冒頭から墓場の画像で不気味な印象を与えてしまいましたが、本当に墓場のような状況に陥っているようです。
インドでは国内へのドローンの持ち込み時に税関申告が必須になったのは下記の記事でもお伝えした通りですが、インドの各空港の税関では差し押さえられたドローンが倉庫スペースを圧迫し、保管場所がなくなっているというニュースが出ていました。
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伝えられるところによれば、首都デリーの空港では今年だけで150を超えるドローンやリモートヘリコプターが税関にて差し押さえられ、すでに保管場所を埋め尽くしている状況。
差し押さえられたドローンは何も旅客機で旅行者が持ち込もうとしたドローンに限らず、インド国内の輸入業者が事前の許可なくドローンをインド国内に輸入しようとしたために差し押さえとなったケースも含みます。
インドではドローンの輸入にあたり政府の関連省庁から事前の許可を得る必要があり、この許可を取得していないことが発覚したドローンが税関にて差し押さえ、倉庫はまさにドローンの墓場と化している模様。
同じ状況はムンバイやバンガロールの空港でも発生しており、保管場所の確保に苦慮しているとのこと。
インドでは現在のところ、ドローンをはじめとするUAVは持ち込み制限アイテムに指定されており、セキュリティ上の懸念から事前に通信省の許可取得が必要とされています。しかしながら実際にはほとんどの輸入業者が許可の取得を行っておらず、数多くのドローンが空港で墓場行きとなってしまっています。
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