こうしてタイのドローン事情を発信しているとよく尋ねられる質問が、
今度タイに行くのですが、タイのドローンライセンスは日本からでも取得できるのでしょうか?
というもの。
メールやツイッターのメンションなどで連絡をもらい直接回答することが多かったのですが、FAQ的な位置付けで記事にもしておきたいと思います。
前提となるタイのドローン事情については以下の記事を参照してください。
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【海外ドローン規制】タイでドローンを飛ばしたいと思っている方へ
NBTCへのドローン登録は日本からできるのか?
NBTCへ登録しただけでは下記で言及するタイのドローンライセンスを取得したことにはならないので、タイで合法的にドローンを飛ばすことはできないのですが、聞かれることも多いので書いておきます。
NBTCへのドローン登録は日本で行うことは不可能です。アメリカのFAAのドローン登録のようにオンラインで申請を受け付けていたりしていませんので、必ず現地タイに足を運んでNBTCのヘッドオフィスや各警察署で申請手続きを行う必要があります。
申請自体は現地に来れば一日で終了して登録証明書が発行されますので時間はかかりません。
詳細な手続きの方法は以下の記事を参照してください。
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タイのドローン規制 NBTCへのドローン登録が完了したので詳細方法をご紹介します!
タイのドローン規制 CAATライセンスとNBTC登録の違い
CAATライセンスの申請は日本からできるのか?
タイでドローンを飛ばすには商業目的、レクリエーション目的を問わずCAAT(タイの民間航空当局Civil Aviation Authority of Thailand)のライセンス取得が必要になります。
このライセンスを日本にいる状態で申請・取得できるのか?という点ですが、答えはNoとなります。
理由ですが、まず一つ目にライセンス取得に当たってはタイで有効なドローン保険に加入していることが前提条件となりますが、このドローン保険は現地でドローンの機体を持ち込んで申請することが必要となります。
二つ目はCAATのライセンスの申請自体、オンラインでの受付などは行なっていないので、上記保険の申請後に現地で行う必要があります。
そのため日本やタイ国外に居住している方であればタイバンコクに出向いてドローン保険とCAATライセンスの申請手続きを行う必要があるのです。
最低一回は現地に出向いての手続きが必要になります。申請後に追加書類提出の要請や再申請を求められた場合は都度現地で行う必要があります。
またライセンスの申請から発行までは4ヶ月以上かかることが通常です。(最長の事例だと6ヶ月というのもあり、これといった明確な基準はありません。)
タイでドローンを飛ばす計画がある場合は、このリードタイムを考慮してのライセンス申請が必要です。
余談ですが、タイ語も英語もできない旅行者・外国人がいきなりタイに来てドローンを飛ばすというのはかなりリスクがあります。
もし商業利用でタイでドローンを飛ばしたいという方はぜひ以下のサイトから連絡をください。
きっとお役に立てることと思います。
CAATはオンラインで登録できるようになっていますが、記事の更新はされますでしょうか?
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