<心臓が弱い方は読まないでください>
壇上で手のひらサイズのドローンを紹介する一人の男性。
男は野球のボールを投げるようにドローンを会場に放り投げます。
次の瞬間、ドローンは男のそばに置いてあったダミーの人形の額めがけて猛スピードで突進。
バンっ!という銃声にも似た激しい音と共にダミー人形に衝突。
ドローンが離れたあとのダミー人形の頭には、錐のようなもので貫通された穴がぽっかりと空いています。
もしこれが実際の人間であったら・・・結末は言うまでもないでしょう。
カリフォルニア大学バークレー校のStuart Russell教授がYoutubeに投稿した一つの動画がバイラル動画となって世界を駆け巡っています。
教授が動画の中で見せようとしたのは、現在のドローン技術水準であれば上記のエピソードのように人間の頭蓋骨をドローンが突き破り、内部まで損傷させることは可能であるという事実。
さらに警鐘するのは、このような武装化したドローンが兵器となって引き起こされる戦争やテロ行為が発生する世界です。
AIテクノロジーの発展により、ソーシャルメディアをはじめとするオンライン上の情報から、個人や組織・集団を特定することは容易になり、例えばFacebookやTwitterのハッシュタグから、タグづけされた人物を特定してドローンが攻撃を仕掛けることは技術的に可能になると指摘。
さらにドローンの自律飛行システムの発展に伴い、ドローンが集団で自律飛行を行い、建物や車、電車を破壊して内部に侵入、武装して攻撃を仕掛けるといった兵器としてのドローンが現実化し得ると警鐘。
素早く自律的に飛ぶことのできるこれらのドローンは、銃による応戦などいかなる対応策も回避することができ、もはや止めることすらできないだろうとコメントしています。
“たった2500億ドルの資金があればこうした集団兵器ドローンは調達することができ、街の半分を壊滅させることができるだろう。”
冒頭にも示したように動画には暴力的なシーンが登場するので、そういった点を了承の上ご覧ください。
<Source>
http://autonomousweapons.org/slaughterbots/
http://www.foxnews.com/tech/2017/11/21/uc-berkeley-professor-s-slaughterbots-video-on-killer-drones-goes-viral.amp.html
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