近い将来かならず実現するでしょう。
墜落防止装置としてのパラシュートが標準装備されたドローン。
ドローンが抱える一つの問題が”安全性”。
信号が途絶えてコントロール不能になったり、バッテリー切れ、パイロットの操縦ミス、バードストライク・・・
どんなに飛行経験を積んだベテランのパイロットであっても墜落のリスクはゼロではありません。
そして重さ2kgほどのある物体が空中から落ちてきたことを考えると・・・
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だからこそ、万が一墜落か?! という時のフェイルセーフとしてドローンにパラシュートを装備させるというのは墜落を避けるための一番良いアイデアだと思うのです。
機体ボディ上部の内側にパラシュートが埋め込まれ、外部からの衝撃だったり、空中でプロペラが停止した動きだったり、一定以上の速度で落下しているのをセンサーで感知。
ボディ内部に埋め込まれたパラシュートが開いてドローンを墜落から救う。
今は最新モデルのドローンには衝突ならびに結果としての墜落防止策として、障害物回避機能が搭載されるようになりましたが、次のフェイルセーフ機能はパラシュートだと思います。
実際にYoutubeでもすでにいくつかの実験的取り組みが投稿されています。
こちらはDJI Phantom2のボディ側面にパラシュートを折りたたんだ状態で取り付け、落下時に開くという仕組み。
こちらはもう少し大型のドローンの機体真ん中あたりにパラシュートを取り付けています。
ドローンの重量にパラシュートが耐えきらなかったのか、ドローンは地面に激突してしまいますが、それでもだいぶ墜落の衝撃は緩和されているように見えます。
個人的にはDJIはすでに次世代の新しいモデル向けに密かにパラシュート搭載ドローンを研究されているのではと妄想しています。
自動車のエアバッグを想像してみてください。
30年、40年前に車のハンドルの中からエアバッグが飛び出してくるのを想像できた方はどれくらいいたでしょうか?
それが今となってはついているのが当たり前になりましたよね?(欧州ではほぼ全ての車に標準装備です。)
ドローンの墜落防止装備としてパラシュートが標準装備になっても全く不思議ではありません。