ということですでにご存知の方もいるとは思いますが。
DJIが発表するところによると、DJIは新たにSpark向けのファームウェアを更新してリリース。
全オーナー向けに9月1日までにアップデートするように呼びかけを行いました。このアップデート、ぼくは知らなかったのですが、すでに何件か報告されているSparkの飛行中の不具合(バッテリーマネジメントシステムと電力供給システムに関連するもの)を解消するためのものらしいのです。
9月1日までにアップデートしない場合は、飛行できなくなるともアナウンスされています。恐らくDJIの安全対策の一環として、もしファームウェアがXXXバージョン以下の場合は、離陸不可能にするように制御をかけるのでしょう。
さて、報告されているという上記不具合についてどれくらいの事例が報告されているのか、Youtubeで検索して調べてみました。
GoPro Karmaの飛行中のパワーフェイルによるリコール問題の時は、飛行中に突如電力供給が落ちて墜落するKarmaの動画が多数Youtubeに投稿されていました。
そこで同じような動画がどれくらい投稿・報告されているのかを知りたかったのですが、結果は1件ほどしかそれらしきものは見つかりませんでした。
それがこちらの動画です。
この動画の男性が言うには高度約91メートルを飛行中に突如ビデオのレコーディングがストップし、そして墜落したと言うのですが、正直この動画を見るだけでは果たしてそれがバッテリー不具合によるものなのかはわかりません。飛行前の準備が不十分だったりとか、周辺の電波と干渉したとか、考えられる原因は他にもありそうなので、一概にこれが今回報告されていると言う不具合によるものなのかは疑問が残ります。
DJIの発表によると不具合が生じるのはほんのわずかな数の個体のみ(DJIは”Small number”と表現)のため、Karmaのような大々的な被害は出ていないのかもしれません。
いずれにせよ、アナウンス通り9月1日までに必ずファームウェアを最新にしておくことが必要です。
<Source>
http://www.dji.com/newsroom/news/dji-spark-firmware-update-enhances-flight-safety
https://www.theverge.com/2017/8/22/16184924/dji-spark-drone-malfunction-firmware-fix-deadline-update