人間社会をより便利にするために数々のドローン利活用の方法が模索されていますが、使い方を一歩間違えると逆に社会問題に発展してしまうのも事実。
過去にはドローンに銃火器を取り付けたことで裁判沙汰になった事例もありました。(下記参照)
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ドローンに銃火器を取り付けることの法的解釈をめぐって
イギリスのドローン販売会社dronesdirectが販売していたのは犬を散歩させる”ドッグウォーキングドローン”。
DJI Phantom4を改造して大容量バッテリーを搭載。30分の飛行を実現可能としたカスタムドローンは脚部分にリードも取り付け可能としてちょうどこのようなイラストで同社のサイトに2500米ドル(およそ25万円)で掲載されていたようです。

ところがこれを偶然発見したDJI社がこのような方法でのドローンの使用は非常に危険であると安全上の理由から同社に対して削除を求めるよう要請。現在は同社のウェブサイトからも削除されてしまっています。
犬を散歩させるのにドローンを用いるという発想は確かに面白いですが、犬を散歩させる場所は大抵公園や街中だったりします。また、散歩させるとなれば飛行高度も10メートル以下でリードを引くことになるでしょう。そうすると木に引っかかって墜落した場合は人だけでなく、散歩させている犬にも危害が及ぶ可能性があります。
とまだまだ現在のドローン製品・技術ではこうした問題を解決するには十分ではありません。
今の段階では安全上の理由から好ましくはないのでしょうが、ぼくは個人的にはこうした商品/サービスは将来実現されるものと考えています。
今のドローンの主流はプロペラがむき出しになっているものが大多数ですが、今後はもっと薄型でプロペラと胴体がほぼ一体となって、かつプロペラも上下が覆われた状態となった板状のドローンもどんどん出てくるでしょう。
ちょうどこんなイメージのドローンですね。

少し時代の先を行き過ぎたのかもしれません。
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