【海外ドローン規制】香港レクリーエションドローン飛行の規制強化へ 登録制度導入か?

今年に入ってから世界中で相次いで発表されるドローン規制強化のニュース。

逐次このサイトでお伝えしているぼく自身も正直覚えていられないくらい世界中で規制強化の動きが高まっています。

ざっと覚えているだけでも、最近では以下のような規制強化があります。もちろんぼくのいるタイも。

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そんな状況の中、今回新たに香港がその仲間入りを果たそうとしています。

香港政府はドローンのレクリエーション飛行規制を強化する準備に入ったと各メディアにて報道されています。

背景にあるのは他国のドローン規制強化の理由と同様、近年世界中で頻発しているドローンと航空機のニアミスや空港周辺でのドローン目撃事件。

先日も着陸中の航空機の窓から撮影された写真にDJI Phantomが写っていたとして話題になりましたね。

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ちょうどその前週にあたる12月8日週には、世界の航空会社で構成される業界団体である Air Transport Association (IATA)が各国政府に対してドローンの安全飛行を保証する法規制の整備するよう呼びかけたところでした。

香港政府が準備している新しい規制の要点は主に3つ。

機体の登録、ドローン飛行のためのトレーニング制度、保険加入です。

これら3つの要素は業界の専門家の意見を受けて構成されたものだとか。

ドローンの期待はその重量によって3つのカテゴリに分類され、その分類によってどの程度遠くまで飛ばすことができるか、どれくらいの時間飛ばすことができるかも定められる予定です。くわえて新規制にはドローン操縦士の一定のトレーニング受講を義務付けるほか、保険の加入要否についても言及されると考えられています。

機体登録のスキームはアメリカFAAのそれを参考に、250グラム未満は登録不要、250グラム以上、7Kg以下は登録必須、7Kgを超える重量のドローンは別途政府の精査を受ける必要あり、と検討されています。

IATAのディレクターであるRob Eagles氏もこの新しい規制検討を高評価するコメントを発表。

“適切な規制に加えた登録制度、教育制度、そして操縦者への意識づけ、これらを厳格に施行していくことはリスク軽減の一要素である。”

 

残念なことですが、世界は間違いなくドローンをより強固に規制する方向へ向かっています。

その背景にあるのはルールや規制に無知なほんの一握りのドローンユーザーの振る舞い。

まず求められるのが、各国政府における規制の整備と厳格な運用方針の整備。そしてドローン製造・販売企業側でも自国の法規制・ルールについて購入者に対する意識づけを行う取り組みは必須と言えるでしょう。

そしてもちろんぼく達ユーザーには、それら規制を正しく理解し、従うこと、規制情報のキャッチアップを行うといった責任が求められます。

 

<Source>
http://www.scmp.com/news/hong-kong/economy/article/2123766/tougher-drone-rules-cards-hong-kong-industry-body-warns
https://dronelife.com/2017/12/15/hong-kong-eyes-new-rules-drones/

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