーレス一眼が大ブームです。お洒落なカフェにいくとそこら中にカメラ男子カメラ女子を見ることができます。
さてこのミラーレス一眼、なぜ女性にも流行ったのか?
カメラも立派な”機械”の仲間ですね。
それは一言でいうなれば、プロっぽいキレイな写真が簡単に撮れて、小さくて持ち運びが簡単。
しかもお洒落。
このくだり、何かに似ていませんか?
そう。
プロのような空撮写真が簡単に撮れて、小さくて持ち運びが簡単。
Mavicが備えている機能性と同じですね。違うのは”お洒落”かどうかという点。
もちろんミラーレス一眼愛好家の中には、写真が元から好きで小型でかつ高性能のモデルが欲しいという理由から使っている人もいるでしょう。
ですが中には、ミラーレス一眼を持っていることが醸し出すお洒落な雰囲気、持っている私が醸し出す雰囲気が好きで(酔って)このカメラを持つようになったという層が大多数のはずです。そしてこの大多数の層に火がついたからこそあそこまでのブームにはなったのです。
この”お洒落な雰囲気”はもちろん商品そのものだけではなく、メディアの力もあります。
昼下がりのカフェの窓際のテーブルに座って、カメラを構える姿。
テーブルの上にカメラを置いて読書に耽る姿。
ビーチの上にサングラスとともに無造作に置かれたミラーレス一眼の姿。
こうしたメディアから創造される様々なイメージが社会に”ミラーレスのお洒落感”をゆっくりと醸成して巷に浸透し、あのブームへとつながった側面もあるのです。
さて、ここまでがミラーレスの話ですが、Mavicもミラーレスと同じ性質を有しています。
小型で手軽に持ち運べて、プロ並みの映像が撮れるスペックを誇っている。
たったひとつお洒落かどうかという点をのぞいて。
つまり、メディアなり社会なりがこのドローンを持っている(女子)はお洒落だという雰囲気を醸成できれば、Mavicは女性ウケするといえるのです。
しかし、そうでなければ未だ機械類の臭いがとれていないこのガジェットが多くの女性のハートをつかみ大ブームを起こすことはないでしょう。
ドローンが女性にウケる日が来るか否かは、”お洒落感”の醸成にかかっているのです。
コメントを残す