海外ドローン規制シリーズ、今回初めて南米に上陸します。
初回はブラジルを取り上げます。
ブラジルといえばやはりサッカー。この記事を書いている日がちょうど2018W杯開催期間中ということもあり、ブラジルのサッカー王国としてのイメージがより一層強まっている中での紹介です。
ブラジルのドローン規制概要
ブラジルではドローン使用が認められています。ブラジルのドローン規制はブラジルの民間航空当局であるAGENCIA NACIONAL DE AVIACAO CIVIL(ANAC)によって定められています。
レクリエーション飛行や商業飛行といった一般的に見られる用途ごとの規制の分類は見当たりません。
また飛行許可が必要なのかという点についても、ANACのウェブサイトには明確な記載がありません。この事から一般的に飛行許可は不要と受け取ることも可能ですが、一方でインターネット上の口コミ情報ではANACへの機体登録が必要との記載があったりと真偽の判断が難しいところです。
そのため現地においても飛行場所ごとに周囲の方々に確認するといった配慮が必要です。
飛行ルール詳細
- 最高飛行高度は地上から60メートル
- 目視の範囲内で飛行すること
- 人から30メートル以上離れて飛行すること
見つかった情報は上記のみですが、良識に基づいて飛行する場合、一般的に各国で適用されている以下の飛行ルールに沿った行動が適切でしょう。
- 人混み上空や都心部での飛行は禁止
- 車両や建造物からは離れて飛行すること
- 日中に限り飛行すること
- 空港周辺10km以内では飛行しない
- 原子力発電所、石油採掘施設、政府系建物、軍事・警察施設周辺では飛行しない
飛行可能エリア
飛行可能エリアについても特に情報は見当たりません。
よって飛行する場所ごとに施設の担当者やエリアを管轄するスタッフ等に確認するしか方法はないでしょう。
ブラジルの公用語はポルトガルなので、かなりハードルが高いと言えます。
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