これは知りませんでした。
最新のファームウェアのアップデートによりDJI Mavic Proにデュアルパイロットモード(二人で操縦)が追加されたようです。
デュアルパイロットモード(デュアルコントローラーとも呼ばれる)と言えば、DJIのInspireシリーズやMatriceシリーズといった上位モデルでのみ対応されている機能。
一人は機体の操作、もう一人はカメラワークの操作に特化といったように、空撮や点検作業等の複雑なオペレーションで重宝されています。
かいつまんで紹介すると、
・二つのコントローラーをMavicに接続
・それぞれのコントローラーをPrimary(1機)とSecondary(2機)に設定
・1機、2機ともに離発着を始めとする各種の機体操作、ジンバル(カメラ)操作が可能
・1機、2機で同時に操作した場合は1機の操作を優先する
といったものです。
4点目の特徴があるので、1機は常に機体操作に特化、2機は常にジンバル(カメラ)操作に特化といった使い方をすることでInspireのデュアルパイロットモードと似たオペレーションが可能になりますね。
そのほかにも考えられる活用方法として、
1. ドローン体験会や講習会などでの操作方法教授
“二人で” 一つのドローンを”同時に”操縦できるわけですから、例えばドローン操縦に精通したトレーナーパイロットがドローン初心者パイロット(トレーニー)に操縦を教える時に、実際の操作をすぐ横でほぼリアルタイムでデモンストレーションすることができるのです。
「こうしてスティックを倒すと、まっすぐ進む。さあやってみて」
「わかりました」
といった具合に、トレーナーがまず自分のコントローラーで操作して見せた後に、トレーニーが真似して操縦してみるといったことが即座にできてしまいます。
デュアルパイロット機能がない場合はいちいち着陸して操縦者交代しないといけないわけですからこの差は大きいです。
また上記4点目の特徴があるため、受講者が操作ミスをしたとしてもトレーナーが軌道修正することも容易です。不用意な事故を防ぐことにも繋がります。
2. 恋人や配偶者との愛を深める(真剣)
ドローンにはまってしまい、恋人や配偶者とのコミュニケーションが減ってしまったという方もご安心。
このデュアルパイロットモードはそんなお二人の間にできた溝を埋める手立てとなるかもしれません。
いつもはあなた一人が操縦して、パートナーは横で見てるだけ、もしくは家の中でポツンと取り残されているといった状況にあるでしょう。
そんなあなた、Mavicのコントローラーを彼女(もしくは彼)にプレゼントして一緒にドローンを飛ばすという機会をプレゼントして見てはいかがでしょう。
いつもは横で黙って見ていたパートナーも、あなたと一緒にドローンを操縦するという時間、体験を共有ことであなたへの思いをより一層強いものにできるかもしれません。
ひょっとしたらあなたよりも数倍の飛行センスがあり、あなたのパートナーがドローンにどっぷりとはまってしまうという新たな発見もあるかもしれません。
特に2に関しては、ドローンはまだまだ男社会(注:ユーザのほとんどは男性という意味)なので、このデュアルパイロットモードは女性にドローンを触ってもらう良いきっかけになると思っています。(真剣です)
ちなみにMavicのコントローラーは別売りされているのかというと、もちろん販売されています。
お値段は約4万円なので安くはないですが、ドローン本体を恋人にプレゼントすることと比べれば安いですよね。
実際にはプレゼントしているのはモノではなく、あなたとあなたのパートナーの共同作業という時間であり体験なのです。それが4万円で実現できるとあればこれはもう破格の値段でしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回はドローンで愛を語るという今までに予想もしなかった内容の記事になりました。でも小さいドローンMavicにデュアルパイロットというのはそういう可能性も秘めているんです。(真剣)
では最後にそのデュアルパイロットモードのチュートリアルをどうぞ!! ⬇️ (英語音声のみ)
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