【海外ドローン規制】カナディアンロッキー カナダ

海外ドローン規制シリーズ、今回は北米カナダを取り上げます。

カナダといえばやはりその雄大な自然がみなさんのイメージに浮かぶのではないでしょうか。

カナディアン・ロッキーは日本のみならず世界中から観光客が訪れる場所でもありますし、一部は世界遺産としても登録されています。

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カナディアン・ロッキーの雄大な風景

経済的にも世界第10位(2017年)のGDPを誇り、G7を構成する国の一つでもあります。

また英語とフランスの2カ国が公用語となっていることから街中の標識は全て2カ国で表示されていることも特徴です。

国旗にもあるメープルを原料としたメープルシロップでも有名ですね。

さて、そんなカナダのドローン規制は一体どのようなものなのか。実はドローンに関しては意外とカナダは厳しい国だということをご存知でしょうか。

それでは早速みていくことにしましょう。

 

カナダのドローン規制概要

カナダでのドローン飛行は認められています。ドローン規制はカナダの民間航空当局であるTransport Canada(以下TC)によって定められており、大きくレクリエーション目的と商業・リサーチ目的に分けることができます。

レクリエーション目的の場合はさらに機体重量によって規制が異なります。(下表参照)

本記事ではレクリエーション目的について詳細を解説します。

canada drone.jpg

機体重量が35kg以内の場合、TCからの飛行許可の取得は不要です。

機体重量が35kgを超える場合は、TCからの飛行許可が必要となります。

国立公園は違法

注意しなければいけないのは国立公園です。

カナディアン・ロッキーをはじめとする大自然を有するカナダには数々の国立公園がありますが、アメリカ同様に国立公園内でのドローン飛行はレクリエーション目的であっても例外なく禁止されています。

違反した場合25000カナダドル(約200万円)の罰金が課されますので注意してください。

<Parks Canadaウェブサイト(英語)>
https://www.pc.gc.ca/en/pn-np/ab/banff/info/permis-permit/drone

Screen Shot 2018-06-17 at 14.20.11.png

<関連記事>
【海外ドローン規制】カナディアンロッキーはドローン飛行禁止

バンフ国立公園では実際に罰金を課せられた事件も発生しています。

<参考>
Calgary man first to be fined for flying drone in Banff National Park
http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/banff-drone-fine-danny-mceachren-1.4499979

 

 

 

 

国立公園内の商業目的飛行の場合は、許可を取得した上での飛行が必要になります。

申請は下記に問い合わせることで可能です。

banff.superintendent@pc.gc.ca

また一般に商業飛行の場合は、カナダの航空規制(一般旅客機等の規制)の中のsection 602.41に従う必要があります。

Canadian Aviation Regulations section 602.41– Unmanned air vehicles
http://laws-lois.justice.gc.ca/eng/regulations/SOR-96-433/FullText.html#s-602.41

飛行ルール詳細

さて、飛行許可の有無に関わらず、実際にカナダ国内でドローンを飛行させる場合は以下のルールに従うことが必要です。

  • 最高飛行高度は地上からの高度90m以下で飛行すること
  • 車両や船舶、人から最低30m離れて飛行すること(機体重量が250gから1kg以内の場合)
  • 車両や船舶、人から最低75m離れて飛行すること(機体重量が1kgを超え35kg以内の場合)
  • 空港や海上飛行機離発着場などの航空施設からは最低5.5km離れて飛行すること
  • 管理空域外、禁止空域外のヘリポートからは最低1.8km離れて飛行すること
  • 山火事などの自然災害発生箇所からは最低9km離れて飛行すること
  • 警察や消防が活動しているエリアでは飛行しないこと
  • 日中に限り飛行すること
  • 都市部、人混み上空での飛行は禁止
  • 目視の範囲内で飛行すること
  • 操縦者から500mの距離を保って飛行すること
  • ドローンには操縦者の名前、住所、電話番号を記載すること

これらのルールに違反して違反した場合は3000カナダドルの罰金が課されます。

特に<操縦者から500mの距離を保って飛行すること>の部分は限定的な飛行しかできなくなるため非常に厳しいものと言えるでしょう。

この点については過去に関連した記事も書いていますので参考にしてください。

<関連記事>
【海外ドローン規制】 DJIが失望したカナダの新ドローン規制とは

<Transport Canada 飛行ルール>
https://www.tc.gc.ca/media/documents/ca-opssvs/Flying_for_fun_EN-V8.pdf

 

さて、いかがでしたでしょうか。

カナダでは2017年に政府が、頻発する航空機とドローンのニアミスの事件を懸念して、レクリエーション目的のドローン規制を強化したという背景があります。

飛行ルールのところで紹介した操縦者との距離の制限などはまさにこれを受けて制定されたもので、実際にカナダ国内のドローンユーザーからもクレームが出るほどの騒ぎとなりました。

また2018年以内を目処に、ライセンス制度の導入や、操縦者にオンラインでの安全飛行知識を問う試験の受講義務づけ、機体の登録制度といったことも予定されています。

<Proposed rules for drones in Canada>
https://www.tc.gc.ca/eng/civilaviation/opssvs/proposed-rules-drones-canada.html#knowledge

今後はレクリエーション目的のドローン飛行であってもさらに規制が強化されることが予想されます。

 

それでは最後にカナダのドローン映像をご覧ください。

 

 

<Reference>
Drones banned in national parks, with exceptions
http://www.cbc.ca/news/canada/calgary/drones-national-parks-1.3354704

Transport Canada, Flying your drone safely and legally
https://www.tc.gc.ca/eng/civilaviation/opssvs/flying-drone-safely-legally.html

FLYING FOR FUN? RULES FOR RECREATIONAL DRONE USERS
https://www.tc.gc.ca/media/documents/ca-opssvs/Flying_for_fun_EN-V8.pdf

Interim Order No. 8 Respecting the Use of Model Aircraft
http://www.tc.gc.ca/eng/mediaroom/interim-order-respecting-use-model-aircraft.html

Recreational and non-recreational drone operations – Frequently Asked Questions
https://www.tc.gc.ca/eng/civilaviation/opssvs/recreational-non-recreational-drone-operations-faq.html

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