昨日ツイートしたこの件、記事にしない訳にはいきません。
今まで数々の国や名所におけるドローンの規制を紹介してきましたが、いよいよここもかかという印象でした。
行ってみたい旅行先や世界遺産やを人に聞くと必ずと言っていいほど上位にあがるカンボジアの世界遺産アンコールワット。
カンボジア政府は2016年11月16日、世界遺産アンコールワット遺跡内でのドローン飛行を禁止する旨を発表しました。
政府によると禁止の理由は以下の3点。
1. 国内外の観光客の安全保護のため
2.遺跡の保護
3.遺跡周辺のセキュリティ維持
2つ目3つ目の理由は世界遺産ではよくある規制なのでもっともな理由です。
アンコール遺跡の管理組織である ApsaraAuthorityのコミュニケーション部門担当ディレクターのLong Kosal氏によると、ドローン 使用が必要な場合はApsara Authority からの許可 取得が必要となるということで、違反者は当局からの警告やドローンの没収の対象になります。
アンコールワットは1992年のユネスコ世界遺産登録以来、多くの観光客を魅了しカンボジアの観光収入の要となってきました。
カンボジア政府の発表によれば、今年2016年の最初の9ヶ月だけで156万人もの外国人がアンコールワットを訪れ、チケット収入だけで4,400万ドル(およそ44億円)にも上るとのことです。
これだけ多くの観光客が訪れる訳ですから、そのうちの何人かにドローンを持ち込む人がいても不思議ではありません。
墜落や衝突による遺跡や観光客への被害が発生する前にこうした規制を敷くというのは懸命な判断と言えるでしょう。
アンコールワット旅行にドローンを持ってこうと考えている人がいたら要注意です。
<Source>(英語)
http://www.indialivetoday.com/camera-toting-drones-banned-from-cambodias-angkor-complex/61225.html
http://www.khmertimeskh.com/news/32068/drones-banned-at-angkor-park/
http://www.dw.com/en/cambodia-revealing-clothes-to-be-banned/a-19387577
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