カナダのドローン規制強化、イギリスや中国のドローン登録制度導入と規制強化の動きがますます高まっている世界のドローン業界。
そんな状況下でまた規制強化の流れを加速させると思われる報告が公開されました。
イギリスの航空安全の評価を行う団体であるUK Airprox Boardは、2017年5月19日にスコットランドエディンバラ空港にて発生したドローンと旅客機のニアミスに関する報告書をリリース。
旅客機(Saab340型)とドローンはわずか15フィート(約4.5メートル)の距離でニアミスをしたと結論づけています。

報告書の中でUK Airprox Boardは
“ニアミスで済んだのはたまたま運が良かっただけに過ぎない。空中衝突のリスクは確かに存在した。”
と報告し、さらに
“あまりに至近距離でまた一瞬で起きたために回避行動を取ることは不可能だった。”
と言及しています。
事件はエディンバラ空港からおよそ12マイル離れた場所で発生。
またスコットランドでは過去9ヶ月の間に航空機がドローンとニアミスを起こした事件は最低でも4件に上るとしています。
隣国イギリスでは昨今頻発するドローンと航空機のニアミスや空港周辺でのドローン目撃を受け、ドローン登録を義務化する規制を発表。
今回の報告書によりスコットランドにおいても類似の規制強化が進む可能性があります。
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<Source>
https://stv.tv/news/east-central/1394197-plane-avoided-drone-crash-by-15ft-near-edinburgh-airport/
http://www.bbc.com/news/uk-scotland-edinburgh-east-fife-40019778
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