このニュースを見たとき正直、またか、と思いました。
インドが誇る世界遺産タージマハルでドローンを飛ばしていた韓国人大学教授が現地警察に拘束されるという事件が発生しました。
2017年2月22日、インドの中央保安当局Central Industrial Security Force (CISF)が現地時間の午前7時ごろにタージマハル上空を飛行しているドローンを発見。
すぐに当局スタッフが調査を開始し、地元の人がタージマハルから離れた場所でドローンのリモコンを持っているこの男性を発見。
当局はドローンを下ろすよう命令し、この男性を尋問しましたが、当局の調べに対しこの韓国人男性はこの場所がドローン飛行禁止だとは知らなかったと回答。
その後ツーリストポリスに引き渡され詳細な身分確認が行われたとのことです。
取り調べの後、男性は解放されましたが、事件はデリーにある韓国大使館にも連絡。タージマハルを訪れる観光客に対してドローン飛行を控える旨を通達するよう当局から指示が出されました。
インドのタージマハルでドローントラブルが起きるのはこれが初めてではありません。タージマハルというのは場所柄神聖な場所でもあります。ドローンを飛ばすという行為はそうした背景まで含めて考慮されるべきなのです(詳細は下記の関連記事参照)。
<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される
こうしたモニュメンタルな建造物というのはドローン撮影のターゲットになりやすいのは事実。
上のツイートの写真を見るとわかりますが、この男性が持っているドローンはDJI Mavicのコントローラーと思われます。
小型で持ち運びに適したMavicが発売されたことによってこうした観光地でのドローン撮影を試みるユーザーというのは今後も増えていくことでしょう。
しかしながら知らないということは海外では思わぬ結果を招くことがあります。
知っておけば防げたかもしれないトラブルを防ぐためにも、当ブログは今後もこうした海外ドローン事情を発信し続けます。