今日は日本ネタでいきます。
ドローン関連で色々と調べ物をしていたところタイの現地Webメディアで意外な記事を発見しました。
奈良県王寺町が観光プロモーションのために作成した”ゆるキャラドローン”ムービーがタイ語で紹介されていたのです。(タイ語の原文記事は最下部のリンクを参照)
こちらがそのプロモーションムービー。
このプロモーションムービー、聖徳太子の愛犬である雪丸(ゆきまる)が現代にドローンとなってよみがえり、王寺町の見所を空中散歩しながら紹介していくというストーリー。
聖徳太子とその愛犬と奈良県王寺町と何の関係が?と疑問に思うところですが、この愛犬雪丸のお墓が何と王寺町にあるのです。
そんなゆかりのある雪丸をゆるキャラとしてマスコット化し、最新テクノロジーであるドローンと組み合わせて町の見どころを紹介しようという遊びごころのある取り組みが、遠く海を渡ってタイのメディアで取り上げられる。
王寺町の方々も予想だにしていなかったのではないでしょうか?
映像を見るとわかりますが、これちゃんと英語字幕がついているんですね。
だからこそこのようなゆるキャラドローンが町を飛び回って紹介するという、一見すると意味不明なものと思われかねない映像に意味がもたらされ、異なる文化圏にも伝わる。
加えてタイにもこうしたマスコットやキャラクターを”カワイイ”ものとして受け入れ、人気を集める文化があるという点も大きいかもしれません。
(余談ですが、タイでこれだけLINEが流行っているのも文字だけではなく、”カワイイ”が散りばめられたスタンプで感情を表現できるコミュニケーション手段だからとぼく個人的にはみています。(欧米で流行しているWhatsAppではこうしたマスコットを使用するスタンプは非常に限られている。)
なお、この英語字幕付きの映像は王寺町の公式Youtubeチャンネルではなく、becauseofdreams JP Translation projectというYoutubeチャンネルによって制作、公開されています。
becauseofdreams JP Translation project
https://www.youtube.com/channel/UCQmef1AzGnBqiaagl-L1pPw
いずれにしてもこれからは英語での発信ができるかどうかは大きな差がつくことでしょう。
とりわけタイのように日本観光がブームになっている国ではゆきまるドローンのように英語で発信された映像がきっかけで注目を集めるということもあり得ます。
PPAPではありませんが、世界のどこから火がつくかわかりませんからね。
日本語オリジナルバージョンのプロモーションムービはこちら。
<Reference>
http://themomentum.co/happy-travel-yukimaru-mascot
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