2016年4月にリリースされたDJI Phantom4 Advanced以来、後継モデルの発表がピタリと止まってしまったPhantomシリーズ。
後継機となるPhantom5の発表はドローンファンであれば誰もが待ち望むところでしょう。
ぼくが以前から提唱しているDJIの”製品開発サイクル半年理論” (下記記事参照)によれば、4月の半年後ということで10月には何らかのリークが出ることを期待していました。ですが、もう10月も終わり。11月はすぐそこです。
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と思っていたところ、そのPhantom5のコンセプトモデルが、中国のドローンリーク情報サイトkanzhaji.com(カンザジ.com)に掲載されていることを発見しました。
kanzhaji.comはDJIのドローンのみならずXiaomiやYuneecなどのドローンリーク情報も扱う中国のサイト。(現在は中国語のみ対応)
ハンドルネームOsitaLV氏によりサイト上で提供されたそのコンセプトモデルの概要をご紹介します。
Phantom5 コンセプトの概要
OsitaLV氏により構想されたコンセプトによれば、外観はPhantom4を踏襲したデザインになっています。
最初の大きな変更点はカメラ。
Phantom4までは各モデルにカメラ・レンズが標準搭載されていましたが、Phantom5ではレンズ交換式カメラが搭載されると予想しています。

こちらがレンズの種類。
15mm, 24mm, 35mm, 50mmの4種類が登場するのではと読んでいます。
広角から望遠まで撮影用途に応じてレンズを取り替えられるという仕様ということですね。

さらにカメラにはビルトイン式のNDフィルターも搭載されるとのこと。撮影中にモニターで光量調節できるようになるといいなというのが個人的な願望ではあります。
そして続いての変更点は障害物回避機能。
添付の絵のように次期モデルでは前後左右そして上下の合計6方向の障害物回避センサーが搭載されるだろうと予測しています。
狭いエリアでの上昇飛行中に天井等に衝突してしまうリスクを抑えることができます。

最後は悪天候での飛行耐性。
Phantom5は雨の中でも飛行可能な、防雨設計が施されるだろうとしています。

コンシューマー向けのドローンに雨天飛行対応が必要か?という疑問は残るものの、DJIがPhantomシリーズを、Inspireまではいかないとも、セミプロフェッショナルドローンの地位に押し上げようとする戦略があれば、防雨対応も備える可能性があるかもしれません。実際にPhantomは商業利用に利用するユーザもいるわけですしね。
さて、以上コンセプトモデルの概要をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には以前ブログで紹介したPhantomXの方がワクワクする製品だという思いは変わりません。
また近年ドローンに関しては、小型化かつ高性能カメラ・解像度、安全性(フェールセーフ)、静粛性といったキーワードに関心が移ってきているので、そうした機能をフィーチャーしたPhantom5に期待をしたいところです。
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<Source>
http://www.kanzhaji.com/?p=37967
https://www.youtube.com/watch?v=wJTVcGonE3k&t=165s