【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される

今度はドローンのお膝元とも言える中国でのドローン関連事件です。

中国の成都流国際空港は24日、先週4月17日週に空港周辺で発見された違法ドローン4機のため60フライト以上に影響、およそ10000人の乗客が空港で立ち往生する結果となったと発表しました。

同報告によれば当空港でのドローン目撃事件は最近だけでも3件目。

この数字を見るだけでも、中国におけるドローンと航空機のニアミストラブルの状況は深刻であると言えます。

なにせ、ぼくは今この記事を2017年4月25日に書いていますが、直近で同じようなドローンと航空機関連トラブルの記事を書いたのはつい最近の4月21日のこと。

たったの3日前なのです! (下記記事参照)

<関連記事>
【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

 

正直な気持ち、他に書きたい記事が山ほどあるのですが、こうしたドローンと空港・航空機関連の事件があるたびに事の重大性、状況の深刻さをみなさんに知らせるために、他のトピックを中断してまでしてこうしてドローンと航空機関連の事件記事を書き、世の中に発信しています!  事態はそれほど深刻な状況なのです。

 

話がそれてしまいましたが、この影響を受けた60フライトのうち、58フライトは近隣の空港に振り返るなどの対応が行われましたが、残りの4つのフライトは引き返さざるを得なかったといいます。

同じ報告はある1機のドローンは着陸中の航空機のまさに直下を飛行していたとも報じています。

 

この事件だけではなかった

同じ成都市では22日、ドローンを違法飛行させたとして一人の男性が逮捕される他、4月11日には11機の飛行中の航空機がドローンが航路付近を飛行していたとして他の空港への着陸を余儀なくされた他、12日には同じ理由で19のフライトが別の空港への振替を行ったとしています。

同市の航空安全当局は違法ドローン飛行に関する情報を提供したものにおよそ11000香港ドル(約15万円)の懸賞金を出しているとのことです。

また、同市におけるドローンが航空機の運行に影響を与えた事件の数は2015年の4件から昨年2016年は23件にまで増加。

これは同じ2年間の間にドローンがますます一般的になったという事実と相関しています。

 

さらに今年に入ってから中国本土南西地区におけるドローンと航空機関連の事件の数はすでに10件に到達。

昨年5月には空港域内の上空でドローンが発見されたことにより90分に渡り空港が閉鎖、およそ55のフライトの離着陸に影響が出たと報告しています。

同市のメディアは航空安全のためにも現在よりも厳しい追加のドローン規制を敷くことを強く要求。23日日曜日に放映された中国中央テレビは、

ドローンは我々の生活の利便性やエンターテイメント目的として利用すべき一方で、航空の安全を守るためにもより強固な規制ができるだけ早く導入されるべきだ

とコメントをしています。
<Source>
http://m.scmp.com/news/china/society/article/2089974/drone-flights-disrupt-southwest-chinese-airport-third-time-recent

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