英BBCが作成したドローンにまつわる映像がネット上で物議を醸しています。
BBCはCasualty(死傷者)というドラマ仕立ての映像シリーズを制作していますが、今回フィーチャーされたのが、そうドローンなのです。
ストーリーは以下のような筋立てになっています。
病院へ向かう1機の救急ヘリ。
そこへ男が現れ、何やら思い詰めた様子でドローンを飛ばし始めます。
そしてドローンは飛行中のヘリコプターへ一直線に飛んでいき、そのままヘリ後部へ衝突。
衝突によりバランスを崩したヘリはそのまま地上へ落下。
回転を続けるプロペラが付近の車をなぎ倒し、押し出された車は病院へと突っ込みます。
画面はパニック状態になって逃げ惑う人々の悲鳴と死傷者で埋め尽くされます。
英BBCのCasualtyのfacebookファンページにはこの映像を見た人からのたくさんのコメントが寄せられていますが、ドローンに悪いイメージを与えると批判するものもちらほら。
“映像はあまりにも科学的な正確さからかけ離れている。重さ数kgのドローンがヘリコプターに近づいたらプロペラからの風力で吹き飛ばされてしまうだろう。”
“BBCのこの映像は近年急激に増えつつあるドローンが空の安全を脅かすという懸念を誇張するものである。”
それにしてもリアルですよね。
まるで本当にあった事件を再現しているかのようで、上記コメントはさておき、実際にドローンがヘリコプターと衝突したらこのような事態に発展しうるのではないかと恐怖心を煽られます。
空港付近やヘリコプターの活動エリア付近でドローン飛行が禁じられているというのはどこの国でも共通していること。
規制に対する無知がこうした大災害を引き起こすということに警鐘を鳴らすという意味では個人的には好評価したのですが、皆さんはどう感じましたか?
制作の裏側も公開されています。
<Source>
http://www.wetalkuav.com/bbc-drama-makes-drones-look-bad/
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1029528523811860&id=303765603054826