実は廃墟好きです。
廃墟って当然のことながら現在の姿は朽ち果てているんですが、眺めているうちに以前はどんなに華やかな姿をしていたのだろうという想像力を掻き立てられるんですね。
頭の中に過去の最盛期の時代の煌びやかさと、現在の人の気配の全くない朽ちた構造物としての姿が対比され、美しかったものが劣化していく様を恍惚とした気持ちで想像してしまう、そんなマゾヒズム的な魅力を持っているのが廃墟なのです。
さて、タイのみならず世界有数のビーチリゾートとして名高いタイのプーケット島。
世界中の名だたるリゾートホテルが軒を連ねる地域ですが、2004年に起きたスマトラ島沖地震では大きな被害を被りました。
King View resortホテルもそんな被害を受けた場所の一つ。
この場所を二人の青年が訪れ、廃墟となったホテルの様子を空からドローンで空撮した映像がYoutubeで公開されています。
上空から眺めるとかなりの規模のリゾートホテルだったことがわかります。
バルコニーには屋外バスタブと思われる箱のようなものを確認することができます。
完成していれば、高くそびえるヤシの木の間からビーチを望むことのできる絶好のリラクゼーションスペースとなっていたことでしょう。
5つ星ホテルとして運営される予定だったこのホテルですが、津波発生時に工事関係者らはホテルを離れ、島の反対部分へ避難。そのまま津波の被害と共に置き去りにされたまま、廃墟となり完成の日の目を見ることはありませんでした。
以来、土地のオーナー、ホテルのオーナー誰一人としてこの地に戻って来るものはいなかったそうです。
廃墟となった豪華リゾートホテルの様子をドローンによる視点からぜひご鑑賞ください。
コメントを残す