<2017年10月22日更新>
ドローン保険、CAATライセンス共にワークパミットなしでも申請ができることがわかりましたので、更新を行いました。
前回”【速報】タイ バンコクでドローン保険を提供する保険会社を発見!!”という記事を書いてから大分時間が経ってしまったのですが、今回はタイにおけるドローン保険の詳細をつづりたいと思います。
ブログやツイッターを通じでいろいろと問い合せを頂いたりしていたのですが、書きたいことが多すぎてなかなか保険会社の詳細をまとめあげる時間がありませんでした。今後はこちらがレファレンスとなるように内容は適宜アップデートしていきたいと思います。
ドローン保険を提供する会社
タイにおけるドローン保険はDrone Thai Insuranceという会社がサービスを提供しています。タイにはいくつかの保険会社がありますが、ぼくがこの会社のオーナーから聞いた話ではタイでドローン保険を提供している会社はこの会社のみです。
保険の商品自体はDrone Thai InsuranceとMittare Insurance(タイの保険会社)が協同で開発したようです。
オーナーはタイ人の方で英語が堪能なのでタイ語が苦手という方であれば英語で十分コミュニケーションは取ることができます。
申し込み時はオーナーとタイ人スタッフが申し込み用紙の記入等をサポートしてくれます。
Drone Thai InsuranceのWebsiteのURLは以下です。(タイ語のみなのでタイ語が読めない方はGoogle翻訳を使用するのがよいでしょう。)
http://www.dronethaiinsurance.com/
保険パッケージの種類
以下がドローン保険のパンフレットです。
パンフレットはすべてタイ語で英語のパンフレットは現在のところありません。オーナーが詳細を説明してくれますのでその点心配ありません。
ドローン保険はAタイプ、Bタイプ、Cタイプの3種類が存在します。Aタイプから順に見ていきましょう。
Aプラン
対象機種:
機体総重量が2Kg以内のドローン(DJI Phantomなど)
保険対象:
1事故につき対人100万バーツ(役300万円)、対物100万バーツまでを保証
保険料:
年間3,000バーツ(約9,000円)。
Bプラン
①Bプラン
対象機種:
機体総重量が2Kg以内のドローン(DJI Phantomなど)
保険対象:
1事故につき対人100万バーツ(約300万円)、対物100万バーツまでを保証
また自身のドローン機体が損傷した場合、購入価額の50%が保証される
保険料:
年間4,570バーツ(約13,000円)
②B Plusプラン
対象機種:
機体総重量が2Kg以内のドローン(DJI Phantomなど)
保険対象:
1事故につき対人150万バーツ(約450万円)、対物150万バーツまでを保証
保険料:
年間5,430バーツ(約16,000円)
AタイプとBタイプの違いは自分のドローンの機体が保証されるかどうかです。その分保険料がAに比べ高くなっています。
Cタイプ
①Cプラン
対象機種:
機体総重量が2Kgを超え25Kg以内のドローン(DJI Inspire 1など)
保険対象:
1事故につき対人100万バーツ(約300万円)、対物100万バーツまでを保証
また自身のドローン機体が損傷した場合、購入価額の50%が保証される
保険料:
年間6,440バーツ(約19,000円)
②C Plusプラン
対象機種:
機体総重量が2Kgを超え25Kg以内のドローン(DJI Inspire 1など)
保険対象:
1事故につき対人150万バーツ(約300万円)、対物150万バーツまでを保証
また自身のドローン機体が損傷した場合、購入価額の50%が保証される
保険料:
年間7,230バーツ(約21,000円)
その他注意事項
どのプランも有効期間は保険の開始日から1年間です。延長の際は有効期限の3ヶ月くらい前にDrone Thai Insuranceに連絡すれば延長手続きをしてくれるとのことです。一つのドローンにつき最大3年間まで保険は延長可能とのことです。
また保険をかけられるのは購入から1年以内のドローンに限ります。古い機体は事故を起こす可能性が高いため保険申し込みを受け付けていないとのことでした。
尚、実際に事故が発生した場合、自己負担額として5,000THBは保険の申込者が支払う必要があります。これはディダクタブル(deductible)と呼ばれます。
こちら⬇が申込書のサンプル。すべてタイ語ですが記入方法を丁寧に教えてくれるので心配ありません。
申し込みはどこでできるの?
ドローン保険の申し込みはDrone Thai Insuranceのオフィスにて受け付けています。
オフィスの所在地は下のGoogle Mapをご確認ください。
平日と土曜日は午前8:30から開いています。土曜日もオープンしているというのが平日仕事のある方にとってはありがたいですね。日曜日は定休日です。
アクセス方法
ご覧の通り、オフィスはバンコクの中心部から離れたところに位置しています。
アクセスは以下の2通り。
一つ目はバンコク中心部からタクシーで直行。オフィスはバンコクのタリンチャン(TALING CHAN)という地区にあります。
タイ語が堪能な方であれば地図を元にタクシードライバーに場所を伝えれば良いでしょう。
ぼくはバンコク中心部からUBERを使用して行きました。行き先は車を呼ぶ時点で設定してしまうので、ドライバーの方もその設定を元に案内される道を行くだけ。UBER本当に便利ですよ。
料金は480バーツでした。距離があるので少し高めに思えますが、自宅からドアツードアで辿り着けるのでそれを考えればお得でしょう。
2つ目はBTS高架鉄道とタクシーの併用です。
BTSを利用した場合、最寄り駅はBang Wa駅です。ここからタクシーに乗り約20分ほどで到着します。
お値段的にはこちらの方が安く済むと思います。ぼくはこの方法でアクセスしたことがないのでタクシー料金は事例はありませんがおそらく100-150バーツで行けるのではと思います。
オフィスの外観です。
申し込みに必要なもの
さて、実際に申し込みをする際にはいくつか必須の持ち物があるので注意が必要です。
以下が申し込みに必要なもののリストです。特にドローンの本体についてはシリアル番号等準備する必要がありますので注意してください。
・ドローン本体(バッテリーとプロペラを含む)
ドローン保険なので、保険をかけたいあなたのドローンを持って行く必要があります。オフィスでは簡単な機体チェック(ボディの損傷状況など)も行いますので、日頃よりメンテナンスをしておきましょう。またバッテリーとプロペラを装着した状態での写真撮影も行いますので忘れないように持参してください。
・ドローンのシリアル番号の原本(単に番号を控えればよいのではなく、シリアル番号が記載された原本が必要)
自分のドローンのシリアル番号が何だか皆さんご存知でしょうか?機体を認識する番号として使用されるため、保険申し込み時にはこのシリアル番号も必須となります。
シリアル番号はDJI Phantomであれば購入時に本体が入っていたケースの外側についています。販売時に箱からはがされている場合もありますが、その場合は箱の中に入っていたり、購入時のレシートと一緒に渡されたりしているはずです。事前に確認しておきましょう。
もし見当たらない、受け取った覚えがないという場合は購入した店舗に問い合わせるなどの対応が必要でしょう。
・パスポート
・ワークパミット(任意書類)
何だかVISAの更新みたいですが、パスポートとワークパミットの双方とも原本が必要です。(2017年10月22日更新: 必要な書類はパスポートの原本のみです。)コピーだと申し込みを受け付けてくれない可能性があるので必ず原本を持参するようにしましょう。パスポートとワークパミットはオフィスにて7部コピーをとります。関連省庁に出す書類として必要とのことです。
・ドローン購入時のレシート
ドローンを購入したときの購入価額が記載されているレシートが必要です。オリジナルのレシートを持参するのが良いのでしょうが、ぼくは当日持っていなかったので後日写真にとって送付しました。
レシート捨ててしまったという方は。。どこかに購入時の価格を証明するものがないかを探してみましょう。
なぜレシートが必要になるのかというと、保険金額の算出の元金額となるためです。保険金額はドローンの購入金額の50%といった形で支払われるため購入時の購入価格を証明するレシートが必要になるのです。
ぼくは申し込み当日持っていなかったので後日写真を送付する形となりました。持参できればベストでしょう。
・ドローンのワランティカード(シリアル番号が記載されていること)
こちらも購入時に付与されていますが、ワランティカードも提出する必要があります。ぼくは申し込み当日持っていなかったので後日写真を送付する形となりました。持参できればベストでしょう。
・自分の顔写真
こちらも申し込み書類に添付するため申込者の顔写真が必要です。サイズは特に指定はなく、ぼくは4Cm X 5Cmの写真でOKでした。(たまたま持っていたのがこれしかなかった。)
・保険料(掛け金)
クレジットカードは使用できませんのでキャッシュが必要です。ぼくはそれを知らなくて現金の持ち合わせがなかったのですが、オフィスのそばにATMもあるのでそこで現金を引き出すことは可能です。
手続きは1時間から1時間半ほどかかりますので、そのくらいの時間の余裕を持って訪問されることをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
保険料に関して日本のドローン保険の詳細を知らないのですがぼくはそんなに高くないんだなと感じました。
保険はやはり加入しておくべきだと思います。ぼくは過去に墜落させてしまったとき保険で修理額のほとんどをカバーすることができました。カメラも交換が必要なほどの損傷状態だったので修理金額もそれなりに高額でしたがこの保険にだいぶ助けられました。
追って保険金の請求手続きについても詳細な手順を記事にする予定ですので乞うご期待ください!