たいへん興味深い記事です。
日本を訪れる外国人向けに「日本のドローンについて知っておくべき5つのこと」と題して日本のドローン規制事情が紹介されています。
かいつまんで紹介しましょう。
ぼくはタイに住んでいるので実は日本のドローン事情はよく知らないですが、逆に海外のドローン事情は詳しいですので、日本と海外の対比を軸に書いてみたいと思います。
1.日本ではドローン飛行が合法である。
何を今さら?と思った方、当たり前ではありませんよ。
世界のあちこちの国ではドローン飛行が違法な国だってあるんです。
例えばインド。
インドは一般人が無許可でドローンを飛ばすことは法律で禁じられています。
<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される
【海外ドローン規制】インドでは一般人または旅行者のドローン使用は禁止されています
2.ライセンスは不要
これも国によっては他国の人から羨ましがられる要素の一つですね。
世界の他の国々では政府や航空管轄庁の発行するドローン飛行ライセンスなしにドローンを飛ばすことができないことも決して珍しくはありません。
はい、ぼくが住んでいるタイも全国どこであってもライセンスが必要です。
日本では東京や他の大都市周辺は飛行禁止ゾーンとはいえ、地方に行けばライセンスも資格もなしにドローンが飛ばせる日本はドローンにやさしい国、恵まれた環境だと思います。
3.無料のドローンマップが利用可能
これもありがたいですね。
SORAPASSを使えば無料で日本全国のドローン飛行可能エリア、飛行禁止エリアが一目でわかりますから。
SORAPASS
http://www.sorapass.com/map/
ちなみにドローン先進国であるアメリカも同様のサービスが数々存在します。
<関連記事>
【海外ドローン規制】アメリカドローンマップ
タイにはもちろんこのような優れものはまだありません。。。(作りたいと思っているのですが。)
4.安倍首相がドローン活用政策を打ち出している
トップがドローン活用に積極的というのはドローン産業の拡大を進めるにあたっての絶大なバックアップとなります。
安倍首相がドローン利活用に積極的というのは日本に住んでいるドローニストのみなさまはご存知のことでしょう。
現に千葉県はドローン特区として他地区よりも規制が緩和され、楽天のドローンデリバリーをはじめとした数々の試験的取り組みが行われています。
アマゾンのドローン関連プロジェクトのターゲット地区も千葉県になるのではとも言われていますね。(アマゾンは千葉県に配送センターを持っていることからも何かと好都合でしょう。)
5.ドローンの入手が容易
これも日本ならではの高度に発達した小売店の販売網の賜物ですね。
DJIショップはもちろんのことですが、ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店でもドローンを販売していますし、これらの店舗は全国あちこちにあります。
またこれ以外の電気製品店でもドローンを扱っていることから販売店を見つけるのは非常に容易いと言えるでしょう。
一方の海外、これも国によってはドローン販売をこっそり行わなければならない等の事情もあります(そもそも国としてドローン飛行が違法であれば公に売ることははばかられるわけです)。
タイはというと販売店はDJI製品を扱うPhantom Thailandという代理店がバンコクに数店舗ある程度。
最近店舗数も増えつつあるのでだいぶ便利にはなってきましたが、それでも購入できるドローン製品はDJI, Parrotといった主要製品に限られますので日本に比べて選択肢は少ないです。
いかがでしょうか。
今回は海外からそれも外国人の目から見た日本のドローン事情という変わった観点での記事を紹介しました。
やはり1から5の要素を見ても日本はドローンが飛ばしやすい国と言えるでしょう。
<Source>
https://blog.gaijinpot.com/5-things-know-drones-japan/
コメントを残す