モバイル決済とは?
こんにちは、タイのドローンメディアDRONE@BANGKOKです。
皆さん、スマホでのモバイル決済使ってますか?
モバイル決済とはスマホに専用アプリをインストールして、そのアプリ上にお金をチャージ(トップアップ)し、店舗での支払いや公共料金の支払いに使ったり、友人や家族など他のアカウントへの送金ができる決済手段のことを言います。
こうした決済方法を電子マネーと呼んでいるメディアもありますがが、電子マネーというとSuicaやWaon(ワオン)のように物理的なカードがまずあって(モバイルSuicaなどもありますが)、その中にお金をチャージして、支払いをするというB to C決済手法がメインになるため、ここではモバイル決済を冒頭の決済手段の方法として使います。
モバイル決済の先進国といえば何と言っても中国。
アリペイやウィチャットペイをはじめとしたアプリが若者だけではなく、高齢層にも使われているほどモバイル決済が普及しています。
ちなみにモバイル決済のイメージが今ひとつピンと来ない方は以下の動画をみるとよくわかると思います。
<クローズアップ現代+ 「現金お断り」で暮らしが激変!?~追跡・キャッシュレス最前線~ 2018.05.14>
LINEの国タイのモバイル決済事情
日本でも近年急速に普及が進んでいるというモバイル決済。ぼくはもうしばらく日本で生活していないので、実際日本でどれくらい普及しているのか肌で感じることはできないのですが、東南アジアでも普及しつつあります。
ぼくの住むタイでも最近店頭でモバイル決済用の端末を見かけることが多くなってきました。
下のグラフは2014年にマスターカードが実施した、タイの消費者の直近3ヶ月におけるモバイル決済経験の有無です。

これによると2014年の時点で約60%もの消費者が過去3ヶ月以内にモバイル決済での経験ありと回答しています。
数字だけ見ると、だいぶ普及しているように見えますが、ぼくの周りの友人や、お店での支払いの様子をみていると、実際に使っている人はごく少数というのがぼくの印象です。
日本でも使われている、LINEが提供するモバイル決済サービスLINE Payはタイでもサービスが展開されています。ですが現時点ではLINE Payをメインの決済手段として使用している人は周りにはあまりいません。
タイはLINEの国といっていいほど子供からお年寄りまでしょっちゅうLINEを使っています。仕事中だろうが関係ありません。少しでも隙間時間ができようものならLINE。ちょっと仕事しては休憩がてらまたLINE。
そんな光景が日常茶飯事です。
ですから将来的にはLINE Payも今のLINEのチャットと同じようにタイで普及していくでしょう。
今回そのLINEが提供するモバイル決済手段であるLINE Payをタイで使ってみたので、その設定方法から使い方までを紹介します。
Rabbit LINE Payの設定方法
タイでのLINE Payのサービス名はRabbit LINE Payと言います。
バンコクの中心部を走る高架鉄道BTSに乗ることができるチャージ式カードRabbitカードと提携したサービスです。
このRabbit LINE PayはApp storeやGoogle Playからダウンロードするアプリではなく、チャットツールのLINE上から設定できます。
LINEのメニューバーの一番右にある’・・・’をクリックすると、以下の画面に切り替わりますので、Rabbit LINE Payを押下します。
すると下のような画面に移動します。設定したばかりなのでバランス(残高)はゼロと表示されていますが、お金をチャージ(トップアップ)するとここに残高が表示されます。
これで初期設定は簡単です。
“Please add a card”を押下すると自分が持っているデビットカードやクレジットカードの情報を紐づけることができ、そこからトップアップができます。(未トライなのでわかり次第更新します。)
といってもこのままでは何もできないので、まずはお金をトップアップしましょう。
トップアップにはATMからチャージする(未トライ)、デビットカードやクレジットカードからトップアップする、銀行が提供するモバイルバンキングからトップアップするといったいくつかの方法があるのですが、ここでは銀行が提供するモバイルバンキングのアプリからトップアップ方法を紹介します。
ここではカシコン銀行のモバイルバンキングアプリを使った方法を紹介します。
カシコン銀行のモバイルアプリを開きます。
トップアップボタンを押下します。
OTHERSを選択します。
Rabbit LINE Payを選択します。
Reference Noに自分のLINE Payのトップ画面に表示されるReference Noを入力します。
トップアップする金額を選択し、Top-Upボタンを押したら処理終了です。残高に金額が即座に反映されます。
これで支払いに使ったり、友人に送金するなどの準備が整いました。
使い方はとっても簡単
LINE Payは下のロゴが貼ってあるお店であればどこでも使えます。
お店には下のような端末が置いてあるので目印になるでしょう。
お店で何か商品を買って支払いのときにLINE Payで支払いたい旨を伝えます。
支払い方法には、1. お店に貼ってあるQRコード(バーコードのようなもの)を読み取る方法と、2.自分のスマホでLINE Payのアプリ上からQRコードを作成し、お店側に読みとってもらう方法があります。
今回は2を紹介します。
下の画面を表示して、左下にあるMy Codeを押します。
すると下のように自身のQRコードが発行される(セキュリティ上の理由から5分で有効期限切れとなる)のでお店の端末にあるカメラにQRコードを向けて読み取らせます。
以上で決済終了です。
終了すると通常のLINEのチャットと同様にチャットでメッセージがきます。
またいつ何を買ったかの履歴もアプリ上で確認できるので優れものです。
LINE Payで支払いたい場合でタイ語しか通じないお店、かつあなたがタイ語を話せなかったとしても、スマホで画面を見せながら
「LINE Pay ダイ マイ?」
って言えば100%通じます。
いかがでしたでしょうか。
設定するまで少し時間がかかるものの、慣れてしまえばこれほど便利なものはありません。
ぜひタイでモバイル決済デビューをしてみてはいかがでしょうか。