インドのヒンドゥ教のJagannath Temple上空をドローン飛行させたとして2人の女性を含む計4人のロシア人グループが現地警察に拘束されるという事件が発生しました。

インド東部のプリー地区にあるこのJagannath Templeは12世紀に建立されたヒンドゥ教にとって非常に神聖なお寺ということでお寺の僧侶は怒りをあらわにしています。高僧の一人は
“セキュリティチェックというのは何もポケットの中やカバンの中身をチェックすることではない。今回の事件はセキュリティ体制のあり方に大きな疑問を抱かさざるを得ない。現地当局は現在のセキュリティ基準に対して真摯な対応をすべきだ。”
と厳しいコメント。
現地警察の調べによるとこのロシア人グループはお寺近辺のビルの屋上からドローンを飛ばしていたとのこと。
調べに対してロシア人グループは、
“数日後にお寺を訪れる仲間たちにお寺へのアクセスがわかりやすいようにお寺へのルートを撮影するためにドローンを飛ばした。ドローンを飛ばしただけなので、お寺内部の撮影はしていない。”
と主張。
ただしツイートの写真を見る限り、お寺そのものを空撮していたと捉えられても仕方ないでしょう。
この事件の後、現地警察はお寺の訪問客に対してスマートフォンやカメラ等のガジェット類のお寺内部での使用を一切禁止。
厳しい対応をとったことからこの場所が相当神聖な場所として考えられていることがわかります。
ロシア人グループは尋問の後に解放されたとのことです。
<Source>
https://sputniknews.com/asia/201712151060035070-russian-tourist-detained-india/
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