世界遺産でドローン撮影するのは高リスク! 海外のドローントラブル事例から学ぶ実被害

近い将来日本人もこういったトラブルに巻き込まれてしまうのでは?

それを防ぐために何かできることはないだろうかと自問自答しこの記事を書くことにしました。

 

最近このブログに”海外旅行 ドローン 持っていく”といったキーワードで訪問される方が急増しています。

中には世界遺産を検索ワードに含める方もいるのですが、こうした傾向をみていて危機感を持ったのも事実です。

というのも国籍問わず観光客が海外で(自国以外で)ドローントラブルに巻き込まれる事例というのが増えているからです。(場所は世界遺産に限りません。)

このブログでは海外のドローントラブルの情報が入り次第、記事にして詳細を共有するようにしていますが、そうした記事やニュースをみるにつけ、いつか日本人も海外でこうしたトラブルに巻き込まれるかもしれないという不安を持つようになったのです。

 

 

よって今回はぼくが今まで見聞きしたドローントラブルの中から抜粋して実際にどういったトラブルがあったのか、どういう被害(対象物、パイロットともに)が発生したのかをサマリーしたいと思います。

 

まずはこの事例。

インドの世界遺産カジュラーホー寺院を無許可でドローン撮影していたアメリカ人観光客が逮捕。

 

カジュラーホー寺院も写真でみると美しい寺院です。(下記写真はWikipediaより転載)

カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院

ニュース記事によると、このアメリカ人観光客、寺院の近くのホテル屋上からドローンを飛ばして撮影していたところを寺院の管理者に目撃され、すぐさま現地警察に通報。警察がホテルに押し掛け男性を逮捕。ドローンは取り上げられてしまいました。

アメリカ人男性いわく、「寺院周辺でドローンが禁止されているとは知らなかった」

これが最も怖いんですね。知らなかった。でも知らなかったで済まされないのは他の罪でも同じですね。だから現地の法規制はしつこいくらいまでに調べなければいけないんです。

またこの男性は警察の尋問に対して「近くにはドローン禁止の看板もなかった」とも答えているとのこと。

これも期待すべきことではありません。

ドローンは新しいテクノロジーです。

規制ですら最近になってようやく各国、各自治体が動き出している状態ですから、ドローン禁止の標識や看板が出ていることの方が圧倒的に少ないわけです。

 

この事例、逮捕ですからね。この男性しばらくはインドへの入国はできなくなったり、他国の入国も規制されるブラックリストに載る可能性もゼロではありません。

 

続いての事例はこちら。

これも非常に重いです。

何が重いって、その刑。罰金刑ですが課せられる可能性のある金額が恐ろしい。

 

舞台はイタリアローマにあるコロッセオ。

世界遺産ではありませんが、この文化遺産上空をドローンで撮影していたフランス人観光客が現地警察に逮捕されるという事件です。

恐ろしいのは逮捕だけではありません。現地の法令によると最大170,000米ドル(日本円にしておよそ1,700万円)の罰金が課せられる可能性があるのです。

この金額はあまりにも法外ではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、世界遺産を始めとする文化遺産をドローンで撮影することは、万が一ドローンにトラブルが発生して墜落した場合、遺跡に損傷を与える可能性があることを意味します。

過去何千年という歴史を生き抜いて今なおその貴重な姿をこの世界に残す文化遺産。

その価値は金額では計れないものがあります。

この事例では墜落等が発生したわけではないのですが、仮にコロッセオを傷つけてしまうような事態が発生した場合、その被害は金額だけでは計りきれないことでしょう。

 

イタリアは日本人にも大人気の観光地であることからも、本当に日本人観光客がこうしたトラブルを起こさないことを祈るばかりです。

 

そして次の事例がこちらです。

またもインド。

Ramanathaswamy寺院をドローン撮影していたロシア人観光客が現地警察に拘束されるという事件です。

インドは世界で最もドローン規制が厳しい国の一つ。

この事件も最初の事例と同様、こちらも無許可でドローン撮影していたらしいのですが、最終的には厳重注意とともに釈放されたとのことなので、恐らく処分保留になったのかもしれません。ですが場合によっては後に罰金やその他刑罰を課せられる可能性もなくはないでしょう。

 

 

ちなみに上記3つの事例とは関係ありませんが、誰もが知っていると言っても過言ではないペルーが誇る世界遺産マチュピチュもドローン飛行は禁止されています。

関連記事
ペルーが誇る世界遺産マチュピチュはドローン禁止 不要なトラブルに巻き込まれないためにも持ち込みはやめるのが無難です

 

 

ここまで過去に自分が見てきた海外のドローントラブルを紹介してきました。

 

世界遺産を一般の観光客がドローンで撮影することにぼくは絶対やめろとは言いません。

どうしても世界遺産をドローンで撮りたい!というのであれば現地の法規制を調べた上で自己責任で行動すればいいと思います。(この記事で紹介したようにマチュピチュなど禁じられているところは論外ですよ。)

ただし万が一問題が起こったときにどういう被害が発生し得るのかは、パイロットとして知っておくべきだと思いますので、その情報は提供しておきたいのです。

 

ということで結論。

  1. まずは現地の法規制を調べる。
  2. 実際に飛行場所である世界遺産でも入念にドローンを飛ばして良いか確認をする。
  3. それでも不明な点がある場合は飛行はやめる。

これが世界遺産、自分、そしてドローンを規制強化の動きから守るためにも最も懸命な判断だと思います。

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