【海外ドローン規制】ドローン先進国オーストラリア

世界で6番目に大きい大陸であるオーストラリア大陸。

その全土を占める国オーストラリアは、シドニーやブリスベンといった都市の他に、グレートバリアリーフや数々の美しいビーチを有し、また内陸部は多くが未開の地として残るなど様々な表情を併せ持った旅行先としても人気上位に上がる国です。

今回はそんなオーストラリアのドローン規制を紹介します。

 

オーストラリアのドローン規制概要

オーストラリアではドローンの飛行が許可されています。

ドローン規制はAustralian Civil Aviation Safe Authority(通称CASA)により定められており、規制の内容はドローンの飛行目的によって異なり、下表のように定義されています。

Australia drone.jpg
オーストラリアのドローン規制概要(著者作成)

ドローン規制は大きくレクリエーション目的と商業目的に別れており、商業目的の場合はさらに機体重量によって規制が異なります。

この記事ではもっとも需要が多いと思われるレクリエーション目的について解説します。

オーストラリアではレクリエーション目的のドローン飛行について、ライセンスや飛行許可の取得は必要ありません。

下で述べる飛行ルールや飛行して良い場所を守りさえすれば、当局の許可を得ることなくドローンを飛ばすことができます。この点は非常に好環境と言えるでしょう。

 

飛行ルール詳細

レクリエーション目的飛行については、特別な条件、場所での飛行を除き、CASAからの許可取得は不要ということをお伝えしました。

ここでは詳細な飛行ルールについて見ていくことにしましょう。

  • 地上から120メートル(400フィート)以上での飛行は禁止
  • 公衆の安全に影響を及ぼすエリアの近くまたは上空での飛行は禁止
  • 緊急活動が行われている場所での(事前の許可のない)飛行は禁止。具体的には自動車事故、警察の活動、火事や関連する消化活動、捜索救助活動を含む。
  • 人から30メートル以内での飛行は、それらの人がコントトロール配下にない限り、またはドローンを制御することができない限り禁止
  • 一度に一機のドローンのみ飛行可能
  • 飛行するドローンが100グラム以上の場合:
    • 空港やヘリポートなどの航空施設から最低5.5km離れて飛行すること(通常、管制塔を有する施設)
    • 有人航空機の運行が定常的に行われていない航空施設においては、有人航空機のオペレーションが行われていない時に限ってそれらの施設から5.5km以内での飛行が認められる。有人航空機のオペレーションが行われているとわかった時には、それら航空機から離れさせて、安全性を確保しながら即時に着陸させること。これは以下のケースにも適用される。
      • 航空施設の境界線以内でドローンを飛ばしていない場合
      • 航空機の離着陸経路の範囲内でドローンを飛ばしていない場合
        (著者補足)これはつまりいかなる場所でドローンを飛行していたとしても、近くに航空機やヘリコプターなどを発見した場合は、できるだけ安全な方法で直ちにドローンを着陸させること、を意味しています。
  • 日中に限り飛行すること。また目視の範囲で飛行すること。
    • これは操縦している機体を操縦者自身の目で常に認識し、追跡できることを意味する。(ゴーグルを装着した状態や映像スクリーン経由での確認ではない)
  • 人混み上空での飛行は禁止。これには祭事やスポーツイベント、賑わっているビーチ、公園、車の通りの多い道路や歩行者用道路も含む。
  • 他の航空機や人々、建物に被害を与えるような方法での飛行は禁止
  • 飛行禁止エリア、飛行制限エリアでの飛行は禁止
  • 他人のプライバシーに配慮すること。本人の同意なしにドローンを用いて記録や写真を取らないこと。これらは州法に違反する可能性がある。

このように、非常に細かくかつ具体性を持って記述されています。

特にプライバシーの点については、場合によってはドローン以外の法律に触れることもあると注意されていますので、意識しておいた方が良いでしょう。

アングロ・サクソン諸国だからという理由ではないですが、彼らが一般的に他の国の人々よりプライバシーに対する意識が高いという点は意識しておいた方が良いですね。

 

上記紹介のルールは動画でも説明されています。

動画には頭に残りやすい、イメージが湧きやすいという利点がありますのでこちらも合わせて確認することをオススメします。

 

以下に参考となるウェブサイトも記載しますので、適宜ご自身の目でも確認してください。

<参考>
CASAによるオーストラリアドローン規制の紹介
https://droneflyer.com.au/
https://www.casa.gov.au/modelaircraft

CASA Facebookページ(直接コンタクトする時のチャネルとしておすすめです。)
https://www.facebook.com/CivilAviationSafetyAuthority/

 

オーストラリアドローンマップ

続いてはドローンが飛ばせる場所の確認です。

オーストラリアではCASA提供のオーストラリアドローンマップが存在します。

デスクトップPC用の環境、モバイルアプリ双方が提供されていますので、飛行場所を訪問する前にPCで確認。実際に飛行場所に着いてからの最終確認といった使い方も可能です。

詳細については以下の記事にまとめていますので合わせて参照ください。

<関連記事>
【海外ドローン事情】オーストラリアにドローン持ってくなら必須のアプリ

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

規制情報の充実度、具体性、公開度(透明度)、動画やインフォグラフィックを多用したコミュニケーション手法など、オーストラリアのドローン規制の運用はずば抜けてレベルが高いです。特に飛行ルールについては他国に比べて具体性が高く、個人による解釈のばらつきを避ける配慮がなされています。ぼくが世界各国のドローン規制をリサーチしている中でもオーストラリアはドローン先進国と言えます。

 

<関連記事>
【海外ドローン規制】オーストラリアエアーズロックはドローン飛行禁止
【海外ドローン事情】オーストラリアにドローン持ってくなら必須のアプリ

 

<Reference>
https://droneflyer.com.au/
https://www.casa.gov.au/modelaircraft
https://www.casa.gov.au/standard-page/new-recreational-drone-rules
https://www.casa.gov.au/aircraft/landing-page/flying-drones-australia

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