以前から噂にはなっていたDJIの固定翼型ドローン。
Mavic Airの発表からまもない時期での新型ドローンのリークということで、2018年のDJI新製品ラッシュが予想されましたが、残念ながらリーク写真はDJI公式製品ではなく、DJIの部品を構成したサードパーティーによるカスタムメイドのドローンの写真ということがわかりました。


2018年2月の頭にドローンメディアDroneDJがDJIが固定翼VTOL(垂直離着陸可能な機体)型ドローンを開発している可能性について言及。
産業用途ドローンとして120Kmに及ぶ通信範囲と1時間の飛行時間を備えたドローンになるだろうという情報が出されました。
その後Kanzhaji.comもこの固定翼ドローンのスペック情報を公開。それによると
- 翼幅: 2380 mm
- 全長: 1300 mm
- 最大離陸重量: 6.5 kg
- 最大飛行高度: 200 m
- 最高飛行速度: 55-75 km/h
- 最長飛行時間: 60 min
- 最大積載重量: 0.8 kg
- シグナルレンジ: 20 km
- 通信プロトコル: LB2/4G LTE
- 価格: 50000USD以上
という高性能ドローンであることが予想されたのです。
しかしながらその後DJIがDroneDJに対してメールで公式見解を発表。
「貴サイトに記載されたドローンはDJIの公式プロダクトではありませんが、見たところDJIの部品コンポーネントを使用してサードパーティによって作られたカスタムビルドのドローンのようです。我々のフライトコントロールシステムは産業ドローンの世界でもベストな製品として広く認識されており、ドローン開発者たちが我々のコンポーネントを信頼して新しいエキサイティングなドローンプロダクト開発を行なっているということを嬉しく思います。」
と新型固定翼ドローンの存在を否定したのです。
残念な結果とはなりましたが、今回のリークはDJIの製品ではなかったとしても将来 DJIがこのような固定翼ドローンを出す可能性はゼロではありません。
現にParrotからはすでに固定翼ドローンが出ているわけですし、今後の新製品情報から目が話せないことは確かです。
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