これは買い! ドローンを充電できるソーラーパネル搭載バックパック

アメリカニューヨークに拠点を構えソーラーパネルやソーラーパネル付きバックパックの製造を手がけるVoltaicがクラウドファウンディングKickstarterで新規の資金調達プロジェクトを立ち上げました。

その目的とはドローンを充電できるバックパックを開発するというもの。

 

Kickstarterは初耳だという方にはこちら。

Kickstarterとは(Wikipediaより転載)
自主製作の映画、音楽、ジャーナリズムに向けての舞台芸術や漫画、コンピュータゲーム、食関連[2]といった多種多様な試みに対して資金調達を行なっている。寄付と同様の扱いであり、投資者に資金を返済する義務はない。人々は金を稼ぐためにKickstarterのプロジェクトに投資することは出来ず、感謝のパーソナルノート、カスタムTシャツ、プロジェクト関係者との会食といった形のある賞品やこの場でしか味わえない経験、もしくは新商品のお試しと引き換えにプロジェクトのバックアップのみを行える。

 

これまでも同社はスマートフォンやタブレット、ノートPCを充電できるソーラーパネル付きバックパックを生産してきました。今回ドローンを充電できるソーラーパネル付きバックパックの開発資金調達のため、Kickstarterを選んだのです。

こちらがそのバックパックの写真(Voltanicのwebsiteより転載)。

 

voltaic-backpack-696x465.jpeg
Array Solar Backbackの製品写真。この大きさからするとほとんどのドローンはバックパックに収まるだろう

 

Array Solar Backpackと名付けられたそのバックパックは10ワットのパネルをバックパックの外側に取り付け、ノートPCやデジタルカメラ、そしてドローンをチャージすることができます。

バックパックはこうした機器を持ち運ぶ際の衝撃から保護するためにつくられており、カメラを収納するポケットの他、バックパックの中で充電ができるスマートポケットが取り付けられています。またタブレットやノートPCを収納するポケットも装備し、その他旅の日用品が取り出しやすいようにデザインされています。

もちろんバックパックなので側面には水などのペットボトルを入れられるサイドポケットを装備。

 

こちらが既存製品のラインアップ

solar pack lineup.jpg

 

百聞は一見になんとかと言いますので、Array Solar Backpackの紹介動画を添付しますね。

https://www.kickstarter.com/projects/voltaicsystems/array-offgrid-a-new-generation-of-solar-backpacks?ref=nav_search

 

気になる充電時間は?

実際にソーラーパネルから充電するためには、ソーラーパネルから何らかのバッテリーにまず蓄電する必要があります。ここでは同社のV72Laptopバッテリーを用いた場合の各ドローンの充電時間をみてみてみましょう。

下表はVoltanic社から公開されているV72の充電時間。

これによると3.5wのパネルを3枚併用した場合の充電時間は12時間。Array Solar Backpackも10Wの電力を蓄電できるパネルを備えているので、Array Solar BackpackでV72Laptopバッテリーを充電する時間は12時間と考えてよいでしょう。

V72をフルチャージ後に、ここからドローンのバッテリーを充電していけばよいわけです。

battery.jpg

 

v60-1_1.jpg
V72 Laptopバッテリー

 

Voltanic社からは各主要ドローンメーカーのドローンのバッテリーがどの程度充電可能なのかの標準充電容量(%)も公開されています。(要は100%フルチャージできるのかどうかということですね。)

 

それによると、Phantom3は95%、ほぼフル充電可能ですね。

Phantom4は80%。まずまずといったところでしょうか。

Inspire1に至っては55%なので約半分。

やはりバッテリーが大きくなるに従って充電容量も少なくなってしまうようです。

逆にDJI Mavicはその小型バッテリーのおかげで114%(フルチャージ)の充電が可能とあります。

v72 charging.jpg

というわけでポータビリティの高いMavicとこのArray Solar Backpackは非常に相性が良さそうですね。バックパックにMavicを入れ、バッテリーが尽きたらソーラーパネルの蓄電を用いて充電する。

ドローンを撮影旅行に持っていく際の一つの難点がバッテリーの限度。屋外であれば充電する機会も自然と限られてしまうため、ソーラーパネル搭載のバックパックはこうした問題を解決する優れたツールとなりそうです。

 

 

Kickstarterでの目標調達金額は24,000USD(日本円で約240万円)、この記事を書いている時点ですでに30,000ドルを超える資金が集まっています。

 

詳細を確認したい方はぜひ以下のKickstarterのプロジェクトページを参照ください。

Array Solar Backpackプロジェクト

この機会にみなさんもプロジェクトに投資してみてはいかがでしょうか。資金は2016年12月5日まで受付中で、Kickstarterのサイトではディスカウント付きで購入可能です。

 

タイは商品発送対象地域ではありませんが、日本には発送可能です。価格は約375ドル(およそ37,500円)

 

<Source>

A New Generation of Solar Backpacks from Voltaic


https://www.voltaicsystems.com/solar-backpacks?smartphones
http://www.voltaicsystems.com/blog/powering-the-dji-phantom-drone-from-solar-power/

これは買い! ドローンを充電できるソーラーパネル搭載バックパック” への2件のフィードバック

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