タイ空軍 プミポン前国王の葬儀に向けドローン監視施設を導入

連日のようにタイのドローン規制関連トピックが続いていますが、今回も新たな規制の話題です。

2016年10月13日に崩御されたタイの前国王プミポン国王。

タイ全土が文字通り悲しみに包まれ、全ての公務員及び国営企業従業員、政府機関職員は、翌日10月14日から1年間喪に服されてきました。

そのプミポン前国王の葬儀が今年2017年10月25日から29日まで執り行われ、タイ政府がこの期間中のバンコク上空でのドローン飛行を広範囲にわたって禁止する旨を発表したのは下記記事の通り。

<関連記事>
タイ プミポン前国王の葬儀期間はバンコク上空ドローン飛行禁止

今回上記規制に加え、新たにタイ空軍が葬儀会場周辺において、ドローンをはじめとする飛行物体の監視センターを設立することを発表しました。

監視センターはドローンなどの飛行物体を検知するセンサーを備え、葬儀期間中の会場周辺の違法ドローン飛行のモニタリングを実施。

葬儀期間中にドローン飛行が許可されているのは、NBTC(National Broadcast and Telecommunication Commision)とCAAT(Civil Aviation Authority of Thailand)に登録されたドローンで、かつニュース報道のために葬儀の様子を撮影することを許可されたドローンのみです。これ以外の無許可ドローン飛行は、1年間の禁固刑か40000バーツの罰金(およそ12万円)またはその両方が課されます。

監視センター設立の背景にあるのは間違いなくテロ行為や違法撮影行為などのセキュリティ上の懸念。

葬儀が近くにつれ万全の安全対策で臨むタイの姿勢が伺えます。

 

<Source>
http://www.nationmultimedia.com/detail/national/30329139
http://www.pattayamail.com/thailandnews/air-force-set-anti-drone-stations-royal-funeral-188981

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