2017年1月20日に行われたアメリカ ドナルドトランプ新大統領の大統領就任式。
就任式が執り行われたワシントンD.C.はすでにドローン飛行が禁止されているエリアに制定されていますが、大統領就任式を前に懸念が生まれるのも事実。
“4年に一度の大統領就任式という記念イベントをドローンで収めたい。”
“規制があるからといってちょっとドローン飛ばすくらいであれば大丈夫だろう。”
そう思うドローンファンがいてもおかしくありません。
そうした人たちを警戒して、FAAは就任式が始まる前の火曜日1月17日にドローンユーザに対して就任式が行われるエリア一帯がNo Drone Zoneである旨をオンライン上でリマインド。
通常想定される多くの人々が集まるエリアへの墜落リスクとともに、大統領の就任式というイベントから”好ましくない物体”をドローンに積載する輩がいても不思議ではありません。
こうしたリスクに備えるため、通常よりも多くの警備の目が空に注がれる旨メッセージとして発信されたというわけです。
“該当区域におけるルールに違反したいかなる者も厳重な刑罰が科されます。”
またFAAによると、仮に個人がクアッドコプターや他のいかなる種類のUAVを当該エリアで飛行させた場合、違反1点ごとに最大1,414USD(およそ1500万円)の罰金が科されるとしています。
一方で企業が同様の違反を犯した場合、罰金は違反1点につき最大32,140USD(約3億3千万円)にも登るとしています。
企業が違反した場合はより一層厳しい処罰が下されるわけですね。
FAAはこの他にも様々な主要イベントでのドローン規制を敷いています。
・国内での大統領訪問地域周辺
・山火事などの自然災害時(ヘリコプターなど消化活動の妨げになるため)
・30000人以上を動員可能なスポーツイベント
例:スーパーボウルやメジャーリーグの試合、アメリカ合衆国で最大のモータースポーツ統括団体NASCARが統括するカーレースイベントなど
アメリカ在住のドローンパイロットの方はマストで知っておくべき内容でしょう。
<Reference>
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/inauguration-drone-ban/
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