タイって物価安いイメージありますよね。
BK Magazineに載っていたこのインフォグラフィックを見ても、水やコーラといったような現地で調達・生産できるような品目は圧倒的に安いです。
実際、現地でバンコクに住んでいるぼくから見ても安いのは確かなのですが、逆に高いのが輸入品。
いい例が、お酒や輸入物の電気製品や輸入車。
こうした品目には高い関税が設定されているので、タイ国内での販売価格が高くなっているのです。
お酒は日本酒や日本産のウィスキーなどは日本の値段の倍から3倍近くすることもありますし、典型的なのがアップル製品。
iPhoneやMacbookは日本の価格より20%から30%くらい(感覚値)は高いです。
それでもバンコクの都心部を歩くタイ人の手元を見ると、どこもかしこもiPhone一色。。iPhone率は日本より高いんじゃないかと思えるほどです。日本人ですら高いと思えるiPhoneを、日本人より平均所得の低いタイ人が買っているのですからね、可処分所得に占めるiPhoneの金額の割合はかなり高いはずです。
また、車に至っては日本で知っている価格の3倍、4倍、5倍となることは全く珍しくありません。かつて六本木のカローラと揶揄されたBMW3シリーズはタイでは1000万円からのスタートです。日本の価格のおよそ2.5倍ですね。トヨタのカムリはタイで生産していますが、なぜか400万円近くします。日本だったらかつての六本木のカローラが買える値段です。
これも税金の関係です。別に自動車メーカーが儲かるわけではありません。
でもそこは江戸っ子気質のタイ人。宵越しのお金は持ちません。
欲しいものがあれば何十分割だろうと、ローンを組んでまでも買うのがタイ人流。ある意味気持ちの良いお金の使い方をします。
さて、こうして物価の話をしていくと疑問を持たれる方もいるだろうと思います。
ドローンは他の国に比べて安いのか、高いのかということ。
ということで改めて調べてみました。
比較対象は以下のモデル。DJIコンシューマー向けドローンのエントリーモデルからハイエンドモデルまで選びました。新型Mavic Airも含めています。
・Spark
・Mavic Air
・Mavic Pro
・Phantom4
・Phantom4 Pro
・Inspire2
これらのDJIドローン製品をタイの価格、日本の価格、アメリカの価格でそれぞれを日本円ベースに換算して比較します。(為替レートは2018年1月28日時点のレートを使用。)
結果がこちらです。
こうして見ると、アメリカの価格が安いことがわかります。ドルを大量に持っている人や、本国在住の人はアドバンテージがありますね。アメリカは自国でドローンメーカーも持っていますから、輸入製品であるDJIドローンに高い税率を設定せずに競争させるという考えもあるのかもしれません。
対してタイと日本の価格はほとんど変わりないという結果になりました。
ただし、一部Inspire2とSparkはタイの価格が15%-20%近く高くなっています。
ぼくはずっとタイでドローンを購入しているので、それほど日本での価格とは違わないということは知っていました。
ですが、改めてこうして整理してみると輸入品であるにも関わらず、タイのドローン価格はリーズナブルということが理解できます。
ドローン愛好家にとっては良心的な好ましい価格設定です。
いかがでしたでしょうか。
今までドローン購入に躊躇していたタイ在住の方々であっても日本とあまり価格差がないということであれば十分購入のきっかけになるかと思います。
これを機にタイの空を楽しんで見てはいかがでしょうか。
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