ドバイで毎年開催されているコンシューマーエレクトロニクスショーGitex2017にてギークな製品がお披露目されました。
空飛ぶドローンホバーバイク。
こちらです。
ロシアのドローン企業Hoversurf社がドバイ警察とタッグを組んで開発しているこの製品、以前当ブログでも取り上げたことがありましたが(下記記事参照)、当時に比べ大分クオリティが向上してきているようです。
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空飛ぶドローンバイク!!
当時の動画ではまだ不安定さが残るプロトタイプ感が強かったのですが、今回の新しい動画を見る限り、推進の安定度をはじめ完成度は上がっています。
このドローンバイク、モデル名はScorpion3といいバッテリーで駆動します。ドバイ警察は本格的なフィールド調査用の乗り物として採用することを検討しているそうです。
ドローンバイクのスペック
さて気になるスペックを見ていきましょう。
まず飛行時間は最大20分ほど。バッテリーのフル充電は3時間以内に完了し、バッテリー交換も1分以内で完了するとのこと。なかなか扱いやすそうですね。
そして飛行高度は安全上の理由から16.4フィート(およそ48メートル)までしか上昇できないようにプログラムされています。
飛行速度はパイロットを乗せた状態で時速約70kmと普通の2輪車並みの速度ですが、飛行距離は6kmほどとまだまだ改良の余地があると言えるでしょう。
下の動画ではドローンバイクが上昇する様子が確認できます。
人を乗せた状態で上昇速度は秒速5メートルと表示されていますのでかなり速いことがお分りいただけるでしょう。
ドローンバイクの使用用途
人を乗せた状態で垂直離陸、水平推進とドローンとバイクのいいとこ取りをしたこのホバーバイク。
ドバイ警察は災害時をはじめ、通常の車両では入ることが難しいエリアへアクセスするための移動手段として採用することを検討しています。
渋滞の車を一気に飛び越して目的地へ向かうことも可能なため、より迅速な移動することのできる手段にもなるでしょう。
ドローンホバーバイクの価格は?
気になる価格ですが、2017年にクラウドファンディング上で公開されていた価格が15万ドル(およそ1500万円)。今回の動画のモデルはドバイ警察用にカスタマイズされているため、上記価格より高くなると見られています。
ドバイはドローンタクシーの導入にも世界で真っ先に名乗りをあげた国であり、こうした先進技術の導入には非常に積極的です。
ドローンタクシーの実用化と合わせて今後も目が離せない国の一つでしょう。
<Source>
https://www.autoblog.com/2017/10/15/dubai-police-scorpion-hoverbike-video/
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