2016年第3四半期のドローン企業ランキングが発表されました。
ランキングは以下の3つの指標を総合して作成されています。
1. Googleでの検索回数
どれだけの回数これらの企業名で検索されたか
2. メディアへの露出
新聞やブログでこれらの企業を言及した数
3. 従業員数
各企業がどれだけの従業員をかかえているか
<第2四半期のときのツイートを貼っておきます>
ということで実際のランキングを見てみましょう。
1位は皆さんもご存知の通り、ドローン界の巨人DJIです。第2四半期からの継続ですね。
新たにMavicもラインナップに加わり今後もこのポジションは固いでしょう。
2位はフランスの新星ドローンメーカーParrot. 1位DJIとの差はそれほどありません。
Parrotも前期の2位から引き継ぎなので、DJI, Parrotの2強体制は変わりなしですね。
Parrotと言えば最近立て続けにDisco, Wing, Manboと新製品をリリースしている今勢いに乗っているメーカー。
巨人DJIを脅かすことが出来る唯一のライバルかもしれません。
3位は3DR Soloで有名なアメリカの3DR Robotics・・・
ではありませんでした。今回は。。
ええ、前期は間違いなく3位だったのです。
そして代わりに3位に躍進したのが中国のXiaomi.
そうXiaomiはMiドローンで4Kカメラを持つ低価格ドローンを引っさげてドローン業界に進出したのでした。
その恩恵からか第2四半期の圏外から一気に3位へ大ジャンプ! お見事ですね。
MIドローンが市場に受け入れられ、企業の知名度も上がった証拠でしょう。
これからの動きに大いに期待が持てますね。
さて4位はHoverというアメリカの企業。
ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。ぼくはこのランキングを見るまで知らなかったのですが、かなり魅力的なドローンを作っています。
以下のHoverドローンの紹介映像を見てください。
何ともユニークなその外観。
他の多くのドローンと異なり、アームが伸びたコプター型でも固定翼型でもなく、水平上に伸びた板のようなデザインをしています。そしてプロペラは上下を網状のカバーで覆われています。
驚きはその飛び方。この板状のドローンを指でつまんだ状態から指をそっと離すとそこに静かにホバリングを始めるのです。
見た目まったくドローンでないドローン。価格も600ドルと比較的手の届きやすい値段です。
個人的に実はすでに欲しくなっていたりします。
<Hover公式サイト>
https://gethover.com/
そして5位につけたのはAero Vironment.
こちらも前期圏外からのジャンプアップ。固定翼型ドローンがメインのラインナップのようです。そのサイズから産業用途が主要戦場にも見えますが、ぼく自身もう少しスタディが必要なメーカーです。
6位には前回3位につけていたドローンビッグ3の1角 3DR robotics。今となってはもうビッグ3とは呼べませんね。
3DRは今年度にコンシューマ向けドローンから産業用ドローンへの戦略転換を発表したばかり。
それからあまりパッとした話を聞きませんが、ランキング上もそれを反映してかTop3からのランクダウン。
しばらくは産業用ドローンでどんなドローンを生み出してくれるか楽しみに待つこととしましょう。
いかがでしょうか。
5位までをざっと眺めてみましたが20位までに日本メーカーが1社もないのは前期同様とても寂しいです。
いつの日かDJIを脅かすくらいのドローン、メーカーが日本から現れることを期待してやみません。
<Source>
http://droneblog.com/2016/10/05/drone-company-ranking-q3-2016/
コメントを残す