ドローンが空港近辺で目撃されフライト遅延や空港が一時閉鎖に追い込まれる事態が頻発している昨今。
いつ実際の衝突事故が起きても不思議でない状況です。
最近だとこんな事件がありましたね。
ドバイは今年2016年に入って3回目の空港近辺でのドローン目撃。
その度にフライト遅延。
インドでは空港近くでドローンを飛ばしていたグループが逮捕。
そして今回の記事の主役であるイギリスでも1件のドローン目撃事件が最近発生。
そして一時期、初のドローンと旅客機の衝突事故発生かと思われたのがこちら。(最終報告ではビニール袋が機体にぶつかったものと断定)
ということで世界のドローンニュースを見ていると本当によくこういう事件を目にするのです。
だから自分が飛行機に乗るときは、まさか近くにドローンいないよね?と本気で心配します。恐怖ですよ、ホントに。
(日本ではこうしたトラブルは今のところ発生していないと認識しています。)
そんな中イギリスが画期的な実験の計画を発表しました。
ドローンを実際に航空機に衝突させてみてその被害の程度を測定しようというのです。
実験はもちろん旅客不在の状態で実施、かつされる機体は商業用旅客航空機ではなく、軍用機を用いるとのこと。5000平方マイルの専用の敷地を利用して、およそ30万ドルの予算を組んでの大掛かりな取り組みです。
イギリス国内だけでも直近の半年間で23件の航空機とドローンのニアミスが報告されているという事情を考えれば、たしかに国としても本腰を入れて対策を検討するべきところまでリスクは高まっていると言えるでしょう。
実験の結果は今年の年末までには提出されるということなので、近いうちに何らかのアップデートがあることでしょう。
実験の結果により空の安全が確保されるような施策が生まれるよう、今後の進展に期待です。
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