【ドローンと空の安全】ドローンと航空機空中衝突か!?

オーストラリアでまたドローンと航空機の事故が発生しました。

2017年7月11日(火)オーストラリアパラフィールド空港上空で小型航空機(TB10トバゴ)を操縦していたパイロットが、飛行中にドローンと思われる物体が機体の右翼に衝突したと報告しました。

航空機は無事に空港に着陸し、怪我人等はありませんでした。着陸後、現地警察に連携するとともにAustralian Transport Safety Bureau(オーストラリア交通安全当局)による調査委員会が発足。現在も継続調査をしています。

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出典:http://www.adelaidenow.com.au/

 

当日機体を操縦していたのはパラフィールド空港に拠点を置くアデレード航空学校のインストラクター。

事故の状況をこう振り返ります。

“何かが右翼に衝突したのは間違いない。だがそれが鳥なのか、ドローンなのかはわからない”

着陸後に彼が右翼を確認したところ、血のようなものは見つかりませんでした。通常はそれが鳥が衝突したかどうかを確かめる手がかりとなるのですが、今回はそれが認められなかったため、彼はドローンが衝突したのではないかと推測しています。

 

オーストラリアではオーストラリア民間航空安全当局CASAによって空港から5.5Km以内のドローン飛行は禁止されています。

仮に今回の事故がドローンと航空機の衝突であることが認められれば、不幸にも史上初のドローンと航空機の空中衝突事故となります。

 

<関連記事>
懸念が現実のものに。歴史上初めてのドローンと飛行中旅客機の衝突事故発生か?

 

<Source>
http://www.adelaidenow.com.au/news/south-australia/light-plane-and-drone-collide-near-parafield-airport-in-adelaides-north/news-story/efd0a4a189273bdecd3d1f94eff01323

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【ドローンと空の安全】イスラエル首都テルアビブの空港でドローンが航空機を脅威にさらす

史上最悪の無謀なドローン飛行と言えるでしょう。

ただ呆れるばかりです。

 

事件の概要

2017年7月17日、イスラエルの首都テルアビブのスデ・ドブ空港に着陸しようとしていた旅客機をドローンで撮影していたとして、21歳の男が逮捕されました。

イスラエル当局の発表によるとこの男Niv Stobenzkiは7月14日、テルアビブの空港から0.5マイルほど離れたアウトドアバーに出かけ、そこでドローン(DJI Mavic)を離陸。空港近くまでドローンを飛行させ、そこで着陸中の航空機(旅客機)数機を撮影。

動画は男によりYoutubeに投稿され、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアにも拡散。

男は警察により逮捕され、ドローンを取り上げた上で5日の自宅監禁処罰中となっています。

 

27メートルの至近距離

男が投稿した動画のディスクリプションによるとドローンは航空機からわずか90フィート(約27メートル)の至近距離を飛行。

動画のコメントには当然の事ながら非難の嵐。

中には実際の航空機のパイロットとしてテルアビブの空港に頻繁に着陸をしているパイロットと見られる人物からのコメントも。(下記写真の一番下のコメント)

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Mavicの製造元であるDJI社もコメントを発表し、男を強く非難。

我々は今回の旅客航空機に対して脅威をさらした意図的違法ドローンの調査のために国家航空当局を全面的にサポートする。

としています。

 

男は動画の中でドローンを操縦する自分をまるで自慢するかのようにハイライト。

せっかくなのでここに姿を晒しておいて差し上げましょう。

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2017年7月19日現在、動画はまだYoutubeで閲覧可能ですが、あえてここではそのリンクは載せないでおきます。

 

空の安全を確保する対策が急務

当ウェブサイトでは連載企画としてドローンが脅かす空の安全を取り上げています。

違法ドローンを取り締まる仕組みは、ジオフェンスや最新ファームウェアによる飛行禁止エリアでの離陸強制停止、ドローン銃、捕獲ネットなど色々なアイデアが生み出されています。

しかしながら今回のようなドローンが空の安全を脅かす事件は増加の一途を辿っていることは事実。どの国、どの空港も確固とした対策が打ち出せていないのが実情です。

先日投稿した以下の記事のように飛行中のドローン情報を一元管理・モニタリングし、遠隔操作で飛行を強制停止できるような仕組みが求められます。

<関連記事>
ドローンの登録制度のメリットについて語ろう

 

<Source>
http://www.bbc.com/news/technology-40633913
http://www.ibtimes.co.uk/dji-drone-enthusiast-arrested-israel-filming-planes-landing-tel-aviv-airport-1630650
https://www.suasnews.com/2017/07/dji-condemns-unsafe-mavic-flying-near-tel-aviv-airport/

【ドローンと空の安全】米FAAによるドローンと空港・航空機ニアミス事件の調査データ

今日は毛色をちょっと変えて公的機関による調査データの紹介をします。

ドローン業界に携わっていてもいなくても、ドローンが関連する事件について研究している方々の少しでも参考になればと思います。

 

さて、昨今ドローンが空港周辺で目撃されたり、はたまた飛行中のパイロットが自機の近くを飛行するドローンを目撃したりとドローンが空の安全を脅かす存在として捉えられているのはドローンに詳しい人であればご存知のところでしょう。

アメリカの連邦航空局FAAは2014年からドローンが関連する事故の記録を取り続けており、その情報がFAAのウェブサイトで公開されています。

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このように日付と事件が発生した都市、州、事件の概要がエクセルシートにまとめられて公開されています。

2016年10月から12月の3ヶ月だけをみても、何と400件近くのインシデントが報告されています。

graphs FAA drone incident.jpg

こうしてグラフで見るとその件数の増加傾向と発生件数がいかに多いかがわかります。

今はデータがスプレッドシートで公開されているだけですが、個人的にはデータベース化して全世界のドローンインシデントを一元管理していくべきだと考えています。

きっとドローン業界・空の安全向上に繋がるでしょう。

 

 

データは以下のURLからダウンロード可能です。

各種調査にぜひ活用してみてください。

https://www.faa.gov/uas/resources/uas_sightings_report/

世界一危険な場所からドローンを飛ばした男

注: 高所恐怖症の方はご遠慮ください。

世の中にはいろんなタイプの人間がいるもので、一般的には考えられないことを思いついたり、実際に行動に移すことができてしまう人たちがいます。

本日紹介する映像は、世界一危険な場所と思われる場所からからドローンを飛ばした男。

その場所とは、なんと工事現場のクレーン。

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このクレーンを頂上まで登り、文字通りてっぺんからドローンを離陸。

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しまいにはクレーンのてっぺんで立ち上がりその様子をドローンで撮影してしまう始末・・・

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ドローンを地面に着陸させ、自身もクレーンを降りたところで、

 

最後はやはり御用に・・・

良い子も悪い子も絶対真似してはいけません。

 

 

 

プロ野球の試合中に観客席に墜落したGoPro Karmaの映像

2017年5月22日、アメリカのプロ野球メジャーリーグの試合中にドローンが観客席に墜落するという事件が発生しました。

 

こちらが実際に球場で試合観戦をしていたと見られる観客が撮影した映像。

映像の冒頭で、

「ドローン飛行は違法だろ?」

「オーマイゴッド!」

という驚きや呆れの声が聞こえてきます。

ドローンは3塁側の控えバッターボックスの近くに降下した後、急上昇。

そのまま直進し、向かい側の観客席に猛スピードで突っ込みました。

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動きを見る限り、操縦不能に陥ったかロストシグナルで自動帰還モードに入ったのではないかと見受けられる挙動をしています。

インターネット上の声を見ると、球場内に操縦していると思われる人物は見当たらなく、おそらくスタジアムの外から操縦していたのではないかと推測されています。

観客席に墜落したドローンですが、幸いにもけが人はなく、ドローンは警備員に確保されています。

操縦者は今の所見つかっていません。

なお、飛んでいるドローンはGoPro社のKarmaです。

 

アメリカではFAA(米国連邦航空局)によりスタジアム上空の飛行や、スポーツイベント上空のドローン飛行は禁止されています。

 

FAA regulation.jpg
FAAの安全ガイドライン

 

当然このスタジアムでの飛行行為は違法行為。

操縦者は発見され次第、罰せられることになるでしょう。

その他の国でも一般的にスタジアム周辺と上空はNo Drone Zoneに指定されていることがほとんどです。

スタジアム周辺でドローンを飛ばしたい、飛ばそうと考えている人は、必ず現地の法規制を確認するように務め、くれぐれも注意してください。

 

<reference>
https://techcrunch.com/2017/05/23/the-faa-gets-a-case-study-with-a-drone-crash-inside-an-mlb-stadium/

米Youtuber CASEY NEISTAT ニューヨーク市でのドローン飛行でFAAの調査配下に

DJIから待望の小型セルフィードローンSparkが発表されたその日、米国Film MakerでYoutuberであるCasey NeistatもSparkをレビューする動画を発表しました。

彼がドローン愛好家であるということはファンの間でも有名で、新しいドローンが出るたびにそのレビュー動画を投稿しています。

今回もSparkのレビューということで、ぼくはその動画を見ていたのですが、動画の中で彼が衝撃的なコメントを述べたのです。

“Sparkのテストをしてみたいんだけど、自分はいまFAA(米国連邦航空局)の調査配下にあるからニューヨーク市内でもうドローンは飛ばすことができないんだ。トラブルには巻き込まれたくないし、無責任だし、みんなもやらないほうがいいよ”

“There is one small problem with testing this though, and that is that I’m under investigation by the FAA and I can’t fly in New York City anymore and so I don’t want to get into trouble, and its irresponsible and you shouldn’t do it either…”,

Casey Neistatによる2017年5月24日投稿のYoutube動画””より

 

その後動画の中で彼はフェラーリをレンタルし、DJIから受け取ったプロトタイプのSparkをテスト飛行するためにニューヨーク市外にまで移動、そこでMavicとSparkの比較テストを行ったのです。

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このブログでも何回か紹介していますが、彼は今までにもニューヨーク市内でドローンを飛行している最中にコントロールを失ってドローンが行方不明になるという事態が発生していました。

<関連記事>
アメリカ人Youtuber Casey NeistatのDJI Mavicが飛行中に行方不明に。

この男2日で2台のドローンを失くすとは。。米Youtuber Casey NeistatがDJI Mavicに続き折り畳み4Kドローンをフライアウェイ・・・

 

彼がFAAの定めるPart107のライセンス(米国における商業ドローン飛行のためのライセンス)を保持しているのかは定かではありませんが、FAAに調査されているという上記のコメント、ライセンスのことは一切言及していなかったことから、おそらく無許可での飛行を繰り返していたものと推測されます。

この件に関してFAAは一切コメントを発表していないことから、調査の背景やステータスについての詳細は現時点では明らかになっていません。

 

 

【ドローンと空の安全】中国重慶国際空港でドローン目撃 240フライト10,000人以上の乗客に足止め

先月からに引き続き中国では空港とドローンのトラブルが発生しています。

幸いにもけが人等一切発生していないようですが、250フライト、10000人以上の乗客に影響を与えるほどインパクトは甚大です。

中国重慶市の重慶江北国際空港は2017年5月12日(金)現地時刻9時28分、空港のブログアカウントにて、同日夕刻頃に空港近辺で複数のドローンが目撃されたために空港業務に支障を与えていたものの、業務を再開したと発表しました。

しかし、そのわずか1時間後、同ブログアカウントはドローンにより再度空港業務に影響が発生したと発表。同日午後11:30頃になってようやく通常業務に復旧しました。

この事件により40以上ものフライトが近隣都市への着陸を余儀なくされ、60以上のフライトがキャンセル。140以上のフライトが遅延となり10,000人もの乗客に多大な影響を及ぼしました。具体的な金額は明らかになってはいませんが、フライトがキャンセル、遅延になったことによる金額的インパクトも相当なものと予想されます。

 

同市のドローン規制状況に目を向けてみると、事件が起きるちょうど2日前、地元重慶市の保安委員会はドローン並びにUAVの違法使用に対するより強固な取り締まりのための対策をアナウンスしたばかり。

ルール違反のドローン飛行を行ったものに対して14500USD(およそ150万円)の罰金が課せられます。

 

中国でも空港近辺でのドローン目撃が急増加している

中国の民間航空当局の統計情報によれば、中国国内でドローンが空港の業務に影響を及ぼした事件の数は2015年の4件から昨年2016は23件にまで増加しています。

また、今年2017年だけでも同様の事件が中国南部だけですでに10件に上っています。

直近の類似事件では雲南省の昆明長水国際空港(Yunnan’s Kunming Changshui International Airport)において、今年2月から6件のドローン目撃事件が発生しています。

状況は中国に限ったことではありません。下記記事のように世界各地で頻発しています。

<関連記事>
【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される
【ドローンと空の安全】イギリスロンドンヒースロー空港で2機のドローンが航空機とニアミス
【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

 

こうした情報を見ると、いつ実際に航空機との接触事故が発生してもおかしくない状況にあることがわかっていただけると思います。(以下の参考記事は実際に飛行機とドローンが接触した場合を想定して作られたフィクション映像の紹介記事です。)

<関連記事>
【動画紹介】ドローンが飛行機と接触!?

 

今ぼくがいちドローンパイロットとしてできることは、こうして記事を書くことにより空港周辺での違法ドローン飛行がいかに危険かを情報発信することくらいしかできません。

この記事を読んで状況の深刻さを知ったという方、どんなに小さなことでもいいので(それがたとえ一つのツイートであっても)、何らかのアクションを起こしていただけると、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。

多くの人が声を上げることが、きっと空の安全を守ることに繋がると信じています。

 

<Source>
http://www.scmp.com/news/china/society/article/2094266/over-240-flights-affected-10000-travellers-stranded-after-drones?amp=1

【ドローンと空の安全】イギリスロンドンヒースロー空港で2機のドローンが航空機とニアミス

2017年4月は本当に多いです。ドローンと旅客機のニアミス。

直近の投稿ログを見てみても、

【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される

ご覧の通り、カナダ、中国、そして今回のイギリスと世界各地で頻繁に発生していることがわかります。

 

 

今回報じられた事件、イギリスの民間航空当局CAAの発表によれば、2機のドローンが航空機とニアミスを起こすのは史上初の出来事とのこと。

上空およそ5500フィート(1600メートル)を飛行していたエアバスA320機のクルーが2機の丸い形をしたドローンを近くに目撃。パイロットの証言によると”ドローンは継続して視界の範囲内にあった”とされ、航空機から約500メートルの位置にあったと推測されています。

そして30分もしないうちに今度は同じくヒースロー空港に向かっていた別のボーイング777機が、上記で報告されたとされるうちの1機のドローンとわずか50メートルの位置を飛んでいたと報告。

ドローンは4本の突起を持つ白い機体で2メートルほどの幅をもっていたとされ、最初に目撃された2機のドローンのうちの一つと考えられています。

 

CAAの定める規制によればドローンは上空120メートル以上もしくは空港周辺を飛行することは禁じられています。目撃された高度が1500メートル以上であることと機体のサイズから特別にカスタマイズされた機体なのかもしれません。

イギリス国内の航空事件を定期的にレポートしているUKABの月次報告書によれば、2017年3月には5件のドローンと航空機のニアミスが報告されており、これにより過去12ヶ月の合計件数は62件にものぼると報告しています。

昨年2016年の1年間だけでドローンが関わる事件(プライバシーの侵害、刑務所への密輸を含む)は3456件が報告されており、2015年の1237件に比べると3倍近くにまで増加しています。

 

<Source>
http://www.firstpost.com/sports/passenger-plane-at-heathrow-airport-came-close-to-hitting-two-drones-says-report-3415178.html/amp

【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される

今度はドローンのお膝元とも言える中国でのドローン関連事件です。

中国の成都流国際空港は24日、先週4月17日週に空港周辺で発見された違法ドローン4機のため60フライト以上に影響、およそ10000人の乗客が空港で立ち往生する結果となったと発表しました。

同報告によれば当空港でのドローン目撃事件は最近だけでも3件目。

この数字を見るだけでも、中国におけるドローンと航空機のニアミストラブルの状況は深刻であると言えます。

なにせ、ぼくは今この記事を2017年4月25日に書いていますが、直近で同じようなドローンと航空機関連トラブルの記事を書いたのはつい最近の4月21日のこと。

たったの3日前なのです! (下記記事参照)

<関連記事>
【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

 

正直な気持ち、他に書きたい記事が山ほどあるのですが、こうしたドローンと空港・航空機関連の事件があるたびに事の重大性、状況の深刻さをみなさんに知らせるために、他のトピックを中断してまでしてこうしてドローンと航空機関連の事件記事を書き、世の中に発信しています!  事態はそれほど深刻な状況なのです。

 

話がそれてしまいましたが、この影響を受けた60フライトのうち、58フライトは近隣の空港に振り返るなどの対応が行われましたが、残りの4つのフライトは引き返さざるを得なかったといいます。

同じ報告はある1機のドローンは着陸中の航空機のまさに直下を飛行していたとも報じています。

 

この事件だけではなかった

同じ成都市では22日、ドローンを違法飛行させたとして一人の男性が逮捕される他、4月11日には11機の飛行中の航空機がドローンが航路付近を飛行していたとして他の空港への着陸を余儀なくされた他、12日には同じ理由で19のフライトが別の空港への振替を行ったとしています。

同市の航空安全当局は違法ドローン飛行に関する情報を提供したものにおよそ11000香港ドル(約15万円)の懸賞金を出しているとのことです。

また、同市におけるドローンが航空機の運行に影響を与えた事件の数は2015年の4件から昨年2016年は23件にまで増加。

これは同じ2年間の間にドローンがますます一般的になったという事実と相関しています。

 

さらに今年に入ってから中国本土南西地区におけるドローンと航空機関連の事件の数はすでに10件に到達。

昨年5月には空港域内の上空でドローンが発見されたことにより90分に渡り空港が閉鎖、およそ55のフライトの離着陸に影響が出たと報告しています。

同市のメディアは航空安全のためにも現在よりも厳しい追加のドローン規制を敷くことを強く要求。23日日曜日に放映された中国中央テレビは、

ドローンは我々の生活の利便性やエンターテイメント目的として利用すべき一方で、航空の安全を守るためにもより強固な規制ができるだけ早く導入されるべきだ

とコメントをしています。
<Source>
http://m.scmp.com/news/china/society/article/2089974/drone-flights-disrupt-southwest-chinese-airport-third-time-recent

【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

前回ドローンと航空機のニアミスをこのブログで紹介したのが4月2日。

今日が4月21日なので約3週間あけて、また同じドローンと航空機のニアミス事件。

それだけ世界ではこうした事件が頻発しているということがわかっていただけると思います。

<関連記事>
【ドローンと空の安全】ロンドンヒースロー空港に向かっていた旅客機がドローンとニアミス 上空なんと3000メートル

 

今回事件が起きたのはカナダオタワ空港。2017年4月18日。

着陸態勢に入ったエアカナダエクスプレスのボンバルディア機がおよそ上空450メートル(1500フィート)を飛行中、乗務員がドローンを目撃。

乗務員は「ドローンを回避せざるを得なかった」と発言しています。

 

そして驚いたことにドローンを目撃した乗務員が管制塔に報告をした時の肉声がSoundcloudにて公開されています。

上のツイートに埋め込まれている再生ボタンを押すと音声を聞くことができます。(英語)

「ちょうど今我々の機体の左翼をドローンが横切って行った。」

とはパイロットの発言。飛行中にドローンを目撃したため、回避行動を取った結果の発言と思われます。

報告を受けた管制塔はすぐさま他の航空機のクルーに連絡。

予定とは異なる滑走路を使用するように指示を出したとのことです。

エアカナダエクスプレス便はその後無事にオタワ空港に着陸。

怪我人等は出ませんでした。

 

オタワ空港のCEO Mark Laroche氏は、

「こうした事件は増加傾向にある。ますます多くのホビー用ドローンが販売されるようになり、多くの人が購入している。中には注意深く安全な方法でドローンを飛ばさない人もいる。空の安全を脅かす憂慮すべき状況だ。」

というコメントを出しています。

 

カナダと言えばつい先月3月にレクリエーション目的飛行のドローン規制を強化したばかり。

そのあまりの厳しさに多くの批判を浴びた施策でしたが、この事件により彼らの規制強化の判断が、残念ながら、正しかったということを世間に知らしめる格好の機会となってしまいました。(カナダの規制強化について興味のある方は以下の記事を参照ください。)

<関連記事>
【海外ドローン事情】カナダ ホビー目的ドローン飛行の規制を強化!!

 

オタワ空港近くでドローンが目撃されたのは今回が初めてではありません。

過去にも2016年5月にWestJet航空のパイロットが空港上空でドローンを目撃する事件が発生しています。(下記外部記事参照)

<関連外部記事(英語)>
Fighter jets scrambled after drone spotted near Ottawa airport

 

Mark Laroche氏はまたオタワ空港空域でのドローン検知システム導入も検討していることも言及しています。

 

事態はとにかく喫緊です。いつ実際の衝突事故が起きてもおかしくありません。

皆さんも決して空港のそばではドローンを飛行させないように注意してください。

 

<Source>
http://www.cbc.ca/beta/news/canada/ottawa/drone-reported-ottawa-airport-1.4075251

【ドローンと空の安全】ロンドンヒースロー空港に向かっていた旅客機がドローンとニアミス 上空なんと3000メートル

エイプリルフールではありません。

世界のあちこちでドローンと航空機のニアミス、空港周辺でのドローン目撃事件が多発している現在、各国空港や航空管轄当局では一定期間ごとにこうした事件の概要をまとめたレポートを公開しています。

今回、最新のレポートで明らかになったのはイギリスでの事例。

ロンドンヒースロー空港に向かっていた着陸態勢中の旅客機エアバスA320が上空なんと3000メートル(10000フィート)でドローンと思われる飛行物体とわずか20メートルの距離でのニアミス。

報告によるとドローンは航空機の翼幅の範囲にあったとのことで、少しでも位置が違えば大惨事になっていた可能性があります。

 

<関連記事>
ドローンと航空機の事件のツイートをまとめるモーメントを作成

【海外ドローントラブル】台湾人観光客 カンボジアプノンペンの王宮前でドローン飛行により逮捕

最近はほんと多いです、こういう事件。みなさんも海外は気をつけましょう。

 

今度は台湾人観光客がドローン関連トラブル。

カンボジアの首都プノンペンを旅行中の台湾人観光客の男性(38)がプノンペンの王宮周辺でドローンを飛行させていたとして現地警察に逮捕されました。

王宮周辺はNo Drone Zoneに指定されておりこの男性は政府からの許可なくドローンを飛ばしていたとして地元警察から尋問。(アンチテロリズム警察というのがあるようです。決して治安が良い国ではないですからね)。

<関連記事>
【海外ドローン規制】カンボジア 首都プノンペン中心部にドローン禁止令

ドローンのカメラには王宮前の庭園が写っていたそうですがこれらはすべて違法動画として警察により消去され、この男性は釈放されました。

ドローンも一時没収されましたが釈放とともに男性に返還されています。

 

ちなみにカンボジアだけではなくタイの王宮周辺もNo Drone Zoneです。

<関連記事>
海外ドローントラブル】タイ バンコク王宮周辺でドローンを飛ばしていた外国人グループが警察に拘束

 

十中八九他の国でも王宮周辺は飛行禁止エリアに指定されていると思いますので海外をドローンとともに旅する方は十分気をつけてください。

 

ドローンを持って海外を旅したいという方はこちらの記事も合わせてどうぞ。

<関連記事>
ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

 

<Source>
http://www.bangkokpost.com/news/asean/1215214/taiwanese-tourist-arrested-at-phnom-penh-palace-with-drone

DJI Matrice200はドローンが脅かす空の安全を救うか?

先日発表されたDJI Matrice200。

MatriceはDJIが開発する産業用途向けドローン。橋梁や鉄塔などの点検や建設予定エリアの3Dマップ作成情報収集などに利用される目的で作られています。

このMatriceの最新シリーズが今回発表された200シリーズ。

そしてぼくが注目したのが、先日もツイートした通りこのドローンに搭載されている安全性向上のための機能、有人航空機の検知です。

 

そう、Matrice200シリーズには周辺の有人航空機が発する飛行位置や高度を知らせる情報を受信することのできる受信機が搭載されるのです。

この有人航空機が発生する飛行位置や高度を知らせる情報はADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)と呼ばれ、M200シリーズにはADS-B信号を受信する装置が搭載。

ADS-B信号のトランスミッターを搭載した有人航空機からは、航空機を一意に特定するIDと飛行機の位置情報(緯度、経度)や飛行機の速度(水平速度、上昇、下降速度)などが発信され、数百キロメートル離れた位置から受信が可能。

 

パイロットに対して近くを飛行する航空機の有無を知らせることができます。

 

ちなみにこのADS-B信号は飛行中の民間航空機の位置をリアルタイム表示するウェブサービスFlightradar24でも確認できるそうです。

確かに下記の画面の左上にADS-Bの表記がありますね。

Screen Shot 2017-03-05 at 11.43.57.png

 

 

ぼくがなぜこの航空機検知機能に反応したかというと、もう読者の方はご存知かもしれませんが、ドローンが脅かしつつある空の安全を救う救世主となりうると思ったからです。

現在、世界中でドローンと航空機のニアミス、空港でのドローン目撃事件が頻発しています。

ここ数ヶ月のツイートをざっと見る限りでも、

海外のニュースメディアではこうしたドローン関連の事件が日常的に報道されるのはもはや珍しくありません。

ADS-B受信機を搭載したMatrice200シリーズはこうした事件をなくし、空に安全をもたらす救世主となりうるのです。

ただし問題点はADS-Bは全ての航空機に搭載されているわけではないということ。ADS-Bを発信機が搭載されていない航空機の情報は当然ながらMatrice200では受信できないわけです。

 

ドローンが誕生したことによって変わった空の安全事情。

空の安全を確保するためにはドローンだけではなく航空機側にも何らかの対応が必要になることは間違いありません。

 

 

<Source>
http://www.bbc.co.uk/news/amp/39106520

【海外ドローントラブル】タイ バンコク王宮周辺でドローンを飛ばしていた外国人グループが警察に拘束

ぼくは以前からこのブログで海外で観光客や外国人がドローンを飛ばしてトラブルに巻き込まれる事例を発信してきましたが、とうとう自分が暮らしているタイ バンコクでも同じような事件が起きてしまいました。

 

バンコクの街の中心部から少し離れたところにある王宮。

外国人も中に入って見学することができるため、バンコク観光の目玉といってもいいほど有名な場所であり毎日多くの人が訪れています。

 

王宮(Grand Palace)はここにあります⬇️

 

ですがこの王宮周辺エリアはドローン飛行禁止ゾーン No Drone Zoneに指定されています。

今回拘束された外国人達がこのことを知っていて敢えて飛ばしていたのか、全く知らなかったのかは定かではありません。

王宮と聞くと多くの人が想像できるように基本的には王室の居住地、公務が行われる場所だったり各種儀式が執り行われる場所なわけです。

かなり重要な施設ということがわかりますよね。バンコクにある王宮も周辺には多くの警備員が配置されています。

こういう場所はNo Drone Zoneに指定されていることが多いというのは以前この記事でも書いています。

<関連記事>
ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

ドローンを飛ばしていいかの判断には良心を使うべきという点はこちらに詳述しています。

<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

 

そしてこちら🔽がタイのNo Drone Zoneの標識。

写真下にあるChanasongkram警察署というのが王宮のあるエリアを管轄している警察署です。

 

事件があったのが2017年3月4日(土)、ちょうど日本の天皇がタイを訪問する前日だったということもあってより強固な警備が敷かれていたのかもしれません。

いずれにせよバンコクにドローンを持って来ることを考えている人は絶対に気をつけなれければいけない点であることには変わりません。

 

※この事件に関してはこの記事を書いている現在はまだ英語メディアでのニュースにはなっていないようです。(タイ語の現地メディアでは報道されているかもしれませんが。)

更新がありましたらまたこちらでアップデートします。

イギリス イーストミッドランド空港にてドローンと航空機のニアミス発生

イギリスのイーストミッドランド空港に向かっていた旅客航空機ボーイング737が空中でドローンとニアミスしていたという報告がThe Sunに掲載されています。

事件が起こったのは昨年2016年10月1日。

航空機は着陸準備に入っている途中で地上およそ6000フィート上空を飛行中でしたが、その時パイロットが機体よりわずか上空を飛行しているドローンを目撃。航空機からの距離はたったの30mほど。

6,000フィートはおよそ1,800メートル、地上から約2Kmの高さを果たしてドローンが飛行できるのか不明ですが、ドローンは赤と黒の機体で50cm-100cm四方の大きさだったということです。

イギリスで定められているドローンの法律ではドローンは上空400フィート(およそ120m)以上はCAA(イギリスの民間航空当局)の許可なしには飛行できないことになっています。

UK Airprox Board (UKAB)のレポートによれば、イギリス国内だけでも過去1年間に59件もの航空機とドローンのニアミスが発生しているそうです。

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UKABのウェブサイトより転載 ドローン等が関わる航空機のインシデント推移

航空機のコクピットにカメラが搭載されていれば、それがどのような物体だったのか確認できるんですけどね。

 

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<Source>
https://www.airproxboard.org.uk/Reports-and-analysis/Statistics/Airprox-involving-UAS-Drones-to-October-2016/
http://www.nottinghampost.com/high-flying-drone-nearly-hit-passenger-plane-at-east-midlands-airport/story-30162856-detail/story.html
https://www.thesun.co.uk/news/2949029/drone-near-miss-boeing-737-plane-east-midlands-airport/