ドローンで撮影した空撮映像。せっかくだったらインターネット上にアップロードして家族や友人をはじめとする多くの人に見てもらいたいというのが多くの人の気持ちでしょう。
でもちょっと待って!
その映像、本当にインターネットに投稿して大丈夫ですか?
と、思わせるエピソードをご紹介しましょう。
アメリカに住む一人の男性がとある国立公園を訪れました。
国立公園内の美しい風景に魅了されたその男性は、自宅から持ってきたドローンを園内で飛行し撮影を行いました。
後日、男性は自宅に持ち帰ったドローン空撮映像を編集してインターネット上にアップロード。
映像を目にした人の中には、国立公園を空からとらえた映像の美しさにあっと息を飲んだ方々もいたことと思われます。
さて、3ヶ月後。
男性は予想だにしない相手から連絡をもらうことになります。
連絡をしてきたのは、なんと男性が訪れた国立公園のスタッフ。
ドローン飛行が禁止されている園内で男性がドローンを飛ばしたことに対して、罰金1000ドルを支払う旨の通知がなされたのです。
おそらく男性の投稿した映像をみた公園のスタッフがFAA(連邦航空局)に連携。このような罰金刑となったと考えられます。
えっ? 国立公園ってドローンダメなのという方。
実はアメリカはほとんどの国立公園内でのドローン飛行は禁止されています。詳細は下記の関連記事を参照ください。(記事を書いた当時からドローン禁止の公園が増えていることが予想されるので、必ずご自身の目で足で最新情報をチェックすることをお忘れなく。アメリカの国立公園の情報を調べるには下記NPSのウェブサイトが便利です。)
<関連記事>
アメリカの国立公園でドローン飛ばす時にマストチェックのウェブサイトをご紹介
National Park Serviceウェブサイト(英語)
https://www.nps.gov/index.htm
そんな事情を知らずにすでにアメリカの国立公園内でドローンを飛ばしてしまったという方は、同じ悲劇に巻き込まれないように映像のインターネットへの投稿は控えるのが賢明でしょう。
またアメリカに限らず他の国でも国立公園内はドローンが禁止されていることがままありますので、訪れる際はパークレンジャーや公園の管理事務所に確認を取るなど十分に注意をしてください。
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