米Youtuber CASEY NEISTAT ニューヨーク市でのドローン飛行でFAAの調査配下に

DJIから待望の小型セルフィードローンSparkが発表されたその日、米国Film MakerでYoutuberであるCasey NeistatもSparkをレビューする動画を発表しました。

彼がドローン愛好家であるということはファンの間でも有名で、新しいドローンが出るたびにそのレビュー動画を投稿しています。

今回もSparkのレビューということで、ぼくはその動画を見ていたのですが、動画の中で彼が衝撃的なコメントを述べたのです。

“Sparkのテストをしてみたいんだけど、自分はいまFAA(米国連邦航空局)の調査配下にあるからニューヨーク市内でもうドローンは飛ばすことができないんだ。トラブルには巻き込まれたくないし、無責任だし、みんなもやらないほうがいいよ”

“There is one small problem with testing this though, and that is that I’m under investigation by the FAA and I can’t fly in New York City anymore and so I don’t want to get into trouble, and its irresponsible and you shouldn’t do it either…”,

Casey Neistatによる2017年5月24日投稿のYoutube動画””より

 

その後動画の中で彼はフェラーリをレンタルし、DJIから受け取ったプロトタイプのSparkをテスト飛行するためにニューヨーク市外にまで移動、そこでMavicとSparkの比較テストを行ったのです。

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このブログでも何回か紹介していますが、彼は今までにもニューヨーク市内でドローンを飛行している最中にコントロールを失ってドローンが行方不明になるという事態が発生していました。

<関連記事>
アメリカ人Youtuber Casey NeistatのDJI Mavicが飛行中に行方不明に。

この男2日で2台のドローンを失くすとは。。米Youtuber Casey NeistatがDJI Mavicに続き折り畳み4Kドローンをフライアウェイ・・・

 

彼がFAAの定めるPart107のライセンス(米国における商業ドローン飛行のためのライセンス)を保持しているのかは定かではありませんが、FAAに調査されているという上記のコメント、ライセンスのことは一切言及していなかったことから、おそらく無許可での飛行を繰り返していたものと推測されます。

この件に関してFAAは一切コメントを発表していないことから、調査の背景やステータスについての詳細は現時点では明らかになっていません。

 

 

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【ドローンと空の安全】中国重慶国際空港でドローン目撃 240フライト10,000人以上の乗客に足止め

先月からに引き続き中国では空港とドローンのトラブルが発生しています。

幸いにもけが人等一切発生していないようですが、250フライト、10000人以上の乗客に影響を与えるほどインパクトは甚大です。

中国重慶市の重慶江北国際空港は2017年5月12日(金)現地時刻9時28分、空港のブログアカウントにて、同日夕刻頃に空港近辺で複数のドローンが目撃されたために空港業務に支障を与えていたものの、業務を再開したと発表しました。

しかし、そのわずか1時間後、同ブログアカウントはドローンにより再度空港業務に影響が発生したと発表。同日午後11:30頃になってようやく通常業務に復旧しました。

この事件により40以上ものフライトが近隣都市への着陸を余儀なくされ、60以上のフライトがキャンセル。140以上のフライトが遅延となり10,000人もの乗客に多大な影響を及ぼしました。具体的な金額は明らかになってはいませんが、フライトがキャンセル、遅延になったことによる金額的インパクトも相当なものと予想されます。

 

同市のドローン規制状況に目を向けてみると、事件が起きるちょうど2日前、地元重慶市の保安委員会はドローン並びにUAVの違法使用に対するより強固な取り締まりのための対策をアナウンスしたばかり。

ルール違反のドローン飛行を行ったものに対して14500USD(およそ150万円)の罰金が課せられます。

 

中国でも空港近辺でのドローン目撃が急増加している

中国の民間航空当局の統計情報によれば、中国国内でドローンが空港の業務に影響を及ぼした事件の数は2015年の4件から昨年2016は23件にまで増加しています。

また、今年2017年だけでも同様の事件が中国南部だけですでに10件に上っています。

直近の類似事件では雲南省の昆明長水国際空港(Yunnan’s Kunming Changshui International Airport)において、今年2月から6件のドローン目撃事件が発生しています。

状況は中国に限ったことではありません。下記記事のように世界各地で頻発しています。

<関連記事>
【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される
【ドローンと空の安全】イギリスロンドンヒースロー空港で2機のドローンが航空機とニアミス
【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

 

こうした情報を見ると、いつ実際に航空機との接触事故が発生してもおかしくない状況にあることがわかっていただけると思います。(以下の参考記事は実際に飛行機とドローンが接触した場合を想定して作られたフィクション映像の紹介記事です。)

<関連記事>
【動画紹介】ドローンが飛行機と接触!?

 

今ぼくがいちドローンパイロットとしてできることは、こうして記事を書くことにより空港周辺での違法ドローン飛行がいかに危険かを情報発信することくらいしかできません。

この記事を読んで状況の深刻さを知ったという方、どんなに小さなことでもいいので(それがたとえ一つのツイートであっても)、何らかのアクションを起こしていただけると、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。

多くの人が声を上げることが、きっと空の安全を守ることに繋がると信じています。

 

<Source>
http://www.scmp.com/news/china/society/article/2094266/over-240-flights-affected-10000-travellers-stranded-after-drones?amp=1

【ドローンと空の安全】イギリスロンドンヒースロー空港で2機のドローンが航空機とニアミス

2017年4月は本当に多いです。ドローンと旅客機のニアミス。

直近の投稿ログを見てみても、

【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される

ご覧の通り、カナダ、中国、そして今回のイギリスと世界各地で頻繁に発生していることがわかります。

 

 

今回報じられた事件、イギリスの民間航空当局CAAの発表によれば、2機のドローンが航空機とニアミスを起こすのは史上初の出来事とのこと。

上空およそ5500フィート(1600メートル)を飛行していたエアバスA320機のクルーが2機の丸い形をしたドローンを近くに目撃。パイロットの証言によると”ドローンは継続して視界の範囲内にあった”とされ、航空機から約500メートルの位置にあったと推測されています。

そして30分もしないうちに今度は同じくヒースロー空港に向かっていた別のボーイング777機が、上記で報告されたとされるうちの1機のドローンとわずか50メートルの位置を飛んでいたと報告。

ドローンは4本の突起を持つ白い機体で2メートルほどの幅をもっていたとされ、最初に目撃された2機のドローンのうちの一つと考えられています。

 

CAAの定める規制によればドローンは上空120メートル以上もしくは空港周辺を飛行することは禁じられています。目撃された高度が1500メートル以上であることと機体のサイズから特別にカスタマイズされた機体なのかもしれません。

イギリス国内の航空事件を定期的にレポートしているUKABの月次報告書によれば、2017年3月には5件のドローンと航空機のニアミスが報告されており、これにより過去12ヶ月の合計件数は62件にものぼると報告しています。

昨年2016年の1年間だけでドローンが関わる事件(プライバシーの侵害、刑務所への密輸を含む)は3456件が報告されており、2015年の1237件に比べると3倍近くにまで増加しています。

 

<Source>
http://www.firstpost.com/sports/passenger-plane-at-heathrow-airport-came-close-to-hitting-two-drones-says-report-3415178.html/amp

【ドローンと空の安全】ドローンのお膝元中国でも空港近くで6機の違法ドローンが目撃される

今度はドローンのお膝元とも言える中国でのドローン関連事件です。

中国の成都流国際空港は24日、先週4月17日週に空港周辺で発見された違法ドローン4機のため60フライト以上に影響、およそ10000人の乗客が空港で立ち往生する結果となったと発表しました。

同報告によれば当空港でのドローン目撃事件は最近だけでも3件目。

この数字を見るだけでも、中国におけるドローンと航空機のニアミストラブルの状況は深刻であると言えます。

なにせ、ぼくは今この記事を2017年4月25日に書いていますが、直近で同じようなドローンと航空機関連トラブルの記事を書いたのはつい最近の4月21日のこと。

たったの3日前なのです! (下記記事参照)

<関連記事>
【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

 

正直な気持ち、他に書きたい記事が山ほどあるのですが、こうしたドローンと空港・航空機関連の事件があるたびに事の重大性、状況の深刻さをみなさんに知らせるために、他のトピックを中断してまでしてこうしてドローンと航空機関連の事件記事を書き、世の中に発信しています!  事態はそれほど深刻な状況なのです。

 

話がそれてしまいましたが、この影響を受けた60フライトのうち、58フライトは近隣の空港に振り返るなどの対応が行われましたが、残りの4つのフライトは引き返さざるを得なかったといいます。

同じ報告はある1機のドローンは着陸中の航空機のまさに直下を飛行していたとも報じています。

 

この事件だけではなかった

同じ成都市では22日、ドローンを違法飛行させたとして一人の男性が逮捕される他、4月11日には11機の飛行中の航空機がドローンが航路付近を飛行していたとして他の空港への着陸を余儀なくされた他、12日には同じ理由で19のフライトが別の空港への振替を行ったとしています。

同市の航空安全当局は違法ドローン飛行に関する情報を提供したものにおよそ11000香港ドル(約15万円)の懸賞金を出しているとのことです。

また、同市におけるドローンが航空機の運行に影響を与えた事件の数は2015年の4件から昨年2016年は23件にまで増加。

これは同じ2年間の間にドローンがますます一般的になったという事実と相関しています。

 

さらに今年に入ってから中国本土南西地区におけるドローンと航空機関連の事件の数はすでに10件に到達。

昨年5月には空港域内の上空でドローンが発見されたことにより90分に渡り空港が閉鎖、およそ55のフライトの離着陸に影響が出たと報告しています。

同市のメディアは航空安全のためにも現在よりも厳しい追加のドローン規制を敷くことを強く要求。23日日曜日に放映された中国中央テレビは、

ドローンは我々の生活の利便性やエンターテイメント目的として利用すべき一方で、航空の安全を守るためにもより強固な規制ができるだけ早く導入されるべきだ

とコメントをしています。
<Source>
http://m.scmp.com/news/china/society/article/2089974/drone-flights-disrupt-southwest-chinese-airport-third-time-recent

【ドローンと空の安全】カナダオタワ空港着陸途中の航空機の左翼をドローンが横切る

前回ドローンと航空機のニアミスをこのブログで紹介したのが4月2日。

今日が4月21日なので約3週間あけて、また同じドローンと航空機のニアミス事件。

それだけ世界ではこうした事件が頻発しているということがわかっていただけると思います。

<関連記事>
【ドローンと空の安全】ロンドンヒースロー空港に向かっていた旅客機がドローンとニアミス 上空なんと3000メートル

 

今回事件が起きたのはカナダオタワ空港。2017年4月18日。

着陸態勢に入ったエアカナダエクスプレスのボンバルディア機がおよそ上空450メートル(1500フィート)を飛行中、乗務員がドローンを目撃。

乗務員は「ドローンを回避せざるを得なかった」と発言しています。

 

そして驚いたことにドローンを目撃した乗務員が管制塔に報告をした時の肉声がSoundcloudにて公開されています。

上のツイートに埋め込まれている再生ボタンを押すと音声を聞くことができます。(英語)

「ちょうど今我々の機体の左翼をドローンが横切って行った。」

とはパイロットの発言。飛行中にドローンを目撃したため、回避行動を取った結果の発言と思われます。

報告を受けた管制塔はすぐさま他の航空機のクルーに連絡。

予定とは異なる滑走路を使用するように指示を出したとのことです。

エアカナダエクスプレス便はその後無事にオタワ空港に着陸。

怪我人等は出ませんでした。

 

オタワ空港のCEO Mark Laroche氏は、

「こうした事件は増加傾向にある。ますます多くのホビー用ドローンが販売されるようになり、多くの人が購入している。中には注意深く安全な方法でドローンを飛ばさない人もいる。空の安全を脅かす憂慮すべき状況だ。」

というコメントを出しています。

 

カナダと言えばつい先月3月にレクリエーション目的飛行のドローン規制を強化したばかり。

そのあまりの厳しさに多くの批判を浴びた施策でしたが、この事件により彼らの規制強化の判断が、残念ながら、正しかったということを世間に知らしめる格好の機会となってしまいました。(カナダの規制強化について興味のある方は以下の記事を参照ください。)

<関連記事>
【海外ドローン事情】カナダ ホビー目的ドローン飛行の規制を強化!!

 

オタワ空港近くでドローンが目撃されたのは今回が初めてではありません。

過去にも2016年5月にWestJet航空のパイロットが空港上空でドローンを目撃する事件が発生しています。(下記外部記事参照)

<関連外部記事(英語)>
Fighter jets scrambled after drone spotted near Ottawa airport

 

Mark Laroche氏はまたオタワ空港空域でのドローン検知システム導入も検討していることも言及しています。

 

事態はとにかく喫緊です。いつ実際の衝突事故が起きてもおかしくありません。

皆さんも決して空港のそばではドローンを飛行させないように注意してください。

 

<Source>
http://www.cbc.ca/beta/news/canada/ottawa/drone-reported-ottawa-airport-1.4075251

【ドローンと空の安全】ロンドンヒースロー空港に向かっていた旅客機がドローンとニアミス 上空なんと3000メートル

エイプリルフールではありません。

世界のあちこちでドローンと航空機のニアミス、空港周辺でのドローン目撃事件が多発している現在、各国空港や航空管轄当局では一定期間ごとにこうした事件の概要をまとめたレポートを公開しています。

今回、最新のレポートで明らかになったのはイギリスでの事例。

ロンドンヒースロー空港に向かっていた着陸態勢中の旅客機エアバスA320が上空なんと3000メートル(10000フィート)でドローンと思われる飛行物体とわずか20メートルの距離でのニアミス。

報告によるとドローンは航空機の翼幅の範囲にあったとのことで、少しでも位置が違えば大惨事になっていた可能性があります。

 

<関連記事>
ドローンと航空機の事件のツイートをまとめるモーメントを作成

【海外ドローントラブル】台湾人観光客 カンボジアプノンペンの王宮前でドローン飛行により逮捕

最近はほんと多いです、こういう事件。みなさんも海外は気をつけましょう。

 

今度は台湾人観光客がドローン関連トラブル。

カンボジアの首都プノンペンを旅行中の台湾人観光客の男性(38)がプノンペンの王宮周辺でドローンを飛行させていたとして現地警察に逮捕されました。

王宮周辺はNo Drone Zoneに指定されておりこの男性は政府からの許可なくドローンを飛ばしていたとして地元警察から尋問。(アンチテロリズム警察というのがあるようです。決して治安が良い国ではないですからね)。

<関連記事>
【海外ドローン規制】カンボジア 首都プノンペン中心部にドローン禁止令

ドローンのカメラには王宮前の庭園が写っていたそうですがこれらはすべて違法動画として警察により消去され、この男性は釈放されました。

ドローンも一時没収されましたが釈放とともに男性に返還されています。

 

ちなみにカンボジアだけではなくタイの王宮周辺もNo Drone Zoneです。

<関連記事>
海外ドローントラブル】タイ バンコク王宮周辺でドローンを飛ばしていた外国人グループが警察に拘束

 

十中八九他の国でも王宮周辺は飛行禁止エリアに指定されていると思いますので海外をドローンとともに旅する方は十分気をつけてください。

 

ドローンを持って海外を旅したいという方はこちらの記事も合わせてどうぞ。

<関連記事>
ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

 

<Source>
http://www.bangkokpost.com/news/asean/1215214/taiwanese-tourist-arrested-at-phnom-penh-palace-with-drone

DJI Matrice200はドローンが脅かす空の安全を救うか?

先日発表されたDJI Matrice200。

MatriceはDJIが開発する産業用途向けドローン。橋梁や鉄塔などの点検や建設予定エリアの3Dマップ作成情報収集などに利用される目的で作られています。

このMatriceの最新シリーズが今回発表された200シリーズ。

そしてぼくが注目したのが、先日もツイートした通りこのドローンに搭載されている安全性向上のための機能、有人航空機の検知です。

 

そう、Matrice200シリーズには周辺の有人航空機が発する飛行位置や高度を知らせる情報を受信することのできる受信機が搭載されるのです。

この有人航空機が発生する飛行位置や高度を知らせる情報はADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)と呼ばれ、M200シリーズにはADS-B信号を受信する装置が搭載。

ADS-B信号のトランスミッターを搭載した有人航空機からは、航空機を一意に特定するIDと飛行機の位置情報(緯度、経度)や飛行機の速度(水平速度、上昇、下降速度)などが発信され、数百キロメートル離れた位置から受信が可能。

 

パイロットに対して近くを飛行する航空機の有無を知らせることができます。

 

ちなみにこのADS-B信号は飛行中の民間航空機の位置をリアルタイム表示するウェブサービスFlightradar24でも確認できるそうです。

確かに下記の画面の左上にADS-Bの表記がありますね。

Screen Shot 2017-03-05 at 11.43.57.png

 

 

ぼくがなぜこの航空機検知機能に反応したかというと、もう読者の方はご存知かもしれませんが、ドローンが脅かしつつある空の安全を救う救世主となりうると思ったからです。

現在、世界中でドローンと航空機のニアミス、空港でのドローン目撃事件が頻発しています。

ここ数ヶ月のツイートをざっと見る限りでも、

海外のニュースメディアではこうしたドローン関連の事件が日常的に報道されるのはもはや珍しくありません。

ADS-B受信機を搭載したMatrice200シリーズはこうした事件をなくし、空に安全をもたらす救世主となりうるのです。

ただし問題点はADS-Bは全ての航空機に搭載されているわけではないということ。ADS-Bを発信機が搭載されていない航空機の情報は当然ながらMatrice200では受信できないわけです。

 

ドローンが誕生したことによって変わった空の安全事情。

空の安全を確保するためにはドローンだけではなく航空機側にも何らかの対応が必要になることは間違いありません。

 

 

<Source>
http://www.bbc.co.uk/news/amp/39106520

【海外ドローントラブル】タイ バンコク王宮周辺でドローンを飛ばしていた外国人グループが警察に拘束

ぼくは以前からこのブログで海外で観光客や外国人がドローンを飛ばしてトラブルに巻き込まれる事例を発信してきましたが、とうとう自分が暮らしているタイ バンコクでも同じような事件が起きてしまいました。

 

バンコクの街の中心部から少し離れたところにある王宮。

外国人も中に入って見学することができるため、バンコク観光の目玉といってもいいほど有名な場所であり毎日多くの人が訪れています。

 

王宮(Grand Palace)はここにあります⬇️

 

ですがこの王宮周辺エリアはドローン飛行禁止ゾーン No Drone Zoneに指定されています。

今回拘束された外国人達がこのことを知っていて敢えて飛ばしていたのか、全く知らなかったのかは定かではありません。

王宮と聞くと多くの人が想像できるように基本的には王室の居住地、公務が行われる場所だったり各種儀式が執り行われる場所なわけです。

かなり重要な施設ということがわかりますよね。バンコクにある王宮も周辺には多くの警備員が配置されています。

こういう場所はNo Drone Zoneに指定されていることが多いというのは以前この記事でも書いています。

<関連記事>
ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

ドローンを飛ばしていいかの判断には良心を使うべきという点はこちらに詳述しています。

<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

 

そしてこちら🔽がタイのNo Drone Zoneの標識。

写真下にあるChanasongkram警察署というのが王宮のあるエリアを管轄している警察署です。

 

事件があったのが2017年3月4日(土)、ちょうど日本の天皇がタイを訪問する前日だったということもあってより強固な警備が敷かれていたのかもしれません。

いずれにせよバンコクにドローンを持って来ることを考えている人は絶対に気をつけなれければいけない点であることには変わりません。

 

※この事件に関してはこの記事を書いている現在はまだ英語メディアでのニュースにはなっていないようです。(タイ語の現地メディアでは報道されているかもしれませんが。)

更新がありましたらまたこちらでアップデートします。

イギリス イーストミッドランド空港にてドローンと航空機のニアミス発生

イギリスのイーストミッドランド空港に向かっていた旅客航空機ボーイング737が空中でドローンとニアミスしていたという報告がThe Sunに掲載されています。

事件が起こったのは昨年2016年10月1日。

航空機は着陸準備に入っている途中で地上およそ6000フィート上空を飛行中でしたが、その時パイロットが機体よりわずか上空を飛行しているドローンを目撃。航空機からの距離はたったの30mほど。

6,000フィートはおよそ1,800メートル、地上から約2Kmの高さを果たしてドローンが飛行できるのか不明ですが、ドローンは赤と黒の機体で50cm-100cm四方の大きさだったということです。

イギリスで定められているドローンの法律ではドローンは上空400フィート(およそ120m)以上はCAA(イギリスの民間航空当局)の許可なしには飛行できないことになっています。

UK Airprox Board (UKAB)のレポートによれば、イギリス国内だけでも過去1年間に59件もの航空機とドローンのニアミスが発生しているそうです。

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UKABのウェブサイトより転載 ドローン等が関わる航空機のインシデント推移

航空機のコクピットにカメラが搭載されていれば、それがどのような物体だったのか確認できるんですけどね。

 

<関連記事>
イギリス ドローンと旅客航空機の衝突実験を計画

 

<Source>
https://www.airproxboard.org.uk/Reports-and-analysis/Statistics/Airprox-involving-UAS-Drones-to-October-2016/
http://www.nottinghampost.com/high-flying-drone-nearly-hit-passenger-plane-at-east-midlands-airport/story-30162856-detail/story.html
https://www.thesun.co.uk/news/2949029/drone-near-miss-boeing-737-plane-east-midlands-airport/

【海外ドローン事情】UAEドバイが取り組むドローンと空の安全

アラブ首長国連邦UAEのドバイ。

昨年2016年はドローンが空港近くで目撃される事件が3回も発生し、その度にフライトの遅延や空港の閉鎖という事態に追いやられてしまいました。

 

そんなドバイ当局がエミレーツの空を安全に守るための新たな取り組みを行っているとの記事が Times of Indiaに出ています。

昨年のドローン関連事件ののち、ドバイ国際航空の運営当局は空港から5Km以内のドローン飛行は違法である旨を強調。

昨年新しく導入された規制によれば、飛行禁止ゾーンでのドローン飛行に対しては3年までの禁固刑もしくはアメリカドルで27,000ドルの罰金(およそ300万円)を課されることとなりました。

 

ドローンが空港近くで目撃されたとなれば安全の確認が取れるまでフライトの離発着を遅れさせるのは当然のこと。

しかしながら同時にフライトの遅れにより数百万ドルの損失が空港に発生するのも事実。(ドバイ国際空港は世界で最も旅客数の多い空港とも言われ、一旦フライトがキャンセルや遅延となった場合にその振替フライトの手配だけでも相当な金額の保証が発生するのは想像に難くありません。)ただしそれでも乗客の安全には替えられません。仮にそのドローンが飛行中の航空機に衝突なんていうことになったら。。

関連記事
懸念が現実のものに。歴史上初めてのドローンと飛行中旅客機の衝突事故発生か?

 

UAEの民間航空当局はこうしたドローンによる航空機への脅威とバードクラッシュの脅威を比較してこう述べています。

「ドローンはバードクラッシュより予測しづらく、また回避するのもより困難だ。

我々は鳥が移動する時期と場所を予測する手段もデータも保持しているが、ドローンに限ってはどこでいつ現れるのかも予想できないし、操縦者の意図も知る余地がない。」
航空に携わる人物がこうした発言をしているわけですから、
ドローン探知機が一刻も早く全国の空港に導入されることを願うばかりです。

関連記事
ドバイ国際空港 不審ドローンを捉えるドローンハンターを導入

 

何か事件があってからこうした規制強化の動きが出るのはドローン業界に限ったことではありません。

ですがドローンは新しいテクノロジーであるだけにこうした規制が十分に周知・浸透されていないのも事実。他国のニュースや規制の事例をもとに先手を打って自国の規制の制定、周知運用方法を検討していく姿勢が各国に求められます。

 

<関連記事>
【海外ドローン規制】ドバイを有するUAE(アラブ首長国連邦)がドローンのより厳しい規制に向け法整備

 

<Source>
http://www.india.com/news/agencies/uae-grapples-drones-after-airport-closures-1858913/

【海外ドローントラブル】インド タージマハルでドローン飛行の韓国人教授拘束される

このニュースを見たとき正直、またか、と思いました。

 

インドが誇る世界遺産タージマハルでドローンを飛ばしていた韓国人大学教授が現地警察に拘束されるという事件が発生しました。

2017年2月22日、インドの中央保安当局Central Industrial Security Force (CISF)が現地時間の午前7時ごろにタージマハル上空を飛行しているドローンを発見。

すぐに当局スタッフが調査を開始し、地元の人がタージマハルから離れた場所でドローンのリモコンを持っているこの男性を発見。

当局はドローンを下ろすよう命令し、この男性を尋問しましたが、当局の調べに対しこの韓国人男性はこの場所がドローン飛行禁止だとは知らなかったと回答。

その後ツーリストポリスに引き渡され詳細な身分確認が行われたとのことです。

取り調べの後、男性は解放されましたが、事件はデリーにある韓国大使館にも連絡。タージマハルを訪れる観光客に対してドローン飛行を控える旨を通達するよう当局から指示が出されました。

 

インドのタージマハルでドローントラブルが起きるのはこれが初めてではありません。タージマハルというのは場所柄神聖な場所でもあります。ドローンを飛ばすという行為はそうした背景まで含めて考慮されるべきなのです(詳細は下記の関連記事参照)。

<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

 

こうしたモニュメンタルな建造物というのはドローン撮影のターゲットになりやすいのは事実。

上のツイートの写真を見るとわかりますが、この男性が持っているドローンはDJI Mavicのコントローラーと思われます。

小型で持ち運びに適したMavicが発売されたことによってこうした観光地でのドローン撮影を試みるユーザーというのは今後も増えていくことでしょう。

しかしながら知らないということは海外では思わぬ結果を招くことがあります。

知っておけば防げたかもしれないトラブルを防ぐためにも、当ブログは今後もこうした海外ドローン事情を発信し続けます。

 

<Source>
http://www.hindustantimes.com/india-news/south-korean-professor-held-for-flying-drone-in-no-flying-zone-over-taj-mahal/story-VKPjYILNo3i28goVPEMNsN.html

ドローンと航空機の事件のツイートをまとめるモーメントを作成

ドローンと航空機の関連事件、事故をまとめるツイッターモーメントを作成しました。

エアフランスパイロット ワシントンダレス空港での着陸中にドローン目撃

恐ろしい統計です、これ。

ドローンと航空機のニアミス、航空機パイロットが飛行中にドローンを目撃といったニュースはこの統計を裏付けるように頻繁に海外のニュースを賑わす懸念事項になっています。

そしてまた同様の目撃事件が発生しました。

2017年2月10日フランスパリからアメリカワシントンのダレス航空に向かうエアフランスのパイロットがダレス空港への着陸中に機体100メートル上空を飛行するドローンを目撃したというのです。

当時機体は上空700フィート(約210メートル)を飛行中。この高度だとほぼ着陸寸前ですね。

パイロットはドローンを目撃直後すぐに管制塔に報告。

報告を受けた管制塔もすぐさま他のパイロットらに注意を促す報告を行うなどして幸いけが人が出る事故には発展しませんでした。

もし目撃されたのが本当にドローンであれば、210メートルという高度を考えると他の離着陸する航空機と接触する可能性も大きかったと考えられます。

 

こうした事件をできるだけ少なくできるように、一ドローンパイロットとして、これからも啓蒙活動として発信を続けていきます。

 

<補足>
今までもこうしたドローンと航空機の事件を度々ツイッターとブログで発信してきましたが、情報を蓄積しアーカイブとしても活用できるよう、この度ツイッターで専用のモーメントを作成しました。

今後はこちらに関連ツイートをまとめていきます。

 

 

<Source>
http://www.nbcwashington.com/news/local/Paris-to-Dulles-Flight-Has-Close-Call-With-Drone-413452713.html

英BBC作成のドローンとヘリコプターの衝突事故映像が怖すぎる

英BBCが作成したドローンにまつわる映像がネット上で物議を醸しています。

BBCはCasualty(死傷者)というドラマ仕立ての映像シリーズを制作していますが、今回フィーチャーされたのが、そうドローンなのです。

 

ストーリーは以下のような筋立てになっています。

病院へ向かう1機の救急ヘリ。

そこへ男が現れ、何やら思い詰めた様子でドローンを飛ばし始めます。

そしてドローンは飛行中のヘリコプターへ一直線に飛んでいき、そのままヘリ後部へ衝突。

衝突によりバランスを崩したヘリはそのまま地上へ落下。

回転を続けるプロペラが付近の車をなぎ倒し、押し出された車は病院へと突っ込みます。

画面はパニック状態になって逃げ惑う人々の悲鳴と死傷者で埋め尽くされます。

 

英BBCのCasualtyのfacebookファンページにはこの映像を見た人からのたくさんのコメントが寄せられていますが、ドローンに悪いイメージを与えると批判するものもちらほら。

 

“映像はあまりにも科学的な正確さからかけ離れている。重さ数kgのドローンがヘリコプターに近づいたらプロペラからの風力で吹き飛ばされてしまうだろう。”

“BBCのこの映像は近年急激に増えつつあるドローンが空の安全を脅かすという懸念を誇張するものである。”

 

それにしてもリアルですよね。

まるで本当にあった事件を再現しているかのようで、上記コメントはさておき、実際にドローンがヘリコプターと衝突したらこのような事態に発展しうるのではないかと恐怖心を煽られます。

空港付近やヘリコプターの活動エリア付近でドローン飛行が禁じられているというのはどこの国でも共通していること。

規制に対する無知がこうした大災害を引き起こすということに警鐘を鳴らすという意味では個人的には好評価したのですが、皆さんはどう感じましたか?

 

 

制作の裏側も公開されています。

 

<Source>
http://www.wetalkuav.com/bbc-drama-makes-drones-look-bad/
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1029528523811860&id=303765603054826