オランダ警察が違法ドローンを捉えるために鷹を訓練しているということは過去にこのブログでも紹介しました。
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鷹がドローンを捕える日
このオランダ警察の取り組みに刺激されたフランス軍も不審ドローン捕獲のために鷹の訓練を始めたようです。
オランダ警察の記事が出たときの懸念ははたして鷹が傷つかないかどうかという点。
以下のトレーニング映像からは鷹がその鋭い爪でドローンを鷲掴みにする絵が確認できますが、はたして鷹が傷つく与える可能性はないのでしょうか。
フランス軍のコメントによれば、トライアル期間にドローンのプロペラが鷹の爪に与える影響を調べたところ、このタイプのドローン(*)が鷹を傷つけることはないということがわかったとしています。
(*恐らくDJI Phantomのような一般的なコンシューマー向けドローンのことを指していると思われます。)
加えてフランス軍ではオランダと協同で鷹の爪を保護するグローブの開発も行っています。
鷹のトレーニング準備は生まれる前から始まります。ふ化する前の鷹の卵をなんとドローンの上に配置。そして卵がふ化した直後のえさをやる期間もドローンの上に置いたままえさをやるのだそう。
おそらく鷹にドローンを生まれたときからそばにあるものとして認識させ、親しみを持たせるのが狙いでしょう。
フランス軍では人の多く集まるイベントなどドローンを利用した悪意ある攻撃の可能性のある場所での鷹の活用を検討しているそうです。
<Source>
http://nypost.com/2016/11/18/frances-army-is-training-eagles-to-track-and-catch-drones/
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