海外ドローン規制シリーズ、今回はインドのドローン規制についてのアップデートです。
これまで当ウェブサイトでもお伝えしてきた通り、インドは世界でドローン規制が非常に厳しい国の一つ。
一言で言うと、
・一般市民(インドを訪問する外国人を含む)によるインド国内のドローン飛行は禁止
・ドローンのインド国内への持ち込みは課税対象
という状況です。
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今回インドの現地メディアHindustantimesが報道したところによると、近年税関でドローンをはじめとする持ち込み制限物の押収が増加傾向にあり、首都デリーにあるForeign Post Office (FPO) (国外からの郵便物を扱う郵便局)だけでも1000件にも及ぶ郵便小包が差し押さえ処分となっているとしています。この数字にはもちろんドローン以外の持ち込み制限物(ポルノや薬物など)も含まれています。
同メディアはドローンや遠隔操作航空機のインド国内への持ち込みは政府機関からの許可がある場合にのみ可能と報じており、以前にも増して持ち込み規制の基準が強化されたと考えられます。
政府機関からの許可がある上で、輸入税や関連する税金を税関に収めた上で初めてインド国内へのドローン持ち込みが可能になると考えて良さそうです。