海外メディアで”その理由”についての記事が出ていました。
何の理由か?
ミャンマーのある有名寺が周囲でのドローン飛行を禁止する理由です。
ミャンマーのヤンゴンにあるこの都市最大の観光名所といっても過言ではない名寺シュエダゴンパゴダ。
2015年9月から同寺の管財事務局は寺の上空含め周辺でのドローン飛行を禁止させると発表。その後実際に8個のドローンがルールに反して飛行したとして没収されたというのは以前下記の記事でも言及しました。
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タイ チェンライの全編ドローンで撮影された写真集が発売!※この記事の主な内容はタイトルの通り写真集の話ですが、その中で同寺でのドローントラブルについて触れています。
ミャンマーにおけるドローン使用は規制づくりがまさに進行中の状態。
現地メディアの Myanmar Timesによるとすべてのドローンは交通省に登録する義務があり、またミャンマー全国に渡ってドローンを規制する法案も現在ドラフトが作成中であるとのこと。
“なぜシュエダゴンパゴダでのドローン飛行を禁じるのか”については、もともと”テロ行為の恐れ”があるためというのが現地メディアが発表した理由であった。
しかし、今回同じミャンマーの現地メディアの記事の中で述べられている理由は、”宗教的儀式の妨げとなるため”としている。
確かに神聖な場所の上空を機械音を鳴らしながら飛び回るというのは良心的に考えて相応しいことではないし(僧侶などの聖人より高くに頭がある状態で接してはいけないという決まりがある宗教もある。)、物理的な距離での” 上”という概念はしばしばその対象に対して不敬として見なされることが多々ある。その上、墜落した場合の影響を考えれば禁じられるのももっともである。
いずれにせよ、この国を訪れる際はドローンは家に置いて来たほうが良さそうである。
<Source>
http://yangon.coconuts.co/2016/10/03/flying-your-drone-over-shwedagon-pagoda-yangon-careful-it-might-get-confiscated
http://yangon.coconuts.co/2015/12/22/drones-over-shwedagon-pagoda-banned-fear-terrorist-attacks
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/yangon/22861-drones-must-steer-clear-of-shwedagon.html